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新聞部　高校一年生男子 成績優秀原田誠一。困ったときは原田君。原田押しときゃ何とかなるやろ。 中学時代からクラスの皆に頭の良さと頼りやすさで一目置かれており、良くも悪くも目立つ存在であった。本人もそれを誇りに思っており、人に頼られることを是としていた。宿題を忘れた級友に宿題をうつさせてあげること。授業中に積極的に手を挙げて先生にありがたがられること。これ何たる喜びや。 彼は知らない。「便利屋原田」が一種の揶揄であり、「原田にはかなわねぇよ」の言葉の裏に（笑）がついていたことを。 5つ上の姉がおり、姉には可愛がられて（いびられて）いた。飄々としており、ずっと軽薄な態度とからかいを止めない姉は彼の一番頭が上がらない相手であり、同時に成績含め多種多様な面でかなわない相手であった。ちなみに二番目に頭が上がらない相手は幼馴染の某少女だったりするがそれは別の話。基本的に女に弱い。 高校に入って自分より賢くてかっこよくてカリスマ性のある人間が割といることに気が付き自信を半ば失いかけたが、それでも原田はめげなかった。同じクラスの賢くて女子からモテて運動もできるイケメンにだって（クラス長選挙には負けたけど）勝てるところがきっとある。「ほら！僕は確かに運動もできないですし足も遅いですし不器用ですけど……いや、でも！僕は新聞部ですからね！」 新聞部は入る部活に悩んでいた時に、入れそうな文化部の名前をあげて友人に相談したら「新聞部とか似合うんじゃない？誠一それっぽい、それっぽい」と言われたから天啓だと思って入った。人に気兼ねなく話しかけられる点や文章力と知識力のおかげか結果的に向いていた。 この世で一番嫌いなものは体育の授業。その次に嫌いなものは家庭科の授業。 球技は滅びるといいと思っている。あと陸上競技も。裁縫は僕のやるべきことじゃない。あと僕は絵は描かないからね？？ 字が汚いのは本人も気にしている 22時には寝る。基本的にどこまでも真面目なのだ。

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