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39歳/刑事 人当たりが良く、穏やかで裏表のない清廉な男。笑顔を絶やさない。努力家。 【背景】 彼には本来ならば2歳年上の兄がいたはずだった。しかし、長引く出産の過程で体力が尽きたのか生きて産まれてくることは無かった。 初産でもあり、思い入れも強かったであろう兄のことが忘れられなかった母は、兄のために用意した名前を2年後に誕生した彼に授ける。 ｢あの子の分も生きなさい｣｢あなたはあの子の生まれ変わりなのだから｣ 幼少期より繰り返された言葉は何時しか彼に、｢自分は兄の変わりなのだ｣という卑屈な自意識を芽生えさせた。 彼は健気に生きてきた。母の期待に応えようと、清く正しく生きてきた。そして幸いにも彼は優秀だった。小中高と優秀な成績を収め、母の希望した有名大学にも、首席とまではいかずとも優秀な成績で入学した。優秀な頭脳と少しのユーモア、そして何より清廉な人柄。彼の周りはいつも人が沢山いた。彼のことを羨む人は沢山いた。 そんな彼にも悩みはあった。自分は正しい努力でここまでやってきた。しかし、どんなに頑張っても"1番"にはなれなかった。自分の努力が足りないのか？否、そんなはずは無い。自分は決して地頭が特別良いわけでも、運動神経が優れていたわけでもなかった。努力だけで、ここまで来たのだ。自分は決して間違ってはいなかったはずだ。 彼は確かに優秀だった。努力では追いつくことの出来ない"才能"という世界があること、そして自分には何の"才能"などないことを痛烈に実感してしまえるほどに、優秀だったのだ。 そして彼の明晰な頭脳はこの悩みが、周りの人々には決して受け入れられない事も分かっていた。表向きの彼はいつも明るかった。その明るさに反比例するように、彼の内側では才能への渇望が暗く渦を巻いていることは、誰も知らない。 【相模原との関係】 零課発足前は、お互い顔を合わせれば挨拶する程度の仲であった。 相模原とは同じ警察学校出身だが、猫垣は大卒で入校しているため相模原の方が先輩。 相模原からの推薦で猫垣は零課に配属された。 【相模原の事件前と後の行動の変化】 元々喫煙者ではあるが、事件前は嗜む程度にしか吸わなかった。しかし、相模原の事件後明らかに量も頻度も増えた。 【デスクの状況について】 事件前デスクを彩っていた多肉植物や雑貨は事件後には全て片付けられ、必要性のある物のみが残されている。 ※自室も同様、寝具・テーブル程度しか家具が無い。 【その他】 好きなものはビッグマックと人 苦手なものは蟻とキュウリ 庭師は何を口遊む HO4 貴方は非常に手際よく、俊敏性に優れている。 チーフ補佐等を任されることが多く、医療の心得もある。

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