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▼ 職業ベース | 占い師 ┣ 人の運勢や事象の吉凶や未来を予想する、占星術、手相占いなどの知識やタロットや水晶球などの道具を使うことが多い ┣ 特記 | オカルトを信じている人に対する<言いくるめ><説得>に+10%のボーナス ┗選択技能 | 精神分析 ▼ 特徴表 〖4-6〗寄せ餌 ┗BP＋40p ▼ カラーコード 緑黄色　りょくおうしょく 〖 #dccb18 〗 ▼キャラクター　一人称「わたし」　二人称「あなた」　三人称「あのひと、あのこ」 数年前、世間を騒がせたとあるカルト宗教儀式殺人事件の生き残り。 今は人の世でしがない占い師をしている。 ＿＿今から22年前。 出灰冴は人里離れたカルト教団の総本部で神の子として生まれ、ホロスコープを読んでいた。 偶然か必然か、彼の星読みは良く当たり、母体の大いなる糧となり、みなが彼を大事にした。 またその独特な雰囲気や言動にあてられたのか、信者たちは幹部も含め誰もかれもがその星読みに魅了され、求めた。祈りを、全てを、捧げた。 実質的なところ、教団はこの時から彼のものに等しかっただろう。 たまに外から入ってくる信者が外の世界のことを教えてくれたおかげか、それとも生来の気質のせいか。 どちらかはわからないが、閉鎖的で異常な信仰を繰り返す空間で育ちその対象とされたにも関わらず、まともに近しい感性で生きることができた彼は。 そうして迎えた16のある日、教団にとって特別な儀式の日。 運命の星読みを違えた。さらに教団にとっての破滅と恐慌の神託を受けた。 『灰は灰に、塵は塵に』 その言葉を聞いた信者たちは瞬く間に狂乱に陥った。城は神託通りに火の手が上がった。 飽きたのか、もう解放されたかったのか。……はたまた、見るに耐えなかったのか。 真実は彼のみぞ知ることだが、かくして無事に一つのカルト教団は崩壊し、神の子は人に還ったとさ。 街中の雑多な繁華街の一角に、よく当たると有名な占い師がいる。 若く見えるくせ、やたら落ち着き払ったその青年は、どこか浮世離れした雰囲気を纏っているとか。 「こんにちは。良ければ明日の運勢でも占っていきませんか」 泥より出でて泥に染まらず。 出る灰に染まらぬ冴ゆる星。 ▼通過シナリオ ・灰になってよかった（20240914.15-21.22） ※以下『灰になってよかった』ネタバレ注意※ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ▽灰になってよかった　通過後（ネタバレ） 退院後。 帰る家を思い出すことなく、言わずとも黙って自分のあとをついてくる倉稲を好都合と言わんばかりに六畳一間のボロアパートに連れ込み、匿う。 彼の大切なものを灰にしてまで手に入れた新生活は存外、平凡で穏やかだ。現在はよりよい暮らしを求めて新居を検討中だとか。 元より稼ごうと思えばいくらでも稼げるタイプの占い師であるが、働くこと自体があまり好きではないのでこれまでは最低ラインの生活をしていた。 が、最近はお気に入りの店に倉稲を連れて行ったり、諸々を貢ぐことが増えたため前よりは意欲的に稼いでいる。 自分のことを『誘拐犯さん』と茶化し、結果的にはなにかと甘えてくる倉稲を愛おしく思っている。 「なるほど、それを言われると弱い。ならばお望みのままに。……わたしのかあいいひと」 また倉稲のことを手放すつもりは毛頭ないが、彼の心境を顧みないわけではなく、関係の激変を今すぐに望んでいるわけではない。 しかし、好いた相手に強くちょっかいをかける性質は変化なしのため、関係値のわりには距離が近く、触れようものなら恋人のそれに近しい手つきであり、相変わらず添い寝も要求している。しかし、嫌われたいわけではないので強めの拒絶をされると大人しく引き下がる。 ……また、倉稲が自身と教団のことを題材にしたであろう作品には特に言及してはいない。 ただ、『灰音』名義最後の作となったそれが掲載されているオカルト雑誌は六畳一間の本棚の中。占術の厚い本に挟まれて在る。

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