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∴小山内 吉昭 　しがない精神科医 幼い頃から本の虫で、カフェーには文豪が集まるのだと聞いて行ってみたところ文豪ではなく女給に出会い通うように。 当時のカフェーでは女性ウェイターの少々過激な接客もありおのぼりさんでもあった小山内はその虜になってしまう。 仕事の合間を縫っては足繁く通うが、店外では会わないようにしている。医者がそうしたところに通うことに対する患者や患者家族からの心象の悪さをいちおう気にはしている。むっつりすけべ（隠せていない） 仕事はいたって真面目に取り組んでいるし、患者にも真摯に向き合うがやや打算的なところや野心家なきらいがあることも否めない。 親がきれいな顔で生んでくれたのをいいことに爽やかな精神科医としてのイメージを保持しようという思いだけはある。 本当は物書きになりたがったのだが、実家が医者の家系のため物書きになることは叶わなかったのである。 〔技能〕 ■職業技能￤精神科医 医学、化学、心理学、精神分析、生物学、説得、薬学、他言語（独語） ・入れ替え：化学→聞き耳　患者の話に耳を傾ける ■趣味技能 隠す、図書館、目星 ・隠す：都合の悪いことは隠します。女の子に伸ばしている鼻の下の長さとかね ・図書館：幼い頃から本の虫 ・目星：女の子のことをよく見るための目 〔うちうちのメモ〕 ・近藤ふぢが精神に異常をきたしたときに呼ばれた医者。華族のお嬢さん相手なら優しくしておけばいつか良い思い出もできるだろうと思ったが、気が強く好奇心旺盛で何にでも首を突っ込みたがる性分に辟易して余計なことはすまいと仕事だけをした。

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