キャラクター保管所
バックアップ
リスト
モバイル版
ヘルプ
ログイン
Twitterでログイン
登録
トップ
Webサービス
キャラクター保管所
クトゥルフ PC作成ツール
久遠 律
ID:2240268
MD:276f10487e285849f0bd550c94a14b2c
久遠 律
タグ:
つかさ@168
来待市
非表示
簡易表示
通常表示
生まれ・能力値
STR
CON
POW
DEX
APP
SIZ
INT
EDU
HP
MP
初期
SAN
アイ
デア
幸運
知識
能力値
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
その他増加分
一時的増減
現在値
STR
CON
POW
DEX
APP
SIZ
INT
EDU
HP
MP
初期
SAN
アイ
デア
幸運
知識
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
表示
初期値の技能を隠す
複数回成長モード
非表示
簡易表示
通常表示
<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
非表示
簡易表示
通常表示
<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
非表示
簡易表示
通常表示
<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
非表示
簡易表示
通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
非表示
簡易表示
通常表示
<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
↑ページ上部へ
その他メモ
「キリスト教の教えに“信じる者は救われる”ってあるでしょう?あれ、ほんとだよ。信じるって行為がもたらすパワーはすごいんだ。…教えの意図する事と違うって?ふふ、細かいことはいいんじゃないかな。」 心理学部教授。「信じる心」が研究テーマであり、主に各地の宗教をはじめ、宗教と密接な風習、文化について調査している。(心理学、人類学、歴史、オカルト) 宗教は人を導き救うため、つまり、人を幸せにするためにあるものだと思っており、遥か昔からの宗教による争いや事件には心を痛めている。 それと同時に、 ・その土地や人独自の様々な神様を知りたい。 ・ヒトの信仰心が体に与える影響は計り知れない。宗教を正しく用いればヒトを幸せにすることも可能だろう。 ・信じる心がもたらす力は、もしかしたら現在のヒトの限界を超えるかもしれない。 ・争いの歴史のほとんどが宗教絡みのものだ。研究していけば歴史の裏側も覗けるのではないか。 と学者らしい知的探求心を刺激されているようだ。 〇現在に至るまで 来待市(きまち し)の氏神様を祀っている神社の次男として生まれた。誕生日は6月12日。血液型はO型。 弱く育ちにくいとされる男児を荒神から守るという古い風習にならい、女性のような名前をつけられている。なお、本来この風習では一定の年齢まで女児の格好をさせて育てられるのが一般的だが、来待市ではそこまでの風習はなかった。 将来は神職に就くものとして育てられていたが、幼少の頃から参拝客を観察してきた結果、信仰心や各地の神様に興味を持ちその道の研究に進みたいと思うようになった。高校生の進路相談の時に両親に考えを打ち明けたところ、そろそろ本格的な修行に入るべきだと大反対にあった。勘当される寸前まで話がこじれたが、兄の執り成しによりなんとか進学を認めてもらえた(元より兄ほど霊的な力が強くないのも許してもらえた理由だろうか)。大学進学と同時に上京、現在は寮暮らしである。 「兄さんには本当に感謝しているんだ。弟は……別件で僕と同じように両親と言い争いになってね。気づいたらいなくなっちゃったんだって。どこかで元気にしてるといいんだけど…あの子の神様が、守ってくれてるといいなぁ。」 〇現在 神聖な環境で育った影響か、運に恵まれており、神様の存在を信じている。「信じる者は救われる」が彼の座右の銘である(彼は別にキリスト教徒ではない)。 ただし、神様は努力を怠り縋りすぎると見放すとも考えている。 「人事を尽くして天命を待つってやつだね。」 信じる神様は人によりけりだと思っているため、その人にとっての神様を間違いだと否定しない。…が、宗教が悪用されたり、人が不幸になるのなら話は別である。