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｢僕は人間が嫌いだ。言葉で、行動で他人を傷付け、身分を弁えず、持ち合わせた知能に見合わない事をして失敗を繰り返し、品性の欠片も持ち合わせて居ない｣ ｢だから、星を見るんだ。星は美しい、何万光年も先で燃え続けているのか、最早燃え尽きた光なのか知る由もないけれど……光年という途方も無い尺度の前じゃ、人間なんて刹那の瞬きに過ぎない。だから、人間が嫌になったら星を見るんだ｣ ｢星の美しさの前でなら、人間も可愛らしく見えるからね｣ 天文学者。過去に虐待を受け、冬の山に捨てられた経験を持つ。 その時人間に絶望し、静かに死を待っていたが……そこから見えた満天の星に心を奪われ、星を知りたいと思って頑張って下山した。その際に右足の靭帯を損傷し、今も右足を摺る様に歩いている。 警察に保護され養護施設に入るが、以来人に対して期待も何もせず、ただ黙々と星を学び星を知る為に勉強し天文学者への道へ歩みを進めた。 人間嫌いを公言しており、態度はデカい。その実は人間嫌いと主語を大きくして、二度と誰かに期待しない様にと自分に言い聞かせている。

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