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警察官ベース　職業技能：言いくるめ、聞き耳、心理学、説得、追跡、法律、目星＋次の技能から１つ：運転（自動車・二輪車）、信用、組み付き、武道（柔道）、日本刀、拳銃、杖、ライフル→ライフル ・・・・・ 兄鷂 疾空（このり とあ） 一人称：俺　二人称：アンタ イメージカラー：青灰 紅掛空色 べにかけそらいろ # 8491c3 自信家で誰に対しても強気で負ける気がしないと豪語する。真っすぐに挑むように睨みつける目と、強気な態度は狩猟犬のようだ。 身の回りの荷物など綺麗に整理されているのを好む。人との貸し借りを嫌がり、すぐ清算しようとする潔癖さがみられる。 笑顔があまり見られないが、愛用の銃や機械を触っている時は顔つきが和らぐ。それゆえ横顔（何かに集中してる時）と正面から見た時（相手に集中してる時）の印象がかなり違う。 好きな食べ物：チーズがたっぷり乗ってる料理 ・・・・・ シナリオ「鷲の双眸」HO狙撃手 KP＆HO観測手（ちろる）「明星 高於（あかほし たかお）」 バディチーム名「グライフ」（Greif）ドイツ語で猛禽やグリフォンの意味 ・・・・・ ・HO狙撃手 貴方は『アクィラ』のスナイパーだ。 貴方は自他共に認める天才的な射撃能力を買われ、『アクィラ』の隊員として抜擢された。 観測手からの指示を受け、放つ弾丸は正確無比そのもの。今回の事件が所属以降初めての出動だ。 ライフル技能に+20%の補正を与える。特技｢ホークアイ｣を使用可能。 ただし貴方は■■■■■。 HO狙撃手 貴方は人間不信だ。誰のことも信じられない。 推奨技能:ライフル HO狙撃手/特技｢ホークアイ｣ 貴方は天才的な射撃能力がある。その目で狙ったものは逃がさない。 部位狙いによる攻撃を行う場合、そのラウンドでの連射はできないが、-20％のマイナス補正を受けない。 代わりに部位狙いをする際、貴方は集中のあまり周りが見えなくなる。そのため、部位狙いを行ったラウンドで<回避>を振ることができない。 ※このハンドアウトについて 実力がある新人ハンドアウト。同時に、苦悩や葛藤するハンドアウトです。 秘密を抱えながら、それでも必死に足掻くことが好きな人向け。 このシナリオでは<ライフル>を使い、火力や敵の制圧を行う役割を持っています。 特技故に部位狙いや、技能判定をきちんと通す実力を求められるでしょう。 『武器』 ・豊和 M1500(クトゥルフ2015 p80掲載) 使用技能:<ライフル>/ダメージ:2d6+4/射程:110m/1R攻撃回数:1/耐久力:12/故障ナンバー:00 全ての攻撃が｢部位狙い｣扱いとなる。｢連射｣不可。HO狙撃手のみ使用できる。 ・・・・・ 『アクィラ』について 正式名称は｢警視庁 警備部 特殊強襲部隊 狙撃支援班｣、通称『アクィラ』。 7年前に創設された。SATには狙撃支援班という名称の小部隊があるが、『アクィラ』はその部隊から独立した部隊である。 『アクィラ』が他の特殊部隊と決定的な違いがあるとすれば、狙撃手・観測手の二人一組の少数精鋭のバディを組んで行動することである。 特殊部隊である貴方たちは対テロ作戦や要人警護に始まり、その他強力な武器などが使用される事件において安全を確保しつつ事態の鎮圧、被疑者の確保などが主な任務だ。 また、刑事部だけでは対処できないような凶悪事件にも出動することがある。 特に『アクィラ』は遠距離支援を得意とした部隊であり、貴方たちは的確なライフル射撃を要求される場面が多い。 必要な時には、隊員たち自身の判断で射撃することを許可されている特別な存在でもある。 ・・・・・ 「俺は誰よりも速く撃ち込める」 ライフルを持ち、初対面でそう言い放つ。 