タグ： PC クトゥルフ 教授

ベース職業：教授→<説得>を<製作（爆弾）>、<値切り>を<薬学>に変更 D国ことディエル公国の国営技術研究所所長。生まれも育ちもディエル公国であることに加え、研究員として30年以上勤めていることもあり愛国心は人一倍強い。潔癖症のきらいがあり、技術研究所内は常に清潔に保たれている。好きな食べ物はペチ・ヲモート（様々な豆を煮込んだ牛乳スープ）、嫌いな食べ物はヨァゴ（豚ひき肉を小麦粉を練った皮で包み焼いたもの。包む工程が手作業で行われるのを知り口にできなくなった） ディエル公国は厳しい身分制度を基に国を形成しているが、その6つの身分階級の中でもアズドは「賢人」と呼ばれる身分だ。「賢人」は無知を知り博識であることを美徳としており、技術者や研究職に就くことが推奨されている。アズドはその理念に従い研究者の道を進んだ。実際、彼は幼いころから知的好奇心を満たすことを喜びだと考えており、国営技術研究所の研究員という立場はまさに天職であったのだ。 性格は一見穏やかで争いごとを好まないように見える……が、実際は根っからの差別主義者。基本的には自分以下の存在は全て嫌悪し、関わりを持ちたくないと考えている。しかし、アズドの判断基準は「その人の存在が有用であるか否か」であるため、ディエル公国に根強く残っている身分制度を要因とした差別思考とはまた別である。 趣味はガーデニング。国営技術研究所内にはアズドの作った温室があり、ダチュラやスイセン、キョウチクトウやトリカブトといったある種の偏りの見える多種多様な植物を育てていた。たまにそれらの植物を煮出したお茶のようなものを作っているようだ。誰に振舞うんだろうね！ 軍事研究部に所属する以前は医療薬研究部に属し、国営教育機関に通っている頃（いわゆる学生の頃）から研究していた植生学や化学の知識をふんだんに活用し、怪我や病気の治療薬の開発や毒物の中和剤の精製などを行っていた。そして、化学合成物や毒物に対する知識の深さを高く評価され軍事研究部へと抜擢、そのまま出世街道を突き進み所長にまで上り詰めた。 戦時中は所長として武器開発の総指揮を執る傍ら、自身の手でも強力な化学爆弾や毒物の容易かつ確実性のある製造の研究を行っていた。アズドが所長になってから国営研究所で考案された代表的な技術は以下の３つである。 ①新たな化学合成爆薬「TNBX（トリニトロブヌホクス）」 　TNBXはディエル公国にて製造された新たな化学合成爆薬である。爆薬の代表例であるTNTよりも安価に製造することができるが、製造時の安全性は保障されていない。TNBXを使用した爆弾は、同量のTNTを使用した爆弾のおおよそ２倍の威力を有している。通常は薄紫色の結晶体であり、固体の状態では引火したり水に溶けることはしない。爆薬として利用する場合は、金槌などで細かく砕いたあと、1.5倍の量のジエチルエーテルに混ぜ10分以上かけて撹拌する必要がある。この撹拌作業中は火気厳禁であり、少しの静電気が発生しただけで大爆発する危険性がある。攪拌作業を終えると、TNBXは化学反応によりドロドロとした粘性を持った液体となり、この状態ではじめて化学合成爆薬としての役目を果たすことができる。 　安全性を保ったTNBXの製造方法は最重要機密に指定されており、武器提供を行っていたA国にさえもその技術は伝えていない。 ②TNBXの使用を前提とした自走式榴弾砲「ASD-54」 　「ASD-54」は全長12.3m、全幅3.3m、重量55tの大型の自走式榴弾砲である。52口径155mm砲の主砲を持ち、副武装は12.7mm重機関銃を採用している。車体のベースはヒノボリ共和国のRX式装甲戦闘車が参考にされ、ディーゼルエンジンを搭載している。そして砲塔には右側に砲手、車長、左側に装填手が配置されるよう席が用意されている。 　最大射程は60kmと他国の自走式榴弾砲に比べ1.5～2倍程度の距離を誇っている。また射撃方法に関して、従来の間接標準射撃では射撃観測部隊と射撃指揮所が必要となるが、車体に衛生測位システムとAIを搭載することでASD-54のみでの射撃を可能としている。コンピュータによって少しのミルの誤差もなく、正確に目標物に対し着弾させることが出来るのだ。 　ASD-54の最大の特徴は、車体自体が広く一般的に利用されているアルミ合金ではなく、タングステンとコバルトを焼き固める独自の方法で作られている点だ。TNBXが強力な爆薬であるため、アルミ合金ではあまりにも脆すぎるのだ。 　ASD-54の製造はディエル公国全土で積極的に行われ、そのほとんどは他国へと輸出されている。 ③「ディエンアサガオ」から毒素を抽出。毒ガス兵器への応用 　ディエンアサガオはディエル公国に自生しているアサガオである。ディエル公国では国民達にも親しまれる身近な植物で、現在は国花に指定されている。しかしその花や種には強い毒性があり、たいへん危険な植物だ。主な中毒症状は幻覚・錯乱、呼吸麻痺、痙攣、意識喪失などで死亡例も少なくない。このような強力な毒性植物から毒素を抽出、大量殺戮を目的とした戦闘や掃討作戦などで利用できるよう、専用の毒ガス兵器及び中和剤噴射機を開発。この武器が先の大戦において多大な貢献をしたのは言うまでもないだろう。 　毒ガス兵器の製造にあたって、国花にも指定されているディエンアサガオがわざわざ利用されたのは、アズドの強い要求があったためである。アズドは40年以上前、国営教育機関に属している頃からディエンアサガオの研究を個人的に進めており、その有用性にいち早く気づいていた。 　またディエンアサガオ自体、ディエル公国では宗教的観点で国民達に特別視されている植物である。簡単に言ってしまえば、ディエンアサガオであるという事実だけで一部の熱心な国教徒は両手を挙げて利用の推奨をする事だろう。宗教の力を借り、大量殺戮兵器としての正当性を高めるのもディエンアサガオが抜擢された理由のひとつである。 作成時年齢：54歳(2021/3/1)　年齢下限：23 年齢下限ルールによりEDU+3、DEX-1 流石にその他メモ欄長すぎるのでどうにかしねえとな ＿＿＿＿＿＿＿ ・〇◎以下ネタバレ注意◎〇・ ＿＿＿＿＿＿＿

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