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■伊稜 閃/いりょう せん 年齢：17歳（高校二年生） 職業：DEX系アスリート（職業ポイントをDEX*10+EDU*10で算出。特記によりEDU-1、DEX+1） 誕生日：６月８日 血液型：A型 家族構成：父、母、兄(故人) 趣味：地域猫探し（散歩） 好き：チョコミントアイス、生き物、都市伝説あつめ 苦手：目立つこと、ウェイ系のクラスメイト、体育（目立ちたくないから） ・都内の高校に通うごく普通の女子高生。 黒縁メガネに長めの前髪。クラスでは目立たない方であり、特に親しい友達も居ない。 部活動にも所属しておらず、ホームルームが終わると一目散に教室から出ていってしまう。 本名「尾羽張 閃/おわり せん」。 剣道界では名前を知らない者の方が少ない実力者。 全中では中１、中２で連覇を果たしている。 小学生の頃３つ年上の兄の影響で剣道を始める。 始めてすぐに才能が開花し、年上の、ひいては異性にすら引けを取らない剣技をみせる。 最初は「兄と同じことがしたい」という思いで始めた閃だったが、やっていくうちに徐々に剣道そのものにのめり込む様になり、ストイックな姿勢は彼女の才能を後押しし、ついには一年にして全中の覇者となった閃を世間は「天才剣道少女」と持て囃すようになった。 　しかし、世間の評判になる一方で優しかった兄から徐々に距離を置かれるようになってしまう。 ちょうどその頃兄は成績不振に悩んでおり、閃は「お兄ちゃんのスランプが終わればまた前のような関係に戻れるはず」と思い、陰ながら彼を応援することを決める。しかしその後一年経っても兄が不調を脱することはなく、兄妹の不和が改善されることもなかった。 　閃が全中を連覇してしばらく後、兄から試合を申し込まれた。 最初で最後の本気の勝負が兄の望みだったが、「兄を元気づけたい」と思った閃はあろうことか彼に華を持たせることを選ぶ。 戦いは同じ道場に通う多くの生徒に見守られたが、彼女の卓越した技術により誰一人として閃がわざと負けたことに気づかなかった…試合を行った当人以外は。 兄が首を吊ったのはそれからまもなくのことだった。部屋に残された遺書を読み初めて「兄が一年前の時点で才能の限界を感じていたこと」、そして、「底しれぬ才ある者を身近に持つ者の苦悩」を知ることとなる。 自分が兄を追い詰めた事実。更には「天才少女の身に起きた悲劇」という格好のゴシップに食いついたマスコミによる煽りが閃の絶望をより濃いものとし、以降彼女は剣を捨て、それどころか自室に閉じこもるようになってしまう。 　 中三の夏に父の計らいで母方の祖父母に預けられる。 その際、新しい土地で閃が少しでも苦労しないよう祖父母に養子縁組される形をとったため、現在は母の旧姓である「伊稜」を名乗っている。 自分が「尾羽張 閃」だと気づかれることを極端に拒絶しており、長い髪もメガネも顔を隠すためである。(両目の視力は2.0) 本来は明るく人好きのする性格だったが、今はなるべく人と関わらないように心がけ（特に運動部員は自分を知っているかもしれないので最大限に避けている）、性格事態もかなりひねくれてしまっている。 両親とは兄の一件以降気まずい関係が続いており、特に母親とは兄が亡くなった時に「アンタに剣道なんかやらせなければよかったね」と言われて以降まともな会話をしておらず（母親は話しかけてくるが閃がろくな返事をしない）、祖父母に預けられてからは一度も顔を合わせていない。 あれから三年が経ち、兄が死んだのと同じ齢になった今ふと思うのは「自分さえいなければ、兄はこの先も生きられたのだろうか」ということ。 だとすれば、もしもどんな願いも叶う願望器が手に入るのであれば、私は迷わず「自分が生まれてこなかった世界」を願うだろう。 名前の由来は「天之尾羽張」。 ▼▼▼　以下通過シナリオネタバレあり　▼▼▼ 【後遺症：奇妙な運命】 あなたの手のひらの傷は治らない。 血は出ていないし痛みもないが、治ることはない。 ＜イゴーロナクとその眷属＞を目撃した際の SANc の結果から-1D3。 ＜イゴーロナクとその眷属＞を 3 度見ると、手のひらの傷が完全に開き、イゴーロナクの贄となる。

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