その顔も態度も自信という文字が輝き浮かび上がる様だ。 だが自身は知っている。これはコーティングだと。それに伴う実力を見せつける事こそがそのコーティングを剝がされない術なのだと。 睨みつけるように人を見るのも、身の回りのものを整理するのも、貸し借りを嫌うのも、人を信用していないからだ。 隙を見せると付け込まれると考えている。 あれはまだ警察学校に入ったばかりの頃、同期で仲よくなったグループがいた。緊張して過ごしていた疾空にグループの中心的存在が声を掛けて仲間に入れてくれたのだ。彼らと共に学び切磋琢磨する日々は楽しかった。最初は要領が悪かった疾空だったが才能がすぐに発揮され全てにおいて彼らより一歩先へ行くようになった。疾空は彼らに自分の技術ややり方を教えて伸ばすことが自分に出来る恩返しだと思い、練習に付き合ったりしていた。彼らの為にと思って。だが気づかなかったのだ嫉妬の目線に。 それは野外での演習時、教官の目の届かないところで起こった。グループを先導していた疾空に誰かが不満をぶつけ、そのままもみ合い、疾空と彼は崖から落ちて怪我をしてしまった。疾空は足をひねって動けなかったが、もう一人は何とか仲間の助けを借りて崖を登り教官を呼んでくるとその場を去っていった。 こんなもめ事も仲が良くなった証拠だろうな後で謝ろうとそう気軽に思っていた。だが、すぐ来るはすの助けは夜中になってからようやく到着し、間の悪い事に雨も降り、冷え切った体の疾空は数日寝込む事になる。 そして戻って来た時に驚愕した。自分の怪我は実力を過信した独断先行の末に起こったもので、しかも止めようとした仲間も怪我をさせ置いて行った事にされていたのだ。訂正してもグループ内全員が同じ事を言い、既に広まっていた。疾空は教官から𠮟責とペナルティを貰う事となる。逆にグループの皆は自分にいじめられていたと同情をされていた。自分は裏切られたのだとやっと気づいた。 怒りで顔が青くなる。彼らに抗議をしても全員が自分のせいだと責め、そして嘲笑ってきた。「ちょっと出来るからって何様のつもりだったんだ」と。 心臓が切り刻まれる言葉だった。 その時思ったのだ。自分が愚かで弱いから利用されたのだと。中途半端な実力で中途半端に人を助けようとしたから妬まれたのだと。圧倒的な実力を見せつければ陥れられることはないのだと。 人の弱さと狡さは情けでは変えられない。それをぶつけられないほどの実力で黙らせるしかないのだと、そう、思ったのだ。 そして怪我を感じさせないほどに鍛え、訓練を積み、誰よりもすごいと言い放つようになった。同じく実力をめきめきと伸ばしていった。いつしか天才的と呼ばれていく。これでもう、陥れられない。けれど、気は重いまま。 そうやって気を張って生きてきて、もうそれが当たり前のような気がしている。だがチームで動くときはどうしても誰かに信用を置かなければならないと気づいてきた。自分の背後を、横を守る人間をいつ裏切るのだろうかと考えて行動するのはひどく疲れる。 千駄は警察学校時代の事を知ってそれで受け入れてくれたが。このアクィラの中でやっていけるかは不安だった。自分を強く見せる事に慣れてしまって、誰かに弱みを見せる、頼るやり方を忘れてしまった。コーティングされた自分の中身を見せる日が来るとは思えない。でも、もし、見せることができたら…この誰かの顔を見るたびに強張る肩や口元の力を抜くことができるのだろうか。心臓の辺りがぎゅっと収縮する感じが収まるのだろうか。 心にそんな靄を抱えながら、初の出動を待ちながら『バディ』の相手を盗み見するのだ。 本来はよく笑顔も見せる機械好きな少年だった。笑うと犬歯が見える。

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