タグ： 陽桜鎮守府 ロスト

学校等でよく見かけるような文学少女（眼鏡っ娘）。 基本的には内気で口下手だが、気を許した相手にはある程度普通に話せる。 就職活動中に進路で悩んでいたが、親戚の警察官の誘いを受けたところ通ってしまった模様。 基本的には内勤だが自動車運転のウデも買われてパトカーの運転もよくしている。 APPが低いのはどことなく暗い雰囲気をかもし出している上に、身だしなみもあまり気にしないから（整えても10，11レベルだが） OPP：84（第2セッション中に決定） 第1セッション「あなたは誰の子？」KP：子日　PL：衣笠、木曾、秋雲 GOOD END 目星+8　芸術（料理）+9　SAN-2 第2セッション「ひまわり園」KP:叢雲　PL:北上教授、響 BAD END　ロスト 「…もう駄目なのかな」 部屋のもの全てが黒球の熱によって溶かされていく。 その中にいる3人の男女、それぞれに火の環が回り始めていた。 「危険はないって言ってたのに、村長さんのウソツキ。 　…でもやっぱり素直にいったらダメなんだね、あれじゃあ謎解いてないし。」 異常な熱気の中、その中の1人である相坂五月雨はボソっとつぶやいた。 身体の水分が抜け落ちていく、火傷では最早済まないレベルで身体が徐々に溶かされていく。 そんな異常な状況下で相坂は叫ぶでも、暴れるでも、また絶望でもなく別のことを考えていた。 「死ぬのは怖くない、だって警察官になった以上はある程度は覚悟してたもの。 　ただ…こんなところで死んだらお父さんお母さんはどう思うのかな。 　それに署のみんなに、私を頼って警察官になった五月（さつき）だって…」 自分の身の回りの人物。父、母、同僚、そして五月と言う彼女の妹。 彼女は絶望的な状況の中、自分の身より周りの人のことを思っていた。 どれほど時間が経っただろう。 もう目を開けることも出来ない、いや出来たとしても今の自分の姿を見るのはあまりにも辛い。 手足の感覚などとうに無くなっている。おそらくは高熱で蒸発、溶けてしまっているのかもしれない。 意識も朦朧としている中、彼女の脳裏にある光景がフラッシュバックする。 それは数年前楽しく遊び、自分と同じ警察官になると嬉しそうに話す妹の五月の姿。 そしてわずかの間とは言え娘のような存在が出来て、親子のように遊んだ同僚の衣笠コブラと小さなサイコちゃんの姿だった。 「これが走馬灯ってものかな…よく楽しかったことが巡るって言うけどさ。 　五月、衣笠さんも頑張って生きてね。私みたいにはならないで…」 そう思ったのち、彼女は意識を手放した。その意識が二度と戻ることがないと知っていても。

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