タグ： 浮さんちの子

▶天使たちの黙示録 HOⅡ｢剣を構える｣ 生還またはロスト ガブリエル寮に属す天使。 南の国出身で、同じ国出身で大天使になったラグエルを非常に尊敬しており、目標としている。態度や言動は基本的にサバサバとしていて凛とした佇まい。 性別にあまりこだわりを持っていないため、話し方は中性的。ただ大天使に謁見する機会があれば、特にラグエルの前ではただのオタクになり挙動不審になる。 ・ガブリエル寮にいる以上は勤勉でなければ、という思いから勉学によく励む。 いずれは大天使になることが目標なので、寮内の地位が危うくならないように努めている。努力している自負があるためやや自信家。 剣術はまだまだ1人前とは言えないが、トランペットの演奏は得意。 ・現世では炭鉱夫の父と学者の母と共に暮らしていた。そのため南の国特有の資源について理解しており、学問にも励む町娘であった。 何歳の頃に招待状が来たかはあまり覚えていない。現世のことよりも楽園に招かれたことを光栄に思っている。 預言者の十戒に対しては今も昔も忠実で、学園で暮らしている今でも現世にいる両親のことを敬っている。 ▼最悪な人生のルート 現代のフランスの片田舎で生まれ育つ。 容姿も醜く、要領も悪く、勉強も出来ずに家の農業を手伝う。 下に自分とは正反対のよく出来た妹がおり、妹のために家では散々こき使われて虐げられていく。 自己肯定力が身につかないまま、自分は他人よりも劣っているという引け目を感じながら生き続ける。 途中地元から都会へと出ていくが、どこへ行けど待遇は変わらず寧ろ悪化する一方だった。 仕事を転々とし、根無し草の状態を見兼ねた両親によって半ば強制的に地元で結婚をする。 しかし旦那からの家庭内暴力、義理の両親からのモラハラなどで精神を病み、心身ともに限界になった。 一筋の光すら差さない重い曇天の様な人生。誰もが華々しい妹にばかり心を砕き、自分を日々のストレスのはけ口にするように虐げる。 幼い頃に信仰していた神様にも最早見放されたと感じた日、真夜中に崖から身を投げて生涯を閉じる。享年30。 気高く、麗しく、聡明な天使とは真逆の愚鈍で平凡で希望もない人生。それが彼女にとっては耐え難い最悪の人生と言えるだろう。

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