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「実に興味深い。観察を続けるとしよう」 来歴不詳のレネゲイドビーイング。本人も自身の過去については一切把握していないが、過去には興味を持てていないため気にしていない。 自身のことを「吾輩」と呼ぶ尊大な仮面の痩躯、飄々とした態度で他社に接する。他者のことは貴様・少年・少女・コードネーム呼び。 その正体は都築京香によって覚醒させられた概念の集合体、元となった概念はかの有名な小説『吾輩は猫である』 小説という概念的には不安定なものだったせいか、レネゲイドは本来想定したものから変質し覚醒に際した記憶が抜け落ちてしまった。 都築京香に対して言い知れぬ力を感じるのは自身の覚醒を担っていた存在であるため。 自身を脅かすものと勘違いをしておりいつか殺害を誓っているが、本能的な部分で彼女に平伏しているため当分無理であろう。 意志の力で一見不可能と見えることを可能としてしまう人間に強い興味を抱いており、普段は隠蔽している自身のテリトリーから人間観察をして過ごしている。 隠蔽はしているが、時たま観察に夢中になるあまり姿を見せてしまうことがあり、人々の間でその存在が実しやかに囁かれている。 人間や他のオーヴァードは観察対象と見ているが、観察対象であると同時に『人間大好き』な質であるため友好的に接する。 自身と同質の存在であるレネゲイドビーイングであるならばなおさらのこと。唯一都築京香だけは例外であるが。 都築京香を殺すと息巻いているが、本人の能力は攻撃的ではなくむしろ防御や支援寄り。 敵対者には苛烈に接するが、一度味方と判断したものには態度は変わらないが対応はだいぶ甘めに。 たとえ敵対していたものであろうとも戦闘が終われば観察対象、飄々とした態度へと戻り観察を続けようとする。

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