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犼（フー） #da163e #E8204E　ダークモード https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%A6_(%E9%9C%8A%E7%8D%A3) 中国語での発音はどちらかというと「ホウ」だが、「who」とも掛けて「フー」と名乗っている。 ----- 【特徴表5-6】 異物への耐性 体内の免疫力が発達している。毒(POT)を抵抗表で競う場合に、成功値に+20 【特徴表3-7】俊敏 どんな時でも、鋭く素早く状況を把握できる。＜回避＞の基本成功率は、通常の＜DEX×2＞ではなく＜DEX×5＞である。 職業：犯罪者ベース ----- ＜シナリオ＞ ・かいぶつたちとマホラカルト　HO狼 ・情死花街恋人奇譚 ・暗愚饗宴グレナデン ・鼠はコバルトに墜ちる ・Dual Bullet ・VS18 ・Get out, the master！ ・呪われてるのはお前だろ！ ・赤の女王仮説によれば。 ----- 【人物概要】 犯罪組織「紅霞」の潜入・隠密担当。 自己中心の権化、気分屋で予測不能。内心が不明、動きにも予備動作がない。 組織の決め事において、他はわりと気分次第だが「裏切り（自分が裏切られること）」だけはいつでも嫌っている。 傍若無人で横暴な態度が目立つようで、身内には他人へのそれと比較すれば甘く寛容である。 ----- 【詳細・犯罪動機】 彼の犯罪動機は「より多くのものを自分の手元に置きたい」欲求からくるものである。 また、一度自分のものになったものは、当然永遠に自分のものであることを信じて疑っていない。 彼は、人が本来幼い頃に正しく打ち砕かれるべき万能感や信頼感を保持したままここまできている。 ……というのは正確でない。 実のところは「一度致命的にそれらが打ち砕かれた」（後述）のだが、 その体験がどうしようもなく受け入れがたく、耐えがたく、認めがたいあまりに正常にそれらから脱することができなかった。 彼は17の頃にそれを体験し、原因となった母親と姉を殺害して以降容姿の成長がそこで止まっている。 つまり彼は、「一度自分のものになったものは自分を裏切ることもある」ことを知ってしまっているのだが、 その事実に耐えられず、「一度自分のものになったものは当然永遠に自分のものである」のだ、ということにしがみついている。 歪に修復されたつぎはぎの万能感と信頼感。そのため表面の態度ほど自信がなく、奥底では常に不安感に苛まれている。 これは誰にも知られず本人にも葬り去られた彼という人間の正体であり、彼が深層に抱えている自己矛盾である。 そのため、「自分は間違っていないことの証明、ひいては現実逃避」が真の犯罪動機となる。 ----- 【詳細・辻褄合わせ】 上記から「裏切られる」のは当然、「ものを捨てる」ことも彼は苦手とする。 しかし、生きる上では、ものを捨てなければいけない事態というのは当たり前に存在する。 ではどう解決するか。 彼はその際、「ものを捨てた」という事実を「そんなものは最初からなかった」と自身の記憶を改ざんしてしまうのだ。 人に対しても同様で、例えば新しく人が仲間になるのは「自分のものが増える」ため喜ばしく、 「自分のものは決して自分を裏切らない」のだから、「警戒する理由はどこにもない」。 …のだが、彼の深層心理としては人が増えるということはそれだけ「現状が壊れてしまうのではないか」という恐れを招くものであり、 「奥底では警戒している」のに「仲間になった瞬間その人間を警戒できない」のだ。 その矛盾についても、例えば来て日が浅い人間などからお菓子を受け取るとする。 彼はそれを、対象への警戒から裏で捨てるという行動に出るとする。 この際、彼の記憶に残るのは「お菓子を素直に受け取って食べた」という自覚だ。 これは彼にとって決して嘘ではなく、彼の中で記憶が改ざんされ、そう辻褄が合わされた。 彼はそのように自身由来の不安感について度々忘却・改ざんし、矛盾を抱えながら矛盾を自覚せずに生きている。 尚、これらは自分でものを捨てたり自分の警戒心のみで警戒することに適用されるものであり、 人がものを捨てたり実際に身内にあやしいところがある場合への警戒にはこの辻褄合わせは起こらない。密かに傷つきはする。 ▼以下秘匿ネタバレあり 【詳細・過去】 本名は羅暁雷（ルオ・シャオレイ）。家族構成は中国人の父親、日本人の母親、姉。 物心がつく頃にはすでに両親が離婚しており、母親と姉に異様なほど溺愛されて育った。 母親の資金などが整ったどこかのタイミングで日本に移住しているが中国で生まれ育ったため、母国語は中国語となる。 母親と姉の溺愛を素直に享受し、いわば彼女らが彼の初恋であった。 しかし、母親は再婚し、姉には恋人ができ、彼女らの「一番」が他に移ってしまう。 彼はその「失恋」に耐えられなかった。 17歳のある日。 彼の母親とその再婚相手、姉と恋人。その全員が亡くなった。 