タグ： 蹂躙するは我が手にて

　軍士官：経理、信用、心理学、説得、ナビゲート、値切り、法律、+1 （狂信者：隠す、隠れる、心理学、説得、図書館、｛化学、電気修理、法律、薬学、ライフル｝から2、+1） ―――――――――― 　シナリオ『蹂躙するは我が手にて』 【公開ハンドアウト】 　共通HO：貴方は死刑囚である。第三次世界大戦終結後、国際機関である"国際同盟"に捕らえられ、戦争責任を負う戦犯者として本日処刑される予定だ。 （セッション開始直前に「秘匿HO」配布有り） 　HO3：C国の参謀総長 　貴方が居なければ、戦争は3年早く終結したとされる 　＿＿貴方は稀代の策士であり、軍師である。 　D国の技術を盗み、その技術を広く普及させたことにより、貴方の作戦は思惑以上の効果と戦果を生み出した。 　推奨技能…<製作(軍事作戦)>orそれに該当する技能 ―――――――――― 【シナリオ既知関係】PL名敬称略 　＞HO1（PL：一依） 　B国を排除したがっていたあなたの国、ひいてはあなたと取引をしていた。相互の協力体制だ。少なくとも、どちらかの国が滅びても互いだけが生き残るための契約だった。 （当人意図：自分が逃げ延びる気は然程なく、相手を生かす気は十全にあった。何故ならば、彼は有用であったから。――己が死んでも、その意志を、継いでくれるやもしれないから） 　＞HO2（PL：うた） 　あなたをC国に侵攻させたのは、己だ。常々この国という檻を壊したがっていた自身は、自国を火の海にするため、あなたに自国を戦火へ巻き込ませるよう誘導した。 （当人意図：かの国は我が国を火だるまにしたいだろう事が容易に伺える、今が絶好の機会だろう。ここで手引きをしておけば、戦況を好きに出来る。無論、彼にとっても実績になるのだから、ともすれば――その信用すらも、買えるかもしれない） 　＞HO4（PL：雨宮） 　あなたにどんな事情があったかは知らないが、こちらとしては兵器の情報を流出させるために、あなたに金を積むなり、命の安全を保証するなり、自国における戦後の名誉を約束するなり、大抵の事はしただろう。 （当人意図：武器の情報をばら蒔いて戦況をフラットにさえすれば、この世界はより効率的に壊れる。表の大義名分も十分だ。密通する実力者は、多ければ多いほど良い。この目で見て評価した技術者に、何れを与えることの――何が不利益たろうか） ―――――――――― 【C国：クロイスタ連合王国】 　首都 … シンダー 　人口 … 7000万前後 　面積 … 30万㎢程度 　政治形態 … 元民主主義、戦時中は全体主義体制 　行政機関 … 首相を始めとした上位権力者による独裁状態 ●とある一神教の敬虔な信徒の多い国。戦時中覇権を握ったトップの男は所謂過激派に近く、その宗教を信仰していない人間から順に酷い仕打ちを繰り返して行った。 　土地は然程豊かでなく、技術は常に二番手以降。しかし、『次点』に甘んじてなお求められるだけのプラスアルファと、その品質に評がある国柄。 ―――――――――― 【経歴】 　父母兄を含む4人家族に生まれた、世襲制の政治家であったテイラー家次男にして現当主。祖父であり有力政治家だったカルク・テイラーより名を継いだ、一族の誰よりも頂へと上り詰めた人物。 　同じく有力政治家であった血縁者の名を継いだ兄、キャンド・テイラーは敬虔な信徒として教会に入り、その人生を神に捧げるとして家を出ている。 　自身も30の時分までは敬虔な信徒であったが、テロが原因で妻・息子に先立たれ、以降は信徒の「フリ」をして生活していた。信仰を偽装する際に、国柄から徹底的に行う必要があったために人目に過剰なまでに敏感である。人の顔を窺う事、人の心を読み手を回すことを得意とし、特に猜疑心に過敏。 ● 　彼の行動理念は「神がいるというのなら、どうしてこの世には愚かな人間が跋扈しているのだ」という『神の不在証明』だ。 　