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《通過シナリオ》 ・身裂館殺人事件 HO2 12月24日生まれ(という設定)(実際は6月12日生まれ) 自称O型のAB型/カラーコード： 一人称：私(本当は俺)/二人称：きみ(本当はおまえ) 感度：/18 胃袋：/100 眠気：/100 2-1.手先が器用…任意の製作一つが基本50%。さらに機械修理と電気修理に+10%。 3-5.銃火器の達人…銃火器とは何かの縁があり、普段から親しんでいる。火器技能５つ(拳銃、サブマシンガン、ショットガン、マシンガン、ライフル)の基本成功率は50％。 ▼ ↓↓↓身裂館殺人事件 HO2バレ↓↓↓ 「常に何者かを演じている」、少し特殊な殺人鬼。 ゴシックロリータも見た目にそぐわない口調も、すべてが他人からの借り物。次に会うときには着物にお淑やかになっている可能性もある。 幼少期は快活な少年であり、アイデンティティやイデオロギーもきちんとあった。それがなくなったのは両親の離婚後、満宵を引き取った母親が彼を完璧な自分の人形に仕立てあげようとしたから。彼女の人形として生きるうちに、自分の意思を持つのが面倒になり、だったら代わりに考えてもらおう、と、他者を演じるようになった。抑圧されているのは自分ではない、だから傷つく必要も苦しむ必要もない、そう思い込みたかったが故の自己防衛である。 初めに殺したのは母親。しかしそれは事故だった。たまたまその時演じていたキャラクターが「親に反抗をする子供」だったため、自分で人形遊びをしようとする母親を突き飛ばし、当たりどころが悪くて死んだ。それ以来人を殺すようになったのは、「什路満宵が母親を殺した」という事実を自分の中で塗り替えるためだ。殺したのは「俺」ではない。だって俺には豚のように醜い男も、花のように可憐な少女も、娼婦のような下品な女も物語の主人公のような純朴な青年も、殺す動機などないのだから。 結局のところ、母親を殺したのは憎かったからであり、抵抗したのは自分の意思で、なくしたはずのアイデンティティやイデオロギーはきちんと持っている。ただ自覚をしていない。厄介な性質。 自分はこう思う、ということを、「自分の中のキャラクターがこう思っているからこう発言しているだけ」だと思い込んでいる。自分で思考して自分で答えを見つけるほど怖いものはないから。存在すらしない他人に責任を押し付けて楽をしようとしている怠惰な人間。 殺し方に統一性はなく、ただナイフを使用することが多い印象はある。理由は特にない。だって理由を考えるのってめんどくさいから。 ここまで一切の秘匿バレなし。そんなことあるか？ 妹の粉雪落楽に対しては、唯一自分の意思で大切にしているつもりだった。けれど「妹想いの兄を演じていた」ことも事実であり、そういう性質の自分が彼女の嘘を暴くのはおかしい気がした。それ故に踏み込めなかった。結果として彼女は死んだ。自分が臆病で、怠惰なばかりに。 粉雪落楽を殺したのは、自分自身だ。他でもない「什路満宵」が、そう思っている。 花の痣は左側の鼠径部にある。 余談だが、ゴスロリ時はメンズ用のセクシーランジェリーを履いている。絶対にパンツを見せないでくれとPLは思っている。 ▽ 元ネタはTwitterの『CoCにおける「自分のキャラはこんなことしない」問題について』。 思考しているのは自分であり、そう動いた/動かしたのは自分であるにも関わらず、「彼がこういうキャラクターだからこうしただけ」、というPLに、「いやいや動かしてるのきみだからね」と反論する記事が話題になった。 ちなみに私もこれよく言うし別に誰かへのアンチテーゼとかではない。PC自身がこれやってたら面白くね！？くらいの感覚で参考にした。 粉雪落楽が例外なのは、そういう憑依タイプのTRPGプレイヤーでもたまに自分の意思でPCの選択を歪めることもあるよね、というあれ。どこまでもメタフィクションを地で行く男。 ▼ 《イメージソング》

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