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参考職業　刑事 鏡　沙羅（かがみ　さら）　35歳　刑事 金髪青目は人種由来のもの。 特徴表 オシャレ/鋭い洞察力 警視庁零課榊班の一員。キャリア組のエリート。慇懃無礼ともとれる丁寧すぎる話し方と、目立つ長身と美しい容姿故に、古参の刑事たちには陰で生意気と言われることが多い。新人のころから優秀であったが、そのことも含めて『非常に扱いづらい』と遠巻きにされていた。 零課所属前は捜査二課に所属。優秀さ故に上層部の受けもよく、出世ルートを辿っていたようだが、直属の上司からはやはり煙たがられていた模様。 一課への異動は異例であったが、本人の希望が通った形らしい。 警視庁入庁以降初めて自身のことを普通に扱ってくれる相手として、やたらとチーフに懐いている。 あまり表情が動かない割に感情表現は豊かで、それなりによく喋る。真顔で天然な行動をとるため、取り返しがつかないレベルでボケ倒していることも。 頭脳労働に必要という体でやたらとケーキやお菓子を持ち込み、真顔で食べている。メンバーにも配る。 食事にはあまり興味がないのか、ゼリー飲料やサプリメントで済ませようとする。外に連れ出されると非常に手早く食事を済ませてタブレットで仕事をしている。休ませないとなかなか休まないワーカーホリックの化身。 優秀だが冷たい、扱いにくいという一般的評価について「まあそうでしょうね」という反応。 長く入院している母親がいるが、一度も見舞いに行けていないようだ。 以下庭師HOバレ含む 幼少期は母と双子の妹の「椿」と三人で暮らしていた。父は稀に訪ねてくる程度で、名前も歳も知らなかった。 椿と沙羅は鏡の様にそっくりな双子で、『私の半分』と呼び合うなどとても仲が良く、幼さ故も手伝ってほとんどの感情を共有していた。 それでも不自由なく幸せに暮らしていたが、沙羅と椿が6歳のある日、母の留守中に訪ねてきた父が妹だけを連れて出て行き、そのまま戻ってこなかった。 父と椿が戻らず、父との連絡が取れなくなったことで母は精神を病み、一度も沙羅のことを顧みることも呼ぶこともないままある日突然飛び降り自殺を図り、そのまま入院する。母が発見され、警察が踏み込むまで半死半生で放置されており、その時のショックで感情と記憶の一部が欠落している。 その後、母の実家である名家では非嫡出子である沙羅を引き取ることはできなかったため、母の親戚筋の鏡家に養子として引き取られる。 裕福な家であったため使用人を付けられ、十分に教育を受けさせてもらえたが、家族として扱われることはなかった。 それなりに広い離れの家と部屋を与えられ、一人で過ごし、常にあらかじめ用意してもらった食事を冷めたまま食べていたため、食事にほとんど興味がない。 十分に名家の子としての教育を受けさせてもらっているため、食事の仕方などを含めた所作は本当に丁寧で美しい。 優秀故に名門の学校に入ったが本人は感情もなく、夢や展望もなかった。 子供らしさがあまりない言動や冷静さ、当時から目立つ容姿のせいで、教師からも生徒からも遠巻きに見られながら過ごす。 自分が欠落していることは承知の上だが、かつて家族と幸せであった事実だけを『記憶』しており、「自分の失った部分は片割れである椿が持っており、会えば取り戻せるのではないか」「そうでなくても自分と妹は同一なのだから、椿が『ひとなみにしあわせ』であれば自分も幸せということになるだろう」と思い、消息を辿り始める。妹を探しやすく、かつ鏡家に顔向けできる職業として警視庁を目指す。 感情が欠落したまま育った沙羅にとって、かつて大切であり、大切にされていた記憶を持つ妹以上に執着する相手はおらず、それ以外の人間はほぼ同列である。ただ、『人は大切な人を失うと悲しむもの』「それはどんな人間であってもそうである」と思っているため、人は理不尽に失われるべきではない、と考えている。 故に、愛する相手も愛してくれる相手も特にいない自分の優先度は低い。妹が幸福であることさえ確認できるのなら、その後は平然と命を捨てかねない部分はある。 刑事として『善い』人間であるために、自分を初めてまともに扱ってくれている榊チーフを『観察』し、模倣している。 若くしてチーフを任されていること、優秀ゆえに扱いづらいと言われ続けてきた自分を平然と扱うことから、かなり興味を持っており、手こずっている妹の件の情報も手に入るのではないか?と打算的に考えて傍にいる。 自分は人でなしなので、理解されるとは思っていない。 班の誰のことも好き嫌いという感情で見てはいないが、彼らにとって善い人間の振る舞いが出来ればいい、と思っている。 HO3への不快感は、理由がわからない以上表に出すつもりはないが、普段から誰にでも口調が強いため、そこそこわかりづらいかもしれない。 相模原涼さんについて 「自分が変わってやれなかった」と思っている。彼女が死んでどれだけの人が悲しんだのだろうか。 正しい人間でありたい、善い人間でありたいと思っている。 警察官とはそういうものであろうから。 出来るなら、誰かを愛し、愛されて幸せに過ごす善い人間たちを守りたい。 自分はそれが出来ない欠陥品ではあるが、守ることは出来るだろうから。 以下本人の知りえない情報 沙羅の実父　 欧米の血が入っている。金髪青目。既婚者。沙羅の母とは不倫関係で、そのことを伝えぬまま子供を産ませた。 「女の子が欲しい」とずっと言っており、女の子の名前しか考えていなかった。彼が沙羅の母に名乗っていた名前が「サラ」である。 沙羅の実母 日本人。非常に美しい女性。よい家の出だが甘やかされて育った末っ子でぼんやりとしており、沙羅の父に騙されてしまっていた。 娘が欲しいと夫（本人はそう思っている）に言われていたせいで妹の椿にしか興味がなかったが、よく似ていることもあるのか、同列にそだててはいたらしい。 自殺未遂後はずっと精神を病んでおり、息子が存在していたことすら忘れている。

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