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暇ナナオは女の子になりたいと思っている。 性自認に違和があったわけではなく、イタリアの少年がセリエＡの選手を目指すように、純粋に憧れてきたのだ。 そんな夢を持つナナオにとって、自身を女の子扱いしてくれる叔父は特別だった。 ナナオは叔父に、恋心にも似た感情を抱いている。 だが〝女の子扱いしてくれるから好き〟なのか、〝叔父が女の子扱いするのだから女の子に憧れた〟のか、ナナオ自身曖昧だ。 だからこそ、或いは女の子として見てくれるのならば誰でも好きになるのだろうかと、後ろめたさにも似た感情を抱いてもいる。 試しにマッチングアプリを使って複数の男性と出会ってみても、 ナナオを本心から〝女性〟として見てくれる人は居ないから、未だに結論はついていない。 今年で大学生という事もあり、父を亡くしてすぐは自立した生活を目指してもいた。 それでも自身をも巻き込んだ事故はナナオの心に大きく影を落とし、日常生活もままならないと気付く。 そこで叔父を頼るのに、下心が全く無かったとはいえない。 だが閉所や暗闇に怯え、自傷にすら走ってしまう現状では、他に手が無い事も確かだった。 そういった理由から、期待や不安を携えて、ナナオは叔父の家の戸を叩く事となる。 ハンドクラフトが趣味で、将来的にはそういった方向で食べていきたい気持ち。 特徴：斜め上からの発想/君は風邪をひかない 後遺症：不老不死 【通過シナリオ】 ・溽夏を喰む　22.08.04 ・夏だ！かき氷だ！食べ放題だ！（KPC）　22.10.02 ・果てのパライソ（KPC）　23.03.20 　

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