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家に引き篭もり働くこともない、所謂ヒキニート。 しかし元来のスペックは高く、順当にいけば柔道家の道を進めたであろう人材。 親からは勘当されており、 オタ活の資金は趣味でやっているアニメブログの広告収入。 そこそこお金が集まるため不自由な暮らしというほどではない。(推しにお金をかけすぎて生活費は皆無) アニメや漫画が大好きであり、暗い部屋で画面を見つめるタイプの古めのオタク。 黒髪のキャラクターが好きで、特に黒髪美少女に目がない。 中でも、『救済少女 むじか☆ムギカ』の「みむらちゃん」が推し。 諦めず運命に立ち向かう彼女を一生涯推している。 推しが、筋肉のある男の人は格好いいって言っていた。 推しが、一途な男の人は格好いいって言ってた。 日課の筋トレだけは、やめられなかった。 彼のいう""推し""の発端は妹である。 無意識に、いや、その無意識には気づいているが目を背けて。 黒髪の妹の面影に今も追い縋っている。 彼の世界は狭く、そして虚構である。 彼はもう長年「孤独の密室」に篭っているのだ。 ---------------------------------- 大切な人：""推し""（妹） ・""推し""：美暮 みむら（よくれ みむら）14歳 美暮 みむらは、テレビアニメ『救済少女 むじか☆ムギカ』に登場する架空の人物。 主人公との明るい未来を掴み取るため、どんな絶望にも何度だって突き進む黒髪の美少女。 不屈の精神を持っており、何度失敗しても、どんな絶望に対しても突き進んでいく。 主人公のためなら文字通り”なんだってできる”強さを持っている。 「私は君のためなら、なんだってできるよ」 妹：能登墨 依橙（のとずみ いと）享年16歳 生まれつき身体が弱く、入退院を繰り返していた黒髪の可憐な少女。 おっとりしていて、花のように笑う、絵に描いたような美人。 運動を禁止されていたため、勉学に励んでおり博識で聡明。 夢は、兄の試合を自身の目で見ること。 兄のことを尊敬しており、誰よりも強くてかっこいいと思っている。 あの日、咄嗟に兄の背中を付き飛ばせたことは奇跡だったと、そう思っている。 「お兄ちゃんを守れて、良かった」 <特徴表> ♦︎①2-1：手先が器用 任意の<製作>1つの基本成功率が50％となる（プレイヤーは分野を決めること）。 さらに<機械修理>および<電気修理>に+10％。 ♦︎②3-9：スポーツ万能 1つの技能に+20、3つの技能に+10、合計4つの任意の運動系技能にボーナスを加える。 ♦︎呼び方 一人称：拙者（俺） 二人称：〇〇氏（〇〇さん／君） 語尾：〜ござる ▼一言メモ ネット注文に頼っているため、あまり外に出ない。 妹の命日に墓参りに行く／店頭販売限定の「みむらちゃん」のフィギュアを買い付けに行く際にはすすんで外に出る。 【経歴・過去について】 体力をつけるため2歳から水泳を習い、3歳には柔道を習い始める。 父親は有名な体育大学の教師であり、幼い頃からスポーツは身近にあった。 父の背中を見て育ち、何の疑問を抱くこともなく父が指導に熱を入れていた柔道の道に専念。 両親ともに厳しい家庭であったが、負けず嫌いな性格と持ち前のタフな精神力で子供ながらに数々のメダルを獲得してきた。 相手の弱点や隙を見抜くことに長けており、自身から仕掛けるというよりは、避けながら様子を見つつ、隙ができた瞬間一気に畳み掛けるスタイル。 所謂「神童」であったが故に他者から理解されづらく、孤立しがちな少年であった。 そんな彼を唯一理解してくれていたのは、体は弱いが学問に秀でた妹であり、苦しい時も嬉しい時も側で支えてくれていた。 そんな妹に恥じぬよう、この世の全てのものから「妹を守ること」が何よりの使命であり強くなる理由でもあった。 しかし、運命というものは時に残酷である。 妹は突然。この世から消えてしまった。 試合を見に行くことが夢だと話していた妹を外に連れ出したのが間違いだった。 細い腕に、庇うようにして突き飛ばされた。 トラックの甲高いブレーキ音と妹の音にならない悲鳴は今でも脳裏にこびりついている。 齢19歳。無敗を極めた神童「能登墨 一人」は、高校3年最後の試合に欠場。その後姿を表すことはなかった。 そうして。 妹を奪った外の世界、現実と向き合う勇気が足りずヒキニートになった。 数ヶ月後、彼は妹にそっくりな『救済少女 むじか☆ムギカ』の「みむらちゃん」と出会うこととなる。 何度だって運命に逆らい立ち向かう彼女に、本来そうありたかった自分自身を重ねて。 今日も彼の世界は閉じられたまま進んでゆく。

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