タグ： ｻﾗﾏﾝﾀﾞｰ ｴｸﾞｻﾞｲﾙ ｶﾞｰﾄﾞ型

元々はエージェントの父を持つUGNチルドレンだった。 弟と共に、いつか父と肩を並べられるようにと修練を積んでいたが、世間の目は彼らを比較した。 弟は彼に比べて少し劣っていた、弟は彼との埋まらぬ溝を埋めようと努力したが……。 それが実る前に弟は狂ってしまった。 突如ジャーム化した弟、彼は相対し僅かな差で勝利を収めた……しかし、彼はトドメを刺すことができなかった。 家族の情、それが彼の握っていた槍を鈍らせた。 そんな微かな……僅かの隙。 その一瞬に弟が最後の力を振り絞っての反撃を行う。 彼はそれに対応しきれず、死を覚悟した。 しかし、彼は死ななかった、父が命を呈して彼を庇ったのだ。 命の灯火が消えゆく父の姿を見据えながら、彼の意識は途絶えた。 尊敬していた父と良きライバルであった弟である2人を同時に亡くして以来、彼の髪の色は抜け落ち、彼のレネゲイドウィルスは防御に特化した物となったらしい。 しかし彼はまだ知らない。 実は弟が身体の大半を切り離した上で1部のジャームやオーヴァードしか使うこと適わない瞬間退場というエフェクトを使用し、逃げ延びた事を。 弟は生き延び、FHの元で力を磨いていることを。 彼はまだ知らない。

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