幼少期より参拝客と話した経験を活かし説得する。なるべく人の考えに干渉したくはないが、救える人がいるのなら救いたいというスタンスである。(説得) 中性的かつ年齢不詳な外見をしている。本人も自覚はあるが特に気にしていない。 髪はセミロングだが他の兄弟と違いゆるくウェーブがかかっており、一つで適当にまとめている。 マイペース。研究以外の事は興味がなく頓着しない。逆に、研究に関わることとなると、名前通り(?)意思が強く意外と頑固。講義を講師や助教に任せ、フィールドワークに出てしまうことも。 小食であり、主食は水。このため、フィジカル面は貧弱。 部屋は生活感がない。研究のため各地から集めた物は研究室内に置かれている。考古学の先生にも話を聞くことがあり、仲が良い。 穏やかでゆったりとした口調のため安眠効果がある、と学生たちの間では評判だ。学生から相談を受ける時も、この口調によりリラックスできる人もいるらしい。(精神分析) 一応大学教授なので、論文作成のためのスキルは持ち合わせている。(図書館) 「ワープロが使えるようになるまで結構苦労したんだよねぇ。僕自身デジタルなものは不得手だし、機械類ってすぐ調子悪くなるし…」(兄ほどではないが、機械類と相性が悪い理由は言わずもがな) 研究材料として写真を撮る場合があるが、あまり上手ではない。(写真術) 生まれのせいか、携わる研究のせいか、感覚が鋭い。また、怪しい情報には常にアンテナを立てている。(聞き耳、目星) 世界各地に調査に行くため、世界共通言語である英語は話せる。英語が通じない土地は身振り手振り。(英語、説得) 神様へは毎晩お祈りしている。それ以外にも勝負所ではお祈りして自身を勇気づけることもあるようだ。(芸術:お祈り)(メタ?なんのことかな?) 時々依頼を受けオカルト系の雑誌に寄稿しているらしい。特に自身の出自を隠していないため、神社の生まれということは公表されている。 「ふふ。いくら神社生まれでも、悪霊退散とかそんなことはできないよ。それはお寺さんのお仕事だしね」 ※来待市は創作上の市です。 ※メタなので記載していませんが、口調の柔らかさを表現するため、人の名前はひらがなで表記して話します。 ○来待市 ☆特徴 ・市としては小規模。昔は村だった。地元民が多いが、近年は外の人間もいる。 ・赤い花が年中あちこちに咲いている。季節によって椿、彼岸花等。土壌が特殊なのかもしれない。 ・森の奥に巨大な御神木、更にその奥に洞窟がある。御神木付近にも例外なく赤い花が咲き乱れる。 外部との流通向けの道からは外れるため、辿り着くには地元の人間の案内が必要だと思われる。 ・昔閉鎖的だったからか、まれびと信仰のある地域だったからか、信仰深い人間が多い。若干宗教色が強い。 ・昔は山や森に囲まれ磁場が狂いやすい土地だったため、辿り着けない、行っても無事帰ってこられない可能性が高いような閉鎖的土地だったが、森の開拓及び道路整備が行われたため現在はそのようなことはない。…整備されていない、流通向けでない荒れた道に進んだ場合はどうなるかわからないが。 ☆伝承 その1 『むかしむかし、あるところに。 閉鎖的な村がありました。 その村には、まれびと信仰がありました。異人を異界からの神とし、歓待するのです。そうすれば、神様から加護を賜れると信じられていました。 この光景を滑稽に思った■■は、人々に教えてあげました。 “神をただ歓待したところで、神にとってはそれが当然の扱いなのですから、恩寵などありません。 ですが、神だってただ徒にここを訪れたのではありません。 神は、その身を以てこの地に恩寵がもたらされるようにしてくださっています。 ――この地の人々よ、神を喰らうのです。 神の体は特別ですから――神の一部を体内に取り込むことで、不老不死を得られるでしょう。” 人々は、■■の言う通りにしました。 来待の地は、紅く、鮮やかに染まりました。 ■■は親切なので、まれびとに細工を施し、喰らった人々の時間を止めてあげました。 ――人には過ぎた力なので、いずれは負荷に耐え切れず眠りについてしまうのですが、眠ったまま生き永らえるのですから、説明は違えておりません。 こうして、人々は願いを叶え幸せに暮らしましたとさ。 めでたし、めでたし。』 その2 『ある年、来待に迷い込んだまれびとがいました。 その者は、来待の人々から手厚い歓待を受け、再び旅立てる体力を取り戻しました。 その際、まれびとは言いました。 「近日、大規模な土砂崩れが起きるから避難した方が良い」 と。 