信じていた筈の神を否定するために、彼は「世界を壊す」ことを以て不在証明を行おうとした。 　彼の意図、動機は簡単である。愚かしい人類の根絶。たかが文明の破壊では済まない、『絶滅』。 　――然しながら、それだけではない。無論、これも本心ではある。彼自身も自覚していない、その本当の目的は『世界との心中』だった。 　ヒトに生まれた罪を背負い、贖罪することなく、罪をこそヒトの証として、誰よりもヒトのまま死ぬことを望む。 　彼の行いの全ては、徹底的な利己主義と、自殺願望からして成っている。 　誰も巻き込む事などせずにただ死に絶えたい己と、人類という罪の清算を望む自身。 　そんな二律背反の中、彼は利己主義的な自殺願望を内に秘めて、自覚すら出来ぬままに歩んだ。 　そうして世界中を戦火に巻き込み、己のように悲しむ人間を増やし、罪悪感から目を逸らして、崩壊の礎と相成らん。 ● 　柔和に目を細め、口角を上げている男。黒縁の眼鏡は油断を誘う為のものであり、他者と己を明確に別つ壁であり、伊達。 　国柄として体格はそれなりにあるが、対面での戦闘において才も分もないことを自覚している。故に、弁舌で拓くことへ重きを置いた。 　常は冷酷非道、如何な犠牲も厭わず、目的のためなら何もかもを投げ打てる狂人。「神が居ない」ことを狂信しているとも取れる。 　平たく言うと『何でもやるし、他人も命もいくらでも踏み台に出来る、クソ野郎おじさん』が表面的な真相だ。 　心を許すと家族が亡くなるまでの本来の性格が垣間見えるが、そも現在が失意の果てに豹変している状態であるので、素は顔を覗かせる程度に留まる。――例え、今性根が戻ったところで、彼は彼自身の罪の重さに耐えきれなくなって、落ちぶれてゆくだけだろう。 ―――――――――― 【口調参考】 「困るな、アポは取ってもらわないと」 「やあこんにちは、お久しぶりです。お元気そうで何よりですよ」 一人称：　私　/　僕（素） 二人称：　貴方、貴殿、君　/　あなた、きみ（素） ●口調自体は柔和で穏やか。人を落ち着ける声音で冷酷非道を堂々と謳い、陥れ、全ては当人と、さもなければ神のせいであると嗤う。口調に対して、その口が紡ぐ言葉はひどく冷淡だ。 　素の口調は妻と息子を亡くして以降、滅多な事では聞けない。寧ろこの口ぶりの時は「装っている」ことの方が多いため、素だと油断してはならず、注意が必要。 ―――――――――― ・参考画像 　https://picrew.me/image_maker/11811/complete?cd=NOm0W5QEYF 　https://picrew.me/image_maker/611021/complete?cd=M8OKEQFvCx ・3セッション分の間、神話的事象に執着する『一時的偏執症』の不定 ・『蹂躙するは我が手にて』の新規探索者。エンド1にてSAN0ロスト。 　「本シナリオに参加した探索者は時間移動が可能となる」とのこと。 ――――――――――以下ネタバレを含みます―――――――――― 『蹂躙するは我が手にて』 ・取得アーティファクト 【加工された時の時計】 　『時の時計』を小型化・軽量化したイス人の発明品。 　見た目は赤い宝石が散りばめられた銀色の勲章。 　本来の”時の時計”は使用するための手順が存在するが、本勲章はイス人の手により加工され、「針を行きたい時代へ合わせ、MP5を消費する」と「所有者を望んだ時代へ肉体ごと転移させる」アーティファクトと変化している。 ※このアーティファクトを持った探索者が別の時代のシナリオへ行く際は、必ずKPに許可を貰ってください。 ※また、「本シナリオに参加した探索者は時間移動が可能となる」事は明言して大丈夫ですが、ネタバレを避ける為「イス人から貰った”銀の勲章（加工された時の時計）”によって行える」事は伏せてください。

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