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カノヨ街　HO1：壱番地の標本 ◆職業：コンピューター技術者／ハッカー ◆特徴表：5−10 受け身／どんなときでも、きちんと受け身を取って被害を最小限に抑えることができる。ショックのCONロールの成功の範囲に+20％。 ◆カラーコード：#6c2735（バーガンディー） 一人称：俺　二人称：君、貴方（目上）　三人称：◯◯ちゃん、◯◯さん、呼び捨て 本名：火波 仁杜（ほなみ　にと） ハッキングをして裏社会でお金を稼いでいた。 「椿」はネット上での取引等の活動で、同業者に呼ばれていたコードネームをそのまま流用して名乗っている。 由来は「首が落ちるので縁起が悪い」という椿の俗説から、大手企業のいけ好かない高所得者たちの悪事を暴いて情報を売買することでまさに社会的に首を落としていた経緯でその名がつき、本人も気に入っている。 大人しめの雰囲気だが話しかけられればとても愛想良く対応する。 八方美人に振る舞うが、心のどこかで周囲を馬鹿にしている・舐めているタイプの生意気青年。 足癖が少々悪い（キレるとすぐ蹴る）。 カノヨ街では、木箱にたくさん詰め込んだ蝶や動物の骨格標本、カノヨ街を散策して見つけた誰かの妖怪の身体の一部などを気ままに蒐集しては、町娘や子ども、マニア相手にふらふらと行商を行っている。 町娘たちは椿に自ら抜け毛やら爪やら鱗やらを分けてくれるらしい。 いつも蝶を数羽周囲に引き連れて歩いているので、巨大な木箱もあり遠目からでも一発で何処にいるか分かる。 一人の時は蝶と囁き程度の会話をしている。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 追加HO：ego1st（えごいすと）から （年齢設定が若すぎたので高INTの掘り下げを含む） （カノヨ街での椿は話し方を少し世界観に合わせていたくらいでほとんど素のままで他人と接触していた。そのため現実でも、他人とのコミュニケーション方法にほとんどの差違は見られない。） 物心ついた頃からパソコンに触れており、独学でプログラミングやコンピューター技術を学び、小学生の時点ですでにしっかりとした自我意識や目的を持って「椿」としての活動をしていた、いわゆる神童だった。 周囲から（主に女性から）ちやほやされて育ち、自分の賢さをよく自覚して生きているのでやたらプライドが高い。それをおくびにも出さないように賢く世渡りし、周囲に愛されるように立ち振る舞う。馬鹿な人間は内心で嫌悪している、裏表の激しい打算の塊のような男。 海外で飛び級で進学し、そこでも裏のハッカーの活動を続けていたところ、反社会組織に目をつけられ、引き抜かれる。 そして、若くして「カノヨ街」の開発プロジェクトの中心メンバーに抜擢された。 自分の作品として、そして生まれて初めて取り組む大きなプロジェクトということもあり人生を賭け、我が子同然にカノヨ街を愛している。 ハッカーとして活動していたのも、元々社会の理不尽に対し言いようのない嫌悪感があったからだ。歪んだ社会を治すためには、たとえ歪んだ方法であろうとそれを行使してでも正したい。……目的のためであれば、どんな悪事に手を染めてでも。 今回のカノヨ街投獄の件もまさに理不尽の極みであり、精神重篤患者という烙印に対し、プライドの高さ故に内心では腸が煮えくりかえるような思いを密かに抱いている。が、取り繕うように腹の内は押しとどめ、にこにこと努めて温厚に振る舞う。 ──あれは、カノヨ街は俺のものだ。他の誰にも渡しはしない。 ____________________________________________________ AIの漁火について AIの漁火の開発プロジェクトはどうにも不穏な気配しかなく、 誰もが幸せになれる世界を作り上げたはずのカノヨ街がこのままでは冒涜されてしまうと感じ反発意識を持つ。 →組織内対立 ____________________________________________________ カノを初めて見た時から、とある感情が内から湧いて出てきたのを覚えている。 ──庇護欲。 俺には昔、生まれつき病弱で入退院を繰り返していた2つ下の妹、江杜（えと）がいた。 あの子は、結局外の世界をろくに知らぬまま、苦しみの中で死んでいった。 広い世界への憧れを、憧れのままに終わらせて。 江杜はまだ、たったの11歳だった。 当時、俺自身もあらゆる手を使って最高位の医者を探したり、少しでも江杜の喜ぶ顔が見たくて自作のパソコンゲームを病室に持ち込んだりと、元気づけるのに必死だった。 けれど、何をしてもあの子を心の底から満たしてやることは出来なくて。 そして江杜はある日、医者の医療ミスで亡くなった。 前日までまだ元気だったのに明らかにおかしな点が多く、医者からは謝罪もなく、結果的に金と嘘で真実は揉み消されることとなった。 江杜のその冷たい指先に触れた時からだ。 あの時、俺の心も一緒に凍りついてしまった。 こんな思いをするくらいなら、もう、誰にも心を委ねたりしない。 誰にも救いを求めない。 汚れきった社会は、俺が自らの手で正さねばならない。 　＊＊＊ ……そんな妹とカノを、どうしても重ねて見てしまう自分がいた。 カノは妹によく似ている。 笑った顔も、言動も。 自由のないこの状況でさえも。 あの時叶えてあげられなかった広い世界を、 今度こそは、 この子に見せてやりたい。 誰の言いなりにもならず、ちゃんと自分自身で決めた未来を掴み取るために。 だから。 俺が、守らないといけないと思ったんだ。 冷えた心に、"火"が灯った。 たとえこれが、俺のただの身勝手な我儘であろうとも。 ____________________________________________________ イメージカラーは赤。 名前も赤い印象になるように本名には火を宿し、赤が主流の椿の花。 現実のジャケットには「FIRE」のロゴ、着物の柄には椿。 標本要素に加え、HOの「囚人」というモチーフを組み込み、分かりやすいところの足枷しかり、木箱を背負う時に使うベルトも上半身を縛り付けられているように見えるように。 囚人という自覚は無かったにしても、気づいた時には両脚には足枷がついていたので本人は邪魔だなあくらいにはうんざりしていた。 羽織の柄には無数の鳥が飛んでおり、自由の象徴。 「自由」「解放」を強く望んでいる。これは、自らの今までの生き方や信念にも繋がり、のちに出会うカノに対しても言えること。 基本的に笑顔の壁で心をシャットアウトしているので誰も本当の意味では心には寄せ付けないが、なんやかんや上手いこと言ったり程よく喜怒哀楽を見せて信用させるので、周りは実は壁を作られていることに気付きにくいかもしれない。 身体的なガードはゆるいので、来るもの拒まずで喜んで女の子と遊んでいるタイプ。 コミュニケーションの基本は「のらりくらり」。 言いたくないことは、嘘なのか真実を曖昧な言い回しにしただけなのか、という微妙なラインで返すようにはしているが、やむをえない時は正直に本音を言う。 束縛感があるせいで靴下が大の苦手で常に裸足に靴か裸足にスリッパか、完全に裸足。 妹の仇はとってある。今のエゴイストな状態になったのもすべて妹の死がきっかけで、それまではちゃんと他人を思い遣る心を持った人間だった。 ヴィノムスに入る直前あたりに両親も交通事故で失っており、それもヴィノムス加入への後押しになっている。 現状自分にとって本当に大事なのは自分自身と、カノヨ街、そして気にかけているカノだけ。 一緒に脱出を試みる三人のことは、協力関係上、そして皆精神重篤患者ではなかったのと仲良し四人組ということもあり、ある程度信頼はするが信用はしきれていないと言った感じ。 鱗兄弟の感動の再会については、いいなあって顔で見ていた。自分はもう二度と妹には会えないので。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ◆名前：火波 仁杜（ほなみ　にと）／椿（ツバキ） ◆年齢：22歳 ◆性別：男性 ◆身長／体重：173㎝／56㎏ ◆髪色：バーガンディー ◆瞳色：花緑青 ◆出身：日本 ◇誕生日：1月11日（山羊座） ◇血液型：AB型 ◇利き手：左利き ◇家族構成：両親と妹（故人） ◇イメージボイス： ◇イメージソング： ◇備考：ミスミソウ／自信 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 【通過シナリオ／関係者】 HO2：弍番地の張り紙/周（一 橙叶）　https://iachara.com/char/577806/view HO3：参番地の時計/刻夜　彗（芥屋　絃樹）　https://charasheet.vampire-blood.net/3504237 HO4：肆番地の鳥居/蛇愉（九々龍 庵示）　https://charasheet.vampire-blood.net/4691140 火波 仁杜／分離CS https://charasheet.vampire-blood.net/3519569 1 カノヨ街　／　ED4　カノよ　2C0F 2 追鯨　／　END　アマテラス　6C6F ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 【経歴】 ◆狂気の症状（過去履歴） ◆負傷・傷痕 ◆読んだ魔導書、学んだ呪文 ◆AF 「KANOYOGAI_縮小データ_backmmdd」 カノヨ街のプロジェクトが簡易的に縮小されたバックアップデータ。 然るべき場所へ持ち込めば、「ヴィノムス」糾弾の決定的な証拠品となるだろう。 ＜エンド 4 Ex＞ 「KN_03_backmmdd」 被検体 KN_03「柊 花音」の電子パッケージ化処理の際、 誰かが秘密裏にバックアップを取り隠しファイルにしていたデータ。 「KANOYOGAI_縮小データ_backmmdd」と組み合わせてデータ展開することで、 AI としてではあるが、「カノ」を復元し、彼女に新しい世界をカメラ越しに見せていくことが可能になる。 「桜の花びらの破片」 誰かの神話的事象の残滓。 所有している間、POW+1。 ◆遭遇した神話生物 ◆備考 -END後- カノヨ街のデータについては、ヴィノムスはもう勝手に崩壊したからどうでもいいので、 カノの気に入った和の世界観はそのままに、システム面を大幅に改造してVR型MMORPGに作り直し、企業して世に売り出したりしているのだとか。 大人気ゲームになるといいね。 副業として「椿」の名前でハッカーの活動は相変わらず続けている。 AIとして復元されたカノは、外出時はスマホに入れていつも一緒におり、以来カノに世界を見せてあげる為に、国内・国外問わずちょっとした遠出の旅行が増えるようになった。 自宅では自動でメインのパソコンに戻ってこられるようにしているのでほぼほぼ一緒にいる。 カノと接するうちに精神的にも次第に丸くなっていくかもしれないが、表面上は何も変わらないのでわかりにくい上に、端から見たら電子機器に話しかけるただの変人オタクである。 アダルト幼稚園班の3人とはその後連絡先を交換しあって定期的に会って遊ぶ仲。庵示は橙叶にスマホ買ってもらってね。 オンライン上でも新しくなったカノヨ街のゲームで4人一緒に遊んでいる。 絃樹には後日、車の修理代の請求書を送りつけました。これが理不尽か。

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