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シュメリ・ツヴァイシュタット 「本日も良いお天気です」 一人称：私 二人称：あなた 一日中庭の手入れをしているため、いつも土にまみれている。 靴に土が入れば裸足で歩き回り、時折そのまま来客対応をしている姿が見受けられる。 屋敷内に汚れたまま入ったり、その姿で来客対応することをフラン・カーティスに怒られることもしばしば。 性格は前述したようにあまり細かいことは気にしない。 叱られれば、その場で謝罪する程度で数時間もすれば頭の中から抜けていく。 作業中は集中しているので、声をかけられても反応しないか、返事までにタイムラグがある。 急ぎの用であれば肩を叩くなりしてもらうのが良いだろう。 ---- とある小さな賭博場でディーラーをしていた。 ある程度勝たせて、気分の良くなった客に一つ耳打ちをする。 「お客様の腕と強運ならば、もっと稼ぐことが出来る」と。 ついてきた客をVIPルームに案内し、2度ほど勝たせてからが本番。 それからはイカサマで客を打ち負かす。チップがなくなりそうなら一声かけて。 「お客様、既に2度勝たれたではありませんか。強運をどうぞその手で手繰り寄せてくださいませ」 「あなたであれば、勝利の女神に微笑んでもらう以上に」 「女神の手を掴むことが出来る」 このまま借金を抱えて帰るわけにはいかない焦りと、自分は勝てるという傲慢をつつけば、人は簡単に金を落とす。 それが身の丈以上だとしても。 詐欺はシュメリの一人で成り立つものではない。 この賭博場のオーナーや他の黒服含め、全員がグル。 そんな中、ちょっとした綻びで全てが暴かれてしまった。 賭博場があった場所は、ヒューイット家の領地だった。 悪意を持って詐欺をしていたのはオーナーくらいで、他の従業員は給料にちょっと色がつく程度のおこぼれしかもらっていなかった。 この詐欺で得た利益を国に報告する内容に含めなかったのはオーナーの責任。 従業員はお咎めなしとされた。 その後解放されたわけだが、ヒューイットの領主様はこんな娘に声をかけてきた。 「君には家族がいない」と。 どうやら今回の詐欺事件が家族に伝わり、勘当されてしまったようで。知らない間に孤児となっていた。 ならばと屋敷に引き入れてくれたのが2年ほど前の話。 くだらないことで家族を失った自分を捨て置かず、屋敷へと招き入れたくれた方に恩義を感じられずにいられるだろうか。 シュメリはそこでようやく詐欺から足を洗った。 2010農林従事者ベース

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