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UGN最強の独立強行偵察部隊「アマテラス」の司令官にして、潜水戦艦「アマテラス」の艦長。 ノイマン×ハヌマーンのクロスブリード。 階級は臨時大佐。アマテラスのレネゲイドビーイング"ナロア"に「選ばれ」、アマテラス艦長になるために、非正規の手順で昇級・任官している。臨時任官の前の階級は大尉。 1年前までは、前アマテラスの戦闘小隊の一つ、「ホワイトポインター」隊長だった。 ◆ クソ真面目に見えるし、実際真面目な性格ではあるが、堅物ではない。 現在は艦長としての振る舞いを意識しているために輪をかけて真面目に見えるが、意外とノリがよくヤンチャな所もある。付き合いの長い人物は彼が真面目なだけではないことを知っている。 人の上に立つ者としての自信と、誰かに仕える者としての誠実さを兼ね備えた性格。 自信と自負には溢れるが傲慢ではなく、ある程度の謙虚さ、というよりは慎重さを持つ。 誰とでもフランクにコミュニケーションできるが、適切な距離感は忘れない気配りもあり、しかし必要とあらばそれを踏み越える勇気も持つ。 指揮能力にも、個人の戦闘能力にも優れた軍人。 両手にサブマシンガンを持ち、至近距離で敵と戦う戦闘スタイル。 基本的にはノイマンのエフェクトで正確無比な射撃を行い戦う。 ハヌマーンのエフェクトは姿勢制御と反動抑制、発射時の銃弾の補正などの補助に用いている。 両親ともに日本人の純日本人だが、生まれはアメリカで英語も話せる。 学生時代は日本で過ごしたが、卒業後にUGN本部に渡り、紆余曲折を経て前アマテラスに配属される。 家族構成は父母妹。妹の名は木春。 ◆ 優秀な完璧超人のようだが、優秀が故に「できない者」の気持ちはわからない、という欠陥も併せ持つ。 彼にとって「できないこと」とは、「将来的に可能にするための努力の最中」か「やらなくていいこと」でしかないのだ。 失敗は許容する。ミスは誰にでもあるものだから。 嘘も斟酌する。事情は誰にでもあるものだから。 しかし、やるべきことを、諦めるのは許さない。 いや、許さないというよりは、――理解できない。 やるべきことは、やるべきだ、と彼は思っている。想っているし、重んじている。 もちろん、自分が優秀な人間だという自覚はある。故に他者に同じように求めたりはしない。 自分に厳しい、というと聞こえはいいが、決してそれは他者に甘いわけではない。 そこにあるのは許容でもまして理解でもなく、断絶であり放置なのだから。 救いは、彼は自身の「欠陥」について自覚的であることだ。 その欠陥を補った上で人間関係を構築する技術が備わっていることだ。 この欠陥が、多くの人との致命的な溝を生み出しかねないと、想定していることだ。 ちなみに、単なる好みの問題で「やらなくていい」と断じているものも中には存在する。 例えば、彼はタコやイカ、ナマコが食べられない。アレルギーなどではなく、単に食わず嫌いで。 ◆ アマテラス前艦長のシャロンを上官として尊敬し、敬愛し、憧憬していた。 ただの上官に対してだったのか、それ以上の何かがあったのか、今では彼自身ですら知る由もない。 少なくとも今は、「艦長」として目指す理想の姿として、在りし日の姿を思い出すだけ。 それ以上は彼女が、そして仲間達に何が起きたのかを知った後でも、遅くはないと、思っている。 ◆ 戦闘スタイルに関して。彼が前アマテラスに所属する前の、ある元同僚の証言。 --- 前に聞いたことがあるんだよ。 銃弾の軌道を全部計算してんのか？って、もちろん冗談でさ。 あんな反動の大きい銃を二挺ももって撃ってんのに、すげー当たるし強えぇからさ。 オーヴァードつってもあいつは肉体特化じゃないんだから、反動で相当ブレるハズだろ。 そしたら真面目な顔でこんなこと言うんだよ。 「流石にそこまではしてないし無理だ。 ブレる分も計算に入れて、エフェクトも使ってなるべくバラけすぎないように撃ってはいるけどな。 その上で、銃弾が敵との距離ごとにどれくらいの範囲に分散するか、敵に有効打を与えるためにどれくらいの距離でどれくらいの弾数を撃てばいいか、確率レベルで計算をして、一定間隔で修正してる、って感じか。 銃弾一発一発がどこに飛ぶかはランダムだけど、多く撃てばその分確率的に収束するから。」 ってさ。 いやーわけわけんねー。 ノイマンって連中は大真面目にバカなことするよなぁ。 --- ◆ 一人称はプライベートでは「俺」。公の場では「私」。 特に「艦長ぶる」時には意識して「私」を使う。アマテラス艦内では基本的には常に公の場として振る舞っている。目上の人間には「小官」だが、艦長になってからあまり使うことはない。 ナロアやPC2相手であれば、人目がなければ艦内でも「俺」になる。 ◆ PC2とは長い付き合い。 現状はこちらの階級がかなり上がってしまった上、直属の上官であるため公の場では上官として振る舞うよう意識している。 人目がなければ、昔のように普通に話す。艦内では数少ない、少し気を緩めている瞬間である。（なお、ナロア相手にも比較的砕けた態度だが、こちらは特殊ケースで、どちらかというと仕事の延長線上、円滑なコミュニケーションのために敢えてそうしているので、気を緩めてはいない。） PC2相手なら、人目があってもヒートアップすると稀に地が出たりする。人前で感情的な議論になったりすることはほぼないので（作戦方針などでずれたら向こうが折れてくれる）、せいぜい副艦長やナロアと共に砕けた話をしているときくらいではある。 若い時分には一緒に色々とやらかしたりしたが、その頃の話は（少なくともアマテラスメンバーには）しないこと、と不可侵条約を結んでいる。 「メリット、ないだろう？ 最終的には互いに焦土になるだけだ。 　うっかり漏らした時も、原則として報復攻撃は禁止にしよう」 とか、まじめな顔で提案したとかなんとか。 ◆ アマテラスのメンバーは、基本的には互いを名前で呼び合う。 新生アマテラス結成の際の所信表明で、彼が以下のように言ったためだ。 「前艦長の方針を継いで、艦内では階級で呼び合うことを推奨しない。 　職務上必要な場合もあるから禁止まではしないが、同じ艦に乗る以上我々は家族だ。 　できれば、名前で呼び合おう。」 ちなみに、さすがに自分を名前では呼び辛い者もいるだろうとの配慮から、『艦長』と呼ぶのは禁じていない。中には親しみを込め名前で呼ぶ者もいるが、多くのクルーは艦長と呼んでいるようだ。

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