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物腰柔らかく人当たりも良い、穏やかで争い事は好まなそうだといった印象の青年。 しかし目標や夢といったものを語ることもなく飄々と生きている面も感じられる。 趣味で占いをしているらしく、占ってもらえるかは彼の気まぐれ次第だがそれなりに当たるらしいと評判がある。 HO2の元によく訪れているようだ。 ［2015占い師ベース］ オカルトを信じている人に対する〈言いくるめ〉〈信用〉に+10%のボーナス。 特徴表:スポーツ万能/失敗は発明の母 ・海に融ける信仰 ・AND/HAND ↓海に融ける信仰HO1ネタバレ設定↓ 自分は神ではなくただの平凡な人間だと思っている。 誰に対しても波風を立てないように接する癖がついたのは周りの自分への視線が普通とは少し違うようだと気付いたから。 周囲の好意が神への崇拝から生じるものだと分かってから何故か自分自身が見られていないような気持ちになり、島民の過保護が鬱陶しく、窮屈だと感じるようになり、いつしか甘えることができなくなった。 そんな中で自分と年も殆ど変わらない同性の友人と呼べる存在で、誰よりも近い距離で一緒に育った、ある意味家族に1番近いとも思える幼馴染のHO2はそれだけの感情ではないと思いたかった。……が彼もまた自分を崇拝するような過保護な言動をとるので不満が募る。 その当て付けのように彼に我儘を言うも大抵は受け入れられるので気分は晴れない悪循環。しかし普段誰にも頼ることを好まない人間が特定の一人に対して我儘を押し付けている姿は周囲には甘えてる……ように見えるかもしれない。 髪は伸びてきたところをHO2に指摘され結ってもらった時から、どうしてかこのまま伸ばしっぱなしにしておこうという気分になった。 自身に守り神として崇められる理由も心当たりも全く無いので、理由を突き止める為オカルトものの本を読み漁ったり、もしかして何かしらの力があったりするのかとヤケクソじみたジョークで占いや降霊術を試してみたりした。 当然これといった成果は無く自身がただの平凡な人間であるという事実だけが残されたのだが、何処から話が漏れたのかある時占いができると聞きつけた島民がやって来た為占ってやったところ的中してしまったらしく、いつしか島中に知れ渡ってしまった。 自身に実際占いのセンスが有るのかは定かではないがとりあえず誰にでも当てはまるような当たり障りのないことを言えば大抵は満足してくれるのでそんな感じでやり過ごしている。 ちなみにHO2には言われても占ってあげない。これはなんとなくである。 婚姻については未だ実感がない。 御標について知識はあったものの、それがいつ来るのかは自身には分からないし、まだ時間はあるとどこか他人事のように思ってずるずると過ごして、このまま御標が現れることなく守り神とかいう存在に縛られることなく過ごしたいなんて夢を掲げたりして、 それでもきっとその時が来たら全て諦めがつくのだろうと思っていた。 でもある日にそれは現れて、急に変わることなどできないという現実を容赦なく突きつけられた。 汐さんのことは嫌いでもなくどちらかと言えば好意的ではあるが、妻となり家族となると思うと何かが違うと思う。物心ついた頃には自身に家族がいなかったことがまた影響しているのかもしれない。 彼女は婚姻を誇りに思っていることが伝わってくるが、それは自分が守り神であるからであり、逆に自分が守り神でなければ彼女には他に想い合える人物がいるだろうにと考えている。 叶うのなら全て投げ出して自由になりたいと思う。 いっそのこと誰でもいいからどこかに連れ去ってくれたら良いのにとふと考えて、脳裏に誰かを思い浮かべていたけれどなんだか癪だったので忘れる事にした。 それよりも守り神としての使命を放棄したらもう自分の中の神を崇めている彼との関係は終わりで、もしかしたら友人ですらないのかという不安を抱く。

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