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◆沙汰亭 凪暇（さたてい ないと）　男 APP:16/SIZ:14 職業：冒険家教授（EDU*10+DEX*10） シンガポールに移住中の、元気な成人男性。 有り余る好奇心を友達に、海も山も樹海も越え世界を旅している。 好きな曜日は土曜日（特に夜）。 一人称：僕 二人称：きみ 「ん？僕は今シンガポールにいます！」 「あーごめんごめん、同窓会ね。……うん、行くよ。」 ◆ 好奇心で海外に？ そんなわけがない。 僕は逃げたんだ。巧妙に、誰からも気が付かれないように。 日本から、あの故郷から、あの公園から、ーーーあの"箱"から。 今でも鮮明に思い出せる。なんて悍ましい記憶だ。 今でも夢で見る。なんて忌々しい記憶だろうか。 もうやめてくれ。 僕は関わりたくない。 僕には関係ないじゃないか。 だって みんなあれ以来あの"箱"の話題を出さない。 じゃあ、なかったことにしてください。 僕は関係ありません。 いつまでこうやって怯えて暮らさなきゃいけないんだろう？ ５年？１０年？いいや、おそらく死ぬまでこれは続く。 ーーーあの"箱"を壊さなくては。 あの"箱"さえなければ、僕は、僕ら４人は何事もなかったかのように暮らしていける。 なあ、そうだろ？ それが「ヒーローになること」だろ？ 誰も覚えてないなら、僕がやるしかない。 もう、見て見ぬふりはできないよね。ねえ、漣。 ◆ 世界中の不可思議を探し回り研究をしている。 いつかはあの"箱"を安全に消す手がかりが掴めると信じて、研究の道を選んだ。 未だ特に有効だと思われる手段は見つかっていない。 だが、それこそが彼がまだ「探索者でない」所以だろう。 自分に自信が持てない節があり、研究を選びとった自らのことを「みんなを置いて逃げた弱虫」だと責め続けている。 自責の念から、毎晩のようにあの"箱"の夢を見ている。 彼もまた、NPC霧島漣と同じく、誰かのヒーローになることを夢見ている。 ◆他PC・NPCとの関わり 霧島漣のことは昔から気に掛けており、小学生の頃はなんとか普通の学校生活をさせてやりたいと奮闘していた。 友情の中に同情が混じっている。 弱い漣を置いて日本を出てきてしまったことを後悔している。 他PCに対しては、霧島漣同様に置いてきてしまったことを後悔しながらも、「僕が守らなきゃ」と思っている。 あの日の出来事について詮索するつもりはない。 ◆元ネタ ・「ごめんなさい、同窓会には行けません。」「私は今、シンガポールにいます」 ・本当はシンガポールの観光地「ナイトサファリ」からとって「サファリ ナイト」だったんだけど、サファリの当て字が読みにくくて仕方がなかったので土曜日になりました。 ーーーーー以下秘匿原文ーーーーー 【HO1 真理への背教】 あなたにはとある記憶がある。 それは、物心がつく幼い頃のものだ。 何処か自然が豊かな公園に、あなた方幼馴染達はいた。小学校卒業となり、これがいつもの幼馴染達のメ ンバーが揃う最後の集まりであった。 誰かが、木で出来た箱を地面から掘り起こし、持ってきたのを覚えている。 子供らしい冒険心のような物がくすぐられ、箱を開いたのはあなただった。 ___灰色の煙が、忽ちと箱から立ち昇る。 瞬間、強烈な眩暈が視界を揺らし、貴方は意識を失った。 午後六時を表す放送で、目が覚めた。外は既に茜色に染まっていた。 あなただけが一際の恐怖を覚えていて、「玉手箱」の様なそれを地面に埋め直した。 そうして幼馴染達は帰路についた。 この記憶が、現在のあなたにどれだけの影響を与えたかは自由だ。 だが、今も頭の片隅にこびりつく、一つの思い出に他ならなかった。

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