タグ： 落園 巣窟

蘇原 夏至(そはら かたり) 20歳 画家 恋に生きてる人 ---------------------------------------------------------- 【特徴表】 4-5 不思議ちゃん：時折突拍子もない言動で周囲を騒がせることがある。別の世界から来た精神交換者か、妄想が生み出した人格がしばしば表面に出ているのかもしれない。(1d6→3→変装) 5-2 斜め上からの発想：狂気に陥った場合、探索者は独特の感性により、原因となった恐怖に対して秘められた真実を見抜くことができる。KPはクライマックスで宇宙的恐怖の一端を教えてくれるだろう。ただしクライマックス以外の場面では、何も教えてくれない可能性がある。 【職業】 ■芸術家 <言いくるめ><芸術><写真術><心理学><製作><目星><歴史> +個人的あるいはその時代の特色的な技能としてさらに1つの技能(→<物理学>) ---------------------------------------------------------- 黒髪の男性の絵ばかり描いている。一定のコアなファンがついているので、ある程度の生活は出来ている状態。 下記に記載される出来事から片目が見えていないので、わざと物理法則を無視して歪んだ絵ばかり描いています。 ---------------------------------------------------------- 大切な人NPC 里荏原 早雲(さとえばら そううん) 享年19歳 顔、身体、年齢は少なくとも夏至よりも下だが、性格と立ち振る舞いはPCよりも遥かに大人びている。 彼は外見年齢で言えば19歳程度だが、実際の年齢は31歳である。 彼に何があったのかと言えば、単に精神的に停滞しているというだけだ。 毎日記憶はリセットされ、いついかなる時も15歳の8月16日が繰り返されている。 しかし身体はきちんと記憶を蓄積しており、それが性格や立ち振る舞いに現れているのだ。 彼は15歳の8月16日を繰り返し、夏至に対して必ず「おはよう夏至。今日はコーヒーにお砂糖いれる？」から始まる。 夏至が10歳の時に早雲と出会い、10年の月日が過ぎた。 当時早雲の実年齢は21歳、外見年齢はやはり19歳のままだった。 最初は夏至も戸惑っていたが、次第に慣れと「この人に生涯連れ添えるのは自分しかいない」の意識が確立されていった。 10年間早雲に連れ添い、毎日同じことを繰り返していた。 あぁ、けれど2人の出会いは必然であった。 夏至が8歳、早雲が19歳の時に、2人は一度出会っていた。 夏至は当時地元の小学校に通い、帰り道にすれ違う中高生のうちの一人が早雲であった。 早雲は夏至のことを特段気にかけていたわけでもなかったが、夏至は所謂ぼっちで孤立していたので、多少目を向ける程度だった。(なお夏至は一人でもめちゃくちゃ平気な人。むしろ一人の方が好き。) 対し早雲は留年により酷い虐めを受けており、毎日生傷だらけで帰宅することが、平日の数よりも多かった。 早雲は苦痛に苦痛を重ねられ、最終的には自殺した。 そう、他ならぬ夏至の目の前で。わざわざ小学校の屋上に侵入し、夏至を呼び出し、「今から死ぬ、見てて。」と言葉を遺し、本当に飛び降りて死んだ。夏至はそれを、異変に気づいた教師が夏至を保護するまでの間、じっと見つめていた。 2年後。夏至は当時のことをずっと頭に焼き付け、それを恋と名付けた。早雲の死んだ日は送り盆で、夏至の誕生日だった。 夏至は一日たりともあの鮮烈な光景を忘れたことはない。そっくりそのまま記憶し、風化させることは無い。早雲の死に対し特別な感情は抱いていないが、早雲が最後に自分を呼んだことに対する感情は、間違いなく双方「恋」だと思い込んでいる。 早雲は既に死んでおり、この世には存在しない。夏至以外に見えることは、相当でなければ無いかもしれない。 早雲は統合失調症を患っている夏至の強い幻覚であり、そこには早雲の魂や感情すら残っていない。 夏至の記憶に残り続けている8月16日だけが繰り返されている。あの日のNPCは呼び出した夏至に対し、唐突な「おはよう蘇原。今日はコーヒーにお砂糖いれる？」と言った。そうして、「今から死ぬ、見てて。」で終わりを告げるのだ。 ↓綺羅星は死に絶えた　現未× 救おうとした貴方は、何を救えたのだろうか。　そこにあったのは、虚か、それとも。 「それでもどうか、気に病まないで。　利己主義故に生かされた、可哀想で美しい生命よ。　世界のために、生きた貴方に、祝福を」

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