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松前 鳥鼠(まつまえ とね) 登山家 20歳 男 気さくで陽気な性格であり、なんかいつもヘラヘラしている。思ったことを何でも口にするタイプであり、無自覚で空気を読まない発言をよくすることがある。 それなりに顔が良く、学生時代は何度か異性からの告白を受けたことがあるが、本人の目の前で「キミみたいなタイプってあんまり好みじゃないんだよね」って言って泣かれた過去がある。本当に無自覚(重要)。 山を始めたきっかけは一人の友人だった。 最初はただの付き添いで、あまり乗り気ではなかったが、彼と登る山がとても楽しく、トレッキングのみであったものがいつしか本格的な登山をするようになって行った。 頭の回転が遅く、実際考えているかは分からないが、難しいことを考えたりするのが苦手。 勉強も嫌いであり、やる気になれずにいたら入ろうとしていた大学の試験に落ち、そうしてバイトをしながら、することも無いので登山に没頭するようになった。 「えぇ〜めんどくさいなぁ。キミがやってよ」 「ごめん、俺あんまりそういうの好きじゃないんだよね〜。」 「山は好きだよ〜、それなりにね。」 【狂気山脈〜邪神の山嶺〜】HO2A：還らぬ友 友人、夕希 碧葉(ゆうき あおば)は最高の登山家だった。 鳥鼠の小学校の頃からの友人であり、登山の良さを教えた張本人。 元気で常にハイテンションな性格であり、よくウザ絡みをしてくる、わかりやすい陽キャ。 マイペースで緩い性格な鳥鼠とは相性が合わずよくちょっとした喧嘩をしていたが、お互い次の日になれば何事も無かったかのように接するほどの関係性であった。 簡単に言えば腐れ縁のようなもの。 パッと見典型的な元気バカに見えるのだが、頭が良く、鳥鼠が大学受験に落ちた時に散々弄っていた。 ムカつくが憎めないそんな人間。 彼が登山を始めたのは至極端的。 登山家の家に生まれたため、両親から散々山の魅力や良さを教わり、幼時から登山をしていた。 両親からは愛されており、そんな両親が愛している山をまた、碧葉は愛していた。 色んな友人を誘ったがだいたい断られてしまい、最終的に嫌々ながらも了承を得たのは、鳥鼠のみであった。それだけの話だ。 「おいそれはお前の仕事だろ？人任せにすんじゃねーよ！」 「いや、オレはバカだけど頭は良いから！って誰がバカだよ！？」 「よし！登るぞ、美しいあの山の頂に立つのはオレたちだ！」

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