タグ： しらたま

偽名：ライアー（Lyar） 本名：ライラ（Lila） 年齢：27歳 身長：176 職業：運び屋（ルルブ2015警官ベース） 特徴： 51.動物に好かれる 独特の佇まいのおかげかたいていの動物がなついてくる 29.バイリンガル 母国以外の国で生活したことがある。[EDU*5%]を最大3つまでの<他の言語技能>に割り振ることができる。 少年は幸せだった、優しい母、厳格な父、可愛い妹 絵に描いたような幸福な家庭に生まれ ロンドン警官だったその父の背中を見て育った。 父の背中に憧れた、人を救う正しき人。 それはまるで騎士(ナイト）のようだった。 自分もそんな人になりたくて沢山学び、良識と優しさを備え成長していく。 彼が次の春で19になる年の冬。 その頃は近所で強姦魔が出ていた。 強姦魔の質は悪く襲われた女性は皆殺されていた。 彼はその光景を目撃する、そして襲われていた少女を助けた。 もちろん家に帰ればいの一番に警官である父に犯人の様相と現場の凄惨さを伝えた。 そして捕まえてくれと頼んだ。 父は『わかった』と静かに一度頷いてくれた。 犯人はすぐ捕まる。 はずだった しかし、待てど暮らせど犯人逮捕の報告はない。 なぜ？どうして、なぜ父は犯人を捕まえられないのか？ そう疑問に思っていたある日。 彼は見てしまう。 自分や妹が寝静まった夜 その日は客が来ていた。 父の職場の上司だ。 リビングでは夜会が開かれていた。 たまたまトイレに起きた彼は聞いてしまう、見てしまう。 大人のウソを欺瞞をその卑劣さを。 『いやぁ、君から息子の目撃者が出たと聞いたときは肝が冷えたよ』 『しかし、君が全て情報を飲み込んでくれたからね、未だに僕はここにいられるよ。ありがとう』 『いいえ、こちらこそ。十分すぎる報酬をくださりありがとうございます』 『何安いものさ』 頭を背後から鈍器で殴りつけられるような衝撃と、悪い夢でも見ているかのような気持ち悪さが彼を襲う。 どういうことだ、と首をひねるよりも先に賢い頭は答えを叩き出す。 あの上司の息子こそが強姦魔だ。 そして父はそれを知りながら黙秘したのだ、賄賂をもらって。 なんてことだろう、憧れたその騎士の背中は正面に回り込んでみればただの中身のない甲冑だった。 許せなかった、欺瞞だらけの上司も、父も、恐らくそれを知っている母も。 しかし彼は父も母も好きだったのだ、だから、『改心』して欲しかった。 一からになってしまっても構わないから、憧れたあの背中にもう一度戻って欲しかった。 その願いを胸に彼は警官へこの事実を告発した。 すぐに犯人は捕まる。 もちろん父も上司もクビだ。 そして世間からは『罪を秘匿した者』として一家でバッシングを受けた。 そしてまもなく妹は死んだ。 強姦魔をかばった父の罪を味わえと、彼女はかつて死んだ女性たちと同じように乱暴をされ殺された。 綺麗で可愛いエトワール それは空に輝く星だったのに地に堕ちて腐ってしまった。 そこからは地獄だった。 最初に狂ったのは母だった。 妹を亡くした母はみるみる憔悴し、ある日妹の部屋で首を吊って死んでいた。 次は父 口に銃を咥え、自らを撃ち抜いた 後頭部からは綺麗な花が咲いていた 父が花を咲かせた日の夜、彼は何もかもなくした空っぽな体を引きずり 最後に友に会いに行った。 それは幼い頃からいっしょにいた賢く聡明な奴だった。 大好きだった。 友人の家の前に行きドアベルを鳴らす。 まもなく顔を出した友人に彼は 『元気そうで良かった、しばらく家族で旅行に行くんだ。 　だから姿を見なくても心配しないで欲しい、また土産話を聞かせに来るよ』 初めての『嘘』を付いた。 そうして彼は名前を変えて、姓を捨てて、街を出た。 彼は正しさを求めた 家族に、父に正しくあって欲しかっただけだった。 なのに彼の眼前に広がるのは崩れ壊れ去った幸せの亡骸たち。 世の中は正しいことだけが『正しく幸福』なわけではない。 時に欺瞞にまみれたとしてもそこに『幸福』があるなら秘匿しておくべきだったのだ。 そして彼は『嘘つき』になったのだ。 --現在の人物--- ヘラヘラと人の掴めない男。 常におどけているような感じ。 職業は個人営業で運び屋をしている。 依頼されればなんでも運ぶ。 所持している拳銃は父が使っていた拳銃だ。 彼の名前のライラはたくさんの意味を持つ。 天使の名前だったり、星の名前だったり。 アラビア語で『夜』（ナイト）という意味もある。 『night』に『K』を足せば 『Knaight』（騎士）になる。 彼は騎士になれるだろうか。 それとも 役（K）が足りない『night』のままだろうか ---------------------------------------------------------------- クリアシナリオ：嗤う人間師

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