タグ： カノヨ街 イサシキ

「僕は眼が見え過ぎる怪物でね。だから、こう隠してるってわけ。ほら、見えると怖い奴もいるだろ？その自衛だよ。」 「ほーら。僕ってば力は弱いから。村八分んとか勘弁だし。」 「んーほら、他所から人が来るたびに新しい物が入るだろ？外の文化が入ってくるってわけ。だから、なかなか本や娯楽の蒐集は貴重なんだよ。」 「遊びってのは文化レベルの高さが出てくるだろ？高度で自由な遊びにはそれだけの理由が裏にあるって訳だ。」 「とはいえ、僕は蒐集して確認が取れればそれでいいから。ここにあるものに興味もない。必要な物は持ってってよ。そしたら僕の生き甲斐にもなるし。」 【性格】 一人称：僕 二人称：そっち 本や遊び道具の貸し出しを行っている娯楽屋の店主の一尾の若い狐男。 自分のことを弱いと言っており、弱いからこそ生き残るために理性的でいると自信を持って語る。まあ気のいい奴だ。 飄々とした言葉遣いをしており、お気楽な態度を取る。常に両目を目隠しで覆っており、それは見え過ぎてしまう眼で他人を覗いてしまうとどんな地雷を踏むか分からないからという自衛からだと語っている。所謂千里眼の持ち主だ。 娯楽を集めているのはこの閉鎖的なカノヨ街に入ってくる新しい物をいち早く知るため。そして、この街に住む者たちと穏便に円滑に会話をし、新しいことをいち早く知るためとなっている。逆に言えば、入ってくる知識にしか興味がないのか蒐集したものに対してはあまり頓着していない。その為、それを貸し出し、生業とすることで生活をしている。いわば、村の賢者ポジションという訳だ。 だって、身を守るには内と外の知識が必要だ。そうやって外来のモノが汚染してくるのが人間だからね。 別に薬を作る知識があるわけでもないし、新しい物が発明できるわけでもない。だが、余りある知識は人だけでなく、退屈を凌ぐ妖怪にとっても都合が良いのではないだろうか。とはいえ、盗人への備えは必要だ。だからこそ娯楽屋には梟を飼っており、盗人が入らないか監視してもらっている。梟の名前は「灰奴(ハイド)」。とても利口で、よく食べる奴だ。 というのが表向きに拵えているプロフィールだ。 【真・プロフィール】 一人称：俺 二人称：君 その実、カノヨ街もとい、反社会組織「ヴィノムス」が用意したバーチャル収容施設にハッキングを行って潜入した探偵だ。 既にどのような場所で、どんな理由でこの施設に入ったのかはロックを掛けたのもあって思い出せないが、とにかくこの施設でのデータベースを盗み得ることを必要としていたのは確かだと思っている。故に周囲には弱小妖怪だと宣っているが、誰がどんな何を持っていて、何と繋がっているのか分からない関係上誰一人信用していいのか分からなくなっている。少なくとも、このカノヨ街から外を目指す人間が現れない限り信用するべきではないだろうと思っている。他HO達に対しては友好的に接してはいるが、心の内ではいつどこで背中を刺されるか分からないと思っているのもあり、常に恐れている。めっちゃ怖い。内緒。 両目を覆っている目隠しはただのカモフラージュであり、正直なんでもなく、普通に前が見えている。千里眼？神通力？ナイナイ、経験から基づく心理学である。めっちゃスリルを味あうことになる、助けて。 そうした意図の上で、あらゆる分野において知識を収集、そして、ヒトと話す機会の多い状況を作るために、娯楽屋を設置した。我ながらこの行動はこの街では人間味があり過ぎるのではないか？と実は怪しんでいるが、もうスタンスを変えられない為これを貫いている。胃痛。 【神魂様(かもすさま)に対して】 興味/恐怖の対象であり、もっと詳しく知りたいと思っている。 また、豊穣祭では他HOとともにお祭りを楽しもうと言われ、いい機会だし、面白そう/(調べなきゃいけない)と思っている。詳しくは知らないが、きっとこの街の大事な神様なんだろう。 コンピュータ(職業選択は任意) 本シナリオにおいては、コンピュータ技能で特定の場所や人物にハッキングが可能である。ただし、秘密裏に遂行できる限度として、【ハッキングはセッション中3度まで】とする。 ・特定の場所や人物に対して「ハッキングを行なう」とKPへ秘匿で宣言が可能。セッション中、ハッキングに成功した回数が合計3回になるまでハッキング行為が可能。(ハッキングができない場所への宣言や、技能ロール失敗はカウントしなくてよい) ・ハッキング行為は、他の誰かと一緒に行動していても宣言可能。 ・4回目以降のハッキング行為は、【コンピュータ】【幸運1/5】の連続ロールに成功しない限り、反社会組織「ヴィノムス」運営側に検知される。

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