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HO1 先生からの視線は冷たい 担当教科→倫理 参考職業:教諭(任意3つ→説得、法律、歴史) 子供の頃、なぜか人ならざるものの存在を知覚することができた。 人と話しているつもりが、人ならざるものと話していることも。 自分にとって見えるのは普通であれど、周りから見れば何もないところで騒いだり、誰もいない空間で話している不気味で異様な光景。 人というものは、異質な存在を排除したがる傾向があるもので、多感な時期の中学生からすればそれは強く、元々人付き合いが得意な訳でもない善利はすぐにいじめの標的となる。 クラスメイトだけではなく人ならざるものにもよくちょっかいを出されていた。 しかし、善利のことを気に入ってくれているものもおり、そしてそんなやつらは善利をいじめている奴らにちょっとした不幸、ちょっかいを出した。 そのこともまた、いじめを助長させた。 「善利を殴ったやつが骨折したらしいぞ」 「善利の金盗んだやつが財布を落としたらしい」 -善利に近づくと感染するかのように不幸になる、まるで病原菌のようだ- なぜ病原菌と呼ばれるのか、本当の理由は知らないがこのことも病原菌と呼ばれる理由の一つだと思っている。 引っ越しを機に、人ならざるものをいないものとして扱った。 そして話しかけられても、ちょっかいを出されても無視しているうちに、いじめはなくなり、そしていつしかその存在を知覚することすら出来なくなり今に至る。 好きな言葉は「善く生きる」 倫理の教師を目指そうとした理由。 受験にも関係なく、学んでも学ばなくてもどっちでもよい教科と思われがちなこの教科であるが、善利にとってはどんな教科よりも没頭した。 学ばなくてもよいかもしれないが、知らないよりも知っておいた方がいい学問である。 倫理教師となったのは、考え方一つで、0にも100にもなる倫理をこれからの人生いろんなことが起きていく学生にも知ってもらい、そして自分で考え責任を持ち行動する力を蓄えてほしいという思いから。 子供自体は好きでも嫌いでもなく、無関心。私情は全くなく教師という仕事として必要最低限で生徒に向き合っているため、視線が冷たいと感じられるのかもしれない。 ▽自殺した生徒、美影杏について 他の生徒と変わらず無関心。しかし、教師という立場として生徒が悩んでいる時にもっと出来ることがあったのではないかと責任を感じている。 ▽いじめに対して いじめてきた相手を恨むことはない。自分が人ならざるものに構ったのが全ての原因であり、実際引っ越しをして構わないようにするといじめは止んだ。 今考えると、他と違う人間を良く思わない人間がいるのは安易に想像することができるため、善利にはいじめてきた人に復讐したいなどという気持ちはない。 それはそれとして、いじめがあっても良いという考えでもない。 善利自身、いじめのせいで変わったこと、目に見える傷も目に見えない傷もできた。 いじめはいじめる側からしてもいじめられる側からしてもとても悲しいことである。 いじめからは何も生まれることがない。 口元のほくろと八重歯をよくいじられたことがあることからコンプレックスとなり、常にマスクで口元のを隠している。 ストレスを感じると唇や舌を噛む癖があり、それを抑える為飴やラムネを常備しよく食べている。 今でも、話している人が実は人ならざるものではないかと疑いをもって相手見ていたり、また人ならざるものが見えてしまうのではないかと周りを注意深く見ているため目つきが悪い。 ・戦闘技能 いじめや、人ならざるものから逃れるための護身用。足が使えないなら頭突きかパンチ、上半身封じられたならキックをお見舞いして逃げた。 暴力を振るわれそうになったら痛いのは嫌なので避けた。それでも結局は多勢に無勢であるため無駄。 ・応急手当 親に迷惑をかけたくなくて、怪我をした後自分自身で治療をしていた。 ・聞き耳 人とそうでないものを見分けるためによく周りの音を聞かないといけなかった。 聞きたくない声すらよく聞こえる。 ・図書館 友達が少ないので、本が友達。本をよんでいると時間がすぐに経つためいじめられいる当初は嫌な毎日が早く終わる気がして好きであった。そのうち、最初は時間潰しの為だけであった読書が本当に好きになる。 ・目星 人とそうでないものを見分ける目が必要だった。 殴られたりしないように周りを常に警戒しないといけなかった。 ・信用、説得 倫理を語る上で必要であり、人間関係にもとても必要であるため、周りの人間を観察したり、本を読んだりして人を安心させるトーンや話し方を学んだ。 ・心理学 人なのか、何を望んでいるのか、嘘をついていないか、自分にとって得となる人間なのか、などを常に警戒して見ているため。 一人称:私、俺(私生活) 二人称:(苗字)先生、苗字さん(生徒) 口調:丁寧

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