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天真爛漫を絵に描いたような高校1年生。 誰に対してもフレンドリーに話しかけ、積極的に動くタイプ。よく笑いよく喋る。世間知らずなところがあり、たまに的外れな言動をすることも。それも彼女の人望か、魅力の一つとなっている。 学校では園芸部に所属している。 生まれつき心臓が弱く、過度な運動を禁じられていた。 小学校1年生の頃、幼馴染みの白銀桂一に連れられ町外れの森で親に内緒でずっと遊んでいたところ体調が悪化し、それに気づいていない桂一に振り回され続け、ある日森の中で不整脈を起こし気を失ってしまう。桂一が泣きながら大人を呼んだことで奇跡的に一命を取り留めたが日常生活も困難なほどに心臓が弱ってしまい、それからずっと学校にも通えず入院していた。病室の窓から見える景色は決して雄大なものでは無かったが、それが彼女の世界だった。両親は最初こそ毎日お見舞いにきてくれたものの、母親が精神的に疲弊して父親の負担が増え、ぱたりと途絶えてしまった。雨の日も雪の日も嵐の日も、変わらずお見舞いに来てくれたのは桂一だけだった。 入院生活にすっかり慣れてしまったある日、隣のベッドに浅黄がやってくる。積極的に話しかけてくれる浅黄に最初こそたどたどしく返していたものの、浅黄が教えてくれる外の世界の話はまるで御伽噺みたいに素敵で、めいからも話しかけることが多くなった。元々明るい性格だったこともあり、すぐに打ち解け友達となった。先に彼女の退院が決まったときは若干の羨望はあったものの、友達が無事に元の生活に戻れることを喜んだ。その後心臓のドナーが見つかり、移植手術を受けることになった。手術前は恐怖心でいっぱいだったが、浅黄との外で遊ぼうという約束が支えになった。 退院から暫く経ち病院の外での生活に慣れてきたころ、浅黄との約束通り一緒にエーテルタワーに遊びに行くことになった。楽しみ！ 桂一は大切な幼馴染。事故のあと友達と疎遠になる中、ずっと傍にいてくれたことに感謝している。実は事故以前から桂一のことが好きで長年片想いをしている。彼は自分への負い目や罪悪感から傍にいるということに気づいており、そこに付け込めば告白に応えてくれるだろうと自負している。しかしそんな卑怯なことはしたくないため、一生告白しないつもりでいる。自分と彼の関係性は友達でも恋人でもなく、加害者と被害者だ。恋人なんて望まないから、せめて友達の顔をして隣にいたい。 好きな食べ物は豚骨ラーメン。趣味は夜空を眺めること、ガーデニング、探検と称した散歩、写真を撮ること、食べ歩き。 ・技能 《隠れる》→かくれんぼが大好き！ 《医学》→将来は医者か看護師になりたいと思っているから。 《写真術》→外の世界が楽しくって、記録に残しておきたくてたくさん撮ってる。 ♪花に赤い糸/HoneyWorks ♪きゅうくらりん/いよわ ・大切な人 白銀 桂一（しろがね けいいち） めいと同じ学校に通う同級生の男の子で、幼馴染み。学校では天文学部に所属している。 ぶっきらぼうだが悪いと思ったことはすぐに謝る、責任感の強い性格。強すぎる余り自分を責めすぎてしまいがち。 小学校1年生のときにめいが倒れたことが半ばトラウマとなっており、ずっと罪の意識に囚われている。小学校の時はめいではない別の女の子に憧れており、素直になれずめいに当たることが多かった。その女の子に抱いていた感情が恋なのか、今でもよく分かっていない。今はめい以外の女の子には興味を持てなくなっている。 罪の意識から献身的にお見舞いに向かいめいと過ごす度に、彼女の存在が彼の中で大きくなっていってる。本人はめいのことを大切にしたい、恋していると思っているが、罪悪感を抱えすぎて勘違いしているだけだと言われれば否定することが出来ない。弱い。 好きな食べ物は餃子。趣味は天体観測、写真を撮ること、旅行雑誌を読むこと。 一人称は「俺」、二人称は「あんた」もしくは呼び捨て（年上にはさん付け）。めいのことは「紫乃花」と呼ぶ。昔はめい、って呼んでた。 めいは桂一くんって呼んでいます。 ♪浮花/須田景凪

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