来待の人々はその言葉を信じ備えたところ、本当に土砂崩れが発生しました。まれびとの言葉を信じた来待の人々は無事助かりました。 神の言葉は信じなくてはならない…来待の人々は改めてそう思いました。』 その1とその2では大分内容に差異があるように思えるが、事実関係を確かめる術はない。 一方、次のような都市伝説もある。 年齢、性別不詳な容姿の多さから『来待の人間は神(まれびと)を喰らったから寿命が延びている。不老不死なのだ』と。 実際は、来待の血筋的にそう見える容姿の人間が多いというだけだろう。 ○蛇足 ・最近知人から「変わった症状の患者がいる」と相談を受け面会した青年がおり、興味本位から時々見舞いに行っている。 ・PLの所感 傍観者。物語の紡ぎ手というより見守り手な印象。一歩引いて人間を見守るエルフのようなイメージ。 現時点SANが減るような経験をしてもクリア後回復により元通りになっている。減りもしないが増えもしない。 順応性が高いのか、それとも狂気に慣れてるのか、彼にとってはそういった経験すら特別なことではないのか…正直不気味に思うPLだった。 ○同PLの他PCからの所感(知人等のみ) 悠 「なんというか、生まれながらの聖職者ってやつか?なんでもいいが、これからもよろしく頼む。」 仮屋 「ノーコメントですー(嫌いですー)」 祈 「んー。一言で表現するならば、『善良な狂人』『清廉なる異端』って感じかな~」 「そういえば、君の言う神様の話聞こうとしたのに結局はぐらかされちゃってるんだよね!いや、本人からしたらそのつもりはないんだろうけどさ~」 「この私が相手ぺースに飲まれちゃうとかほんと自由だな君は!」 神楽 「不思議なものだ。貴殿の人を安心させる雰囲気はなんなのだろうな」 鬼瓦 「面識はあるが…………。価値観は近いほう…いや、根本的に違う部分があるな」 「時々同じ人間ではないのではないか、と思うことがある」 紡 「律?あー、あいつ意外と頑固なんだよなぁ…ま、それくらいマイペースな方がちょうど良いと思うぜ」 「お前さんはお前さんの生きたいよう生きればいいさ。後悔しないように、な」 調 「ははは。流石血の繋がりがあるだけのことはある。私との共通点が多く見られるね」 「しかし、ここまで色々似るとは、奇妙な縁もあるものだ。うん?勿論姿形のことじゃないさ。容姿はそれなりに剥離する部分もあるからね」 以下クリア済みシナリオ(ネタバレ含む) ①DAISUKE様作『カクテルドレスを脱がさないで』 KP:焼き魚様 PL:柏木 まあさ様(PC:姫小路 夜空)、つかさ クリア報酬等:SAN変動なし。芸術(ダンス)+1 ②『Dear my friends.』 天体様 KP:柏木 まあさ様(KPC:クラリッサ・ジル・アレクシア) PL:焼き魚様(PC:風越 翔)、つかさ クリア報酬等:SAN+9、心理学+1 ① ◯ある日の助手の雑記 先生が帰ってきた。 今回は頸城探偵事務所からの依頼でパーティに行くと言っていたな。突然ドレスコードの相談をされ、問題ないか一緒に確認し(多少の小言を添えて)送り出したのだ。 フラフラと心のままに行動するのはいつものことだが、先方に何か迷惑をかけていないだろうか。一応後で自分からもご挨拶せねば。 「おかえりなさい、先生。先方に迷惑か…」 言葉はそこで途切れた。 いつもなら「ふふ、ただいま。つづらさん…楽しかったよ。」などと微笑み混じりに返事が返ってきたり、そのままマシンガントーク(といっても口調はゆったりしているが)をかまされることも珍しくない。そんな先生が、彼には似つかわしくない難しい顔をして、何も言わず奥の研究室に引っ込んでしまった。 ……………。 何か、あったのだろうな。 先生は基本的に穏やかな笑みを浮かべているような人だが、表情豊かな方ではない。よく知らない人が見たら、いつも通りの彼に見えただろう。 しかし、あれは明らかに気落ちしている。少なくとも私の目にはそう見える。 ——頸城探偵事務所。そういえば、以前先生の論文の依頼を受けた際、名刺をもらっていたな。 何があったのか、先生の助手として知る権利はあるだろう。 …いや、助手としてなどともっともらしい事を言ったが、単に先生のことが心配なのだ。いつもあの方の行動に振り回されてばかりだが、彼のことも、彼と過ごす日常も、なんだかんだ大好きなのだから。 ——パーティ会場で起きたとある事件が世間を騒がせるのは、それから少し後の話である。 ◯某日夜の対話 ごめんね。今日はいつもより遅くなっちゃった。