タグ： 繰(くくり) 谷崎潤衣 ヨシアキ

「おねぇさんの名前はくくり。苗字については聞かないでねぇ？デリケートだから」 「名探偵のぉ、目ぇたんねぇ～～…………にゅふふふ」 「畢竟、くくりはこの事件の行く末を面白おかしく見届けることにするのだった……なんちて」 白髪と眼鏡な女。 ナイスなバデーとちょっち透けた格好が魅惑的。 下らない駄洒落好きで、常に飄々とした態度を取るのも相まってかなり適当な人間に見られる。 推理小説好きで様々な探偵を訪ねては刺激的な事件のエピソードを聞き出そうとしているものの、現状の収穫は無いに等しい。 微禄した旧家の出であり幼少の頃に色町に売られている。 護身のために合気を習得したのはこの時期。 その後然るべき人の養女となって輿入れした。 ほどなく地方の医大に合格するが────くくり曰くコナンドイルに憧れて────中退している。 その際に一悶着あって養親からも勘当され、それから現在に至るまで道楽の日々を送っており職に就いたことはない。 ……しかしてその正体は知る人ぞ知る官能小説家"谷崎 潤衣(たにさき うるい)"である。 『嫁繰り』で鮮烈なデビューを果たし、その後も短編集『妻弾き』、『愛娘』など数々のベストセラーを生み出し人気作家としての地位を確固たるものにした。 　しかし数年前『隠(なばり)』を脱稿すると同時にはたと執筆を辞めてしまった。 界隈では様々な憶測が飛び交っているが潤衣は姿を消したままであり、真相は闇の中である。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