タグ： ハイフェッツ秀才

2015の俳優で取得 関心のある技能をダンスと歌唱で取得 子役出身の俳優。今は舞台をメインに活動している。 「若手俳優の登竜門」と称される2.5次元舞台 の中ではかなりのベテランで、技術が高いと評判。 制作陣からも、真面目で人当たりのいい性格と、期待通りの安定した演技を評価されている。 　家族で見た舞台の役者に魅了された。 帰りに「役者さんになりたい」と言った。どちらかと言えば内気な彼が、そんな事を口にするのは珍しかった。 両親はそれに了承し、無事芸能界デビューをする。 お芝居は楽しかった。 役を演じている間は、自分は何にでもなれる気がした。 聞き分けや愛想の良さもあり、幼稚園を卒園する頃には売れっ子子役になっていた。 だが、学年が上がるにつれ仕事は減っていった。高学年になる頃にはさっぱりと言っていいほど話が来なくなっていた。 同年代の他の子役たちも聞き分けがつき始め、演技力が求められる年になってもなお、"起用したい"と思わせる程の魅力は彼には無かったのだ。 親しい人達は 「もういいんじゃない？」 「そんなもんだよ」 と慰めたり、諭すような言葉を投げかけた。 けれど、まだ諦めたくなかった。芝居を続けたかった。 　努力が足りなかったからだと、発声練習やランニングを毎日する様になった。指南書や他人の演技は積極的に見る事にした。演技に活かせそうなことは何でも挑戦した。 　どんな役でも受けた。例えそれが、エキストラ同然のものだったとしても。プライドじゃ何も成せないのだ。 そうして手に入れたのが"実力派2.5次元俳優"の位置だ。 嬉しかった。まだ自分の演技に価値があると言われているような気がして。また誰かが自分に期待をしてくれて。 何としてでも努力して掴み取ったその座を維持したいと考えている。 いつの間にか彼のなかで演技は「楽しいこと」ではなく、「自己顕示の道具」になってしまっていたのだ。 それなのに、才堂天羅が現れた。自分よりもずっと演技の出来るやつが現れてしまったのだ。 「すごい演技をする奴がいるらしい」との噂を聞き、勉強の為に彼の演技を見てみた。想像以上だった。 その時から、映像として残っている彼の演技には全て目を通した。彼のずっと嫉妬と恐怖を覚えていた。彼の演技を見る度に強い劣等感を覚えるのに、その演技から目が離せないのだ。 彼は受ける仕事を選ぶらしいから、自分と関わることは無いだろうと安心していたのに…………………。 シナリオ通過後 天才になりました✌️ 天才になったお陰で、才堂天羅のお陰で、演技が楽しかったことを思い出せた。 才能を前借りしたとはいえ、やっと才堂君のスタートラインに立てただけだと思っている。 今は純粋にもっともっと上手く演技が出来るようになって才堂君を追い抜きたいと思っている。

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