タグ： リトルバードの埋葬

整形依存症の現役JD 服飾デザインの学校に通っている。 整形費用のためちょっと怪しいバイトをしている。 極度の顔面コンプレックスがある。 過去の自分が嫌いなため、過去を詮索されると不機嫌になる。 ただ整形をきっかけに明るく社交的な性格になったため普通にしてればいい子。 美男美女に「かわいいね」とお世辞で言われるとキレるので要注意。 3年前に作った運転免許証とパスポートの顔が変わりすぎて、たまに身分証明ができないときがある。 以下、暇だったのでプロローグ的な・・・ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ヒアル〇万、糸リフト〇万、鼻プロテ〇万、目頭切開〇万、M字リップ形成〇万・・・ ≪整形垢作りました！情報交換や悩み相談できる友達が欲しいです！≫ 三条雪菜は極度の顔面コンプレックスを持っている整形依存症の女性である。「なんでもっと可愛く産んでくれなかったの・・・」雪菜は親さえも憎んでいた。それくらい自分の顔が嫌いだった。雑誌の中のモデルや芸能人に強い憧れを抱いていた雪菜は、デザイナーになるために都心の大学に進学した。しかしそこにいたのは同級生は都会の洗練された、おしゃれで顔の整った美男美女ばかりだった。それに対して自分は、地方から出てきた芋っぽい不細工・・・そんな時、出会ったのが美容整形外科の広告だった。 「すごい・・・こんなに変わるんだ・・・・」 バイト代をはたいて行ったプチ整形を機に雪菜の人生は変わった。それまでずっと重たい一重だった自分の目が、パッチリと二重になったのだ。（整形をすれば・・・もっとかわいくなれる・・・。）雪菜はそれから整形の沼に落ちていった。 整形をするにはお金が必要だった。 「鼻のプロテやりたいけど、３０万か…んーー」 「バイト探してるんなら紹介するよ！」 高校時代の知人に紹介されたのはJKリフレ。 「なんか…怪しくない？これ。何するの？」 「制服着ておじさんとおしゃべりしたり、ちょっとしたマッサージするだけだよ！」 「えっ…それ…」 「1日で3.4万稼げるときもあるよ！10日働けばプロテできるよ！」 「え…！？そんなに？」 そして1年がたった。 ≪誰だって努力すれば可愛くなれる≫ ≪整形してほんと正解だった≫ ≪今日もおぢと食事。10くれるらしい！やった！≫ 雪菜はすっかり変わっていた。 顔も、金銭感覚も、性格も… 本当に整形で【人生が変わった】のだ。 しかし今の彼女はどこか幸せそうに見える。 自分のコンプレックスが改善され 少しづつ自信が持てるようになった。 整形依存の彼女を周りが偏見の目で見ていたとしても本人は全く気にしていない。 だって私は【可愛い】から。

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