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燃える夕日ような朱の髪と金目の美しい鬼。 快楽主義者で刹那主義、明日の生より今の享楽。 幼い頃は「ちび」「ちまいの」と呼ばれていたが、茨木童子や四天王たちが名前で呼ばれているのを羨ましく思い酒呑童子に強請ったところ、「赤くて光って夜目立つから朱蛍」とざっくり決められた。 一音目の響きが酒呑童子のそれと同じなので、うっかり呼び間違えたり、うっかり反応したりを防ぐために呼び分けが仲間内で推奨され、訓読みの名を名乗ることが多い。酒呑童子もそれを許した。 幼いころこそ年を数えていたものだが、だんだんとどうでも良くなる。食べれば大きくなるし戦えば強くなる。それで良いじゃないかと思うようになった。それもはたまた何年前か。 酒呑の気まぐれに巻き込まれないよう飛んだり避けたり仲間内の状況を把握したりすることは自然と学んだ。 しかし「それでも死ぬときゃ死ぬさぁ、オレたちゃそういう集団よ」と割り切っている節もある。 火の術に長けていること、見目の美しさについてはその特異性を自分で理解している。こんな下っ端扱いされて当然の若鬼が一目置かれてるなんて良いこと良いこと有り難や、と有効活用している。 自分の出生、記憶について思うところはあるが、「今が1番楽しい」が最優先なのでそこまで思い詰めるほどではない。 大江山へは良い酒が手に入ったら里帰りする。良い酒は酒呑童子に捧げた方が得。そのあと振る舞われたものを皆で口にすれば周りからも感謝されて一石二鳥、と思うちゃっかりした点もある。 仲間との関係は良好。「火の術は凄ぇし見目も良いが、中身はそこらの人間のガキと変わらん明るい奴」と思われている。末っ子として甘やかされていると言った方が良いかもしれない。 HO1に対して→珍しく腕の立つ強い奴！と新しい玩具を見つけた子供のような気持ちを抱いている。いっぱい遊びたい！でも不完全燃焼の引き分けだったときは仲間が山から降りて来ればその後一緒に暴れている。

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