彼の仕業であるが表沙汰にはならず、彼本人も世間的には生死不明、となった。 彼はその日より過去を忘却し、自分の名前すら忘れて「犼（フー）」となり、表社会から姿を消した。 「悪魔」と出会ったのはそのすぐ後だ。 ----- 【詳細・「悪魔」について】 なんか知らんけどおいしい話を持ってくる金ヅル。度々気にかけられていたが常に一緒にいたわけではない。 狼は地頭が良くすでに完全犯罪を成した経験こそあるものの、悪魔と出会った時点で幼い上に素人である。 そのため犯罪者としての基盤は悪魔からノウハウを盗むことで出来上がり、傍目には兄弟のようにも写るが、悪魔個人を特別好いているかどうかは不明。 どんな人間であろうと身内と認識した瞬間からただ身内である。 しかしながら、「身内が自分の元を去る」ことに酷くトラウマを抱えているため、彼が消息不明となったことには見かけ以上に動揺している。 ただ、理由が判明していないため、狼の中で彼はまだ裏切り者ではない。裏切りであるはずがない。 しかし、今後裏切りであると判明すれば躊躇なく殺害するだろう。 それによって自分がどれほど傷つこうとも。 ----- 【「紅霞」のメンバーについて】 仲間（身内）への好感度は加点方式のため、どんな人間であろうとその人間性に幻滅や失望することはなく減点がない。 仲間となった瞬間から狼はメンバーの危機には必ず駆けつけるし、助けるし、守るし、向こうから裏切られない限り絶対に仲間を切り捨てない。 そのため個人的に好みであろうとなかろうとそのスタンスには影響しないが、好ましい性質の人間は普通にその分気に入る。 ■魔女（シャーデンフロイデ） …桃花（タオファ）と称する。ジジイとも。右腕。 　どう考えても最上級に褒めている名付けだが本人的には「好色ジジイ」くらいのニュアンスらしい。 　邪険に扱うことも多々あるが、有り体に言うと好みの人間であるため実のところはかなり気に入っている。 　一度彼の好奇心によって裏切りを受けたことがあるが、心臓を突き刺す直前に撤回されたため不問とした。 　普通に一緒に旅行に行ったりする。 ■鬼（獄角） …名前をせびられたため獄角（イージャオ）と名付けた。この名づける行為が案外悪くなかったため、魔女と天使にも勝手に自分で呼び名をつくった。 　彼に不思議なほど寛容（というか気が長い）なのは大前提として身内だからであるが、好きなものを与え力を振りかざさないことが彼との良好な上下関係を築くために必要であると本能的に理解しているためである。 　自分の動物的な思考回路と構造の近さを感じており、故に妙なシンパシーと理解がある。 　彼がアジト住みなこともありよくご飯を広げて餌付けする（一緒に食事をする）。ペット？ ■天使（AL） …羽衣（ウイ）と称する。アルとも。 　よくわからない者とよくわからない者同士でよくわからない空気が流れがちかもしれない。 　本編を通して出自を知ったため奥底の警戒は解けたものの、関係の構築に試行錯誤が残る。 　アルの中にある序列の認識が現状形骸だけのもの故に絶対的であり部下としての信頼に繋がっている。 ■幽霊 …創設当初から共にしているが奥底ではいまだに信頼しきれずに一線引いているところがある。狼の意識上はそんなことはない。 　呼び名の名づけは思いつかなくてやめた。 ----- 【その他】 ・物が雑然とたくさんあると嬉しく、金銭はそれに代えられるものなので好ましい。 ・金銭に関しては「使うため」に欲しがるが、金銭そのものに執着はない。物が欲しい。 ・物理的には雑然を好むが、思考や会話は合理性があり理路整然としたものに納得しやすい。 ・殺人や犯罪などはあくまで目的のための手段であってそれ自体はとくに楽しくもなく、無闇に他人を攻撃することはしない。 ・母親と姉については殺害後そのまま死体を犯している。童貞卒業おめでとう。 ・犯罪に慣れてきた頃、若気の至りで無茶な行動に出て悪漢達に輪姦されたことがある。その時のいろんなものは抹消した。 ・身内への寛容さ・甘さについて： ×赤の他人10　身内100 〇赤の他人-10000　身内0 ▼かいまほバレ ■取得呪文など 『狩り立てる恐怖の招来/従属』 今シナリオに登場した個体(『悪魔』)に限る。 咆哮によって招来、『悪魔』の変身となる。 他、HO、及び途中取得したAF、PSI等特殊能力全て。しかし他シナリオで使用する際はKP許可が必要。 ・鼠たちの王 貴方は鼠たちに打ち勝ち彼らの尊敬を得た。貴方こそが彼らの王だ。 路地裏や街中など、鼠がいてもおかしくない場所でのみ使用可能。探索技能を失敗した際、シナリオ中1度だけ青い小さな鼠が情報を持って来、置いて去る。あるいは助太刀をする。 使用の際には必ずその卓のKPへ許可をもらうこと。 【AF：†叡智の結晶†】 小さな袋であり、所持している者の精神力を一時的に向上させる。 発狂時に＜POW*5＞に成功すると、自力で正気に戻ることができる。 ※ただし1回使用すると効果を失う。

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