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ステゴロヤンキーギャルバンドマン大学生。 沖縄の歌舞伎町とも呼ばれる松山市に生まれた。 父は幼い頃に蒸発し、母はアルコール依存症の気狂い。そんな家庭環境のせいか、中学校に上がる頃には既に不良と呼ばれていた。 米軍仕込の格闘術を持ち、女子中学生ながらに腕っぷしの強さで周りに一目置かれ、それが彼女の居場所となった。 しかし、高校生二年生のとき、とあるロックバンドと運命の出会いを果たす。今まで目標など持たなかった彼女だが、その姿には強烈に憧れた。 その日から彼女は家を脱出する計画を練り始める。熟慮の末、目標を大学進学に定めた彼女は猛勉強を始めた。 教師からは鼻で笑われ、仲間から気が狂ったと思われた。しかし、どのような神が味方したのか、彼女は国立啓都大学に合格を決めた。 入学後はお金の問題に追われつつも、ようやく憧れだったギターも手にし、大学生活を謳歌している。 特に入学式で出会った酉名丁は、地元にいた頃には決してできなかったであろうタイプの友人であり、かけがえのない存在である。不良仲間は同病相憐れむ仲間であっても、友人とは少し違う存在だったのだ。そういう意味では初めてできたまともな友人であるかもしれない。 一方で、地元に残した母親のことを気がかりに思っている。 「辜月のN」 ロスト。

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