待ったかな?…そう、良かった。 ん?いつもより元気がなさそうだけどどうしたのか?……聞いてくれるの?ありがとう。 僕ね、君にも途中話したから知ってると思うけれど、探偵さん達と潜入調査のためにパーティに出席したんだ。…ふふふ、やっぱりお見通しか。そうだね。僕の場合、サバトに興味を惹かれたから。 それで、知らない神さまのことがまた知れたんだ。………嬉しくなさそう?うーん、それはちょっと違うかな。 僕はね、確かにあの時高揚したんだ。儀式を行った彼女…パンフルートを吹きながら「お父様(かみさま)」を待ちわびる姿は、とても幸せそうで。心奪われてしまったよ。彼女を見て、一瞬これは本当に悪いことなのかわからなくなっちゃった。…ふふ、大丈夫だよ。本当に一瞬だから。 だけど……同時に悲しいと思った。この悲しみはいつものとは違ってね。今までは、神さまのことを知って嬉しいと思ったり、宗教による争いでたくさんの人が不幸になって悲しいと思ったりしていたけれど……この悲しいは初めて…。 ううん。この気持ちはきっと、悲しいではないんだろうね。 怖い、かな。うん。ほんの少しだけ、怖いと思った。 目の前でたくさんの人が死んだ。儀式のせいでたくさんの人が不幸になってしまった。勿論、僕も神さまのことを知りたくて宗教を研究している身だから、そういった類…所謂「異端」「凄惨」と言われるような儀式の内容は知っているよ。でも、そういった儀式を目の当たりにするのは初めてだったから…少し、驚いちゃったのかな。 彼女の姿を見て一瞬揺らいでしまったけれど。やっぱり、たくさんの人が不幸になる方法は間違っている。宗教は神さまとわかりあうため、人を幸せにするためにあるのに、あれは悲しいこと。僕はそう思う。 …ふふふ。嬉しいのに、悲しい、怖いだなんて、不思議だね? この世界にはまだまだ僕の知らない神さま、宗教があるんだろうね。…今回のような事も潜んでいるんだろう。 神さま、宗教によってたくさんの人が不幸になるのは嫌だなぁ。今回は探偵さん達がいたから最悪の事態は防げたけど…あ、そうそう。一緒に参加した女の子にも神さまがいたんだけれどね。彼女、すごく疲れているようだったから、彼女の神さまに優しくしてあげてってお願いしておかないと。…え?……ふふ、彼もなんだかんだ優しい人だと思うよ? えーっと、それで、なんの話をしていたんだっけ。 …そうだね。本当は、ありのままの人の信仰心を見たいから、その心を捻じ曲げるのは不本意なのだけれど…それでたくさんの人が救えるのなら、僕は…… うん?もう怖くないのか?…全く怖くないわけではないけれど…それよりね、わくわくするんだ。だって、色んな神さまのことが知れるんでしょう?それはとっても素敵なことだ……!他にはどんな神さまがいるんだろうね…? …どの僕が本当の僕かって?僕は僕だよ? ………ふふっ、君がいると本当に心強い。これからも一緒にいてくれると嬉しいな。離れていても、心は一緒だよ。 ○終わりと始まり ――気づけば、紅い世界を歩いていた。 故郷のようで故郷でない、不思議な世界だ。 一面に紅い花が咲き誇っているが、踏みだせばぐちゃりと音がして、足元が安定しない。地に目を向けると、その地は土ではなく血と肉でできており、まるで生きているかのように蠢いている。 空を見上げれば、血が滴り落ちるかのような瑞々しさを孕んだ月が、世界を紅に染め上げる光を放ちながら自分を見下ろしていた。 ……はて、自分の五感は可笑しくなってしまったのだろうか。 そう思いつつも、特に恐怖に呑まれることはなかった。 感じるのは、懐かしさや安心感。欠けていたものが埋まる感覚。 トン、と不意に背を押された。 振り返ることはできなかったが、その手を知っているような、知らないような……いずれにせよ、言えることは悪い感じはしないということだ。 ぐにゃぐにゃとした地をなんとか踏みしめ、血に身体を染められながら、進む、進む、進む。 次第に足元の『地』は滑りを増し、紅い泥沼に身体が沈み込むようになった。やがて、全身が血と肉に覆われた。 噎せ返るような鉄と脂の匂いや滑り気に包まれたが、それでも抵抗する気は起きなかった。 沈んで、沈んで、沈んで――そうして辿り着いた先には、知っている存在があった。 「ああ、ようやく再会できたね。僕の神さま。」
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ
エラーメッセージ
「クトゥルフ神話TRPG」は
ケイオシアム社
の著作物です。
クトゥルフ神話TRPG