タグ： レゾンデートル HO1

▽台詞 「刑事部捜査二課所属、勅使河原命です！ 一刻も早い事件解決を目標にしています、よろしくお願いします」 「朝斗先輩！ 何度言ったら分かるんですか、署内は一部を除き禁煙です！」 ▽設定 捜査二課に所属している刑事。 気が強く正義感に溢れた女性。新人ながらとても真面目で仕事熱心で、起きている間は常に刑事としての自分を磨き上げているようなストイックな性格。 自分の中の正義というものを確信しており、そこから外れた者には容赦がない。それゆえ少々暴走しすぎる面があり、何回か犯人をぶん殴って始末書を書かされたことがある。 良くも悪くも型に嵌った考え方のため、周囲との衝突を起こすことも多々あるが、根は間違いなく善人であり信頼のおける人物。 最近はバディを組むことになった先輩がゆるすぎてかなり振り回されている。一日一激おこプンプン丸。 ▽秘匿設定/経歴 ・父が警察官、母が法務教官の家庭で生まれた。 ・両親は多忙でこそあったが命のことを心から愛しており、満ち足りた家庭で育った。 ・特に父はとても優秀な刑事であり、命にもよく警察官としての在り方を聞かせていた。 ・「市民の幸福を守ることが警察の役目。だが幸福が分からない人間に幸福を守ることはできない。まず周囲を愛し、幸せにしてこそ本当の警察官だ」と。 ・命はそんな父を深く尊敬しており、物心ついた頃には自らも警察官になると決めていた。父の言葉を何度も反芻し、その在り方を、正義を深く信じていた。 ・そのまま何事もなく成長し、警察学校で父を目標に励んでいたある日。実家に帰省してみると、父がリビングで血を撒き散らして死んでいた。 ・明らかに他殺だった。命は大きな衝撃と絶望に襲われながらも、父が理由もなく死ぬはずがないと、悲しみにくれるより先に真相を突き止めるため動きだした。 ・そして、独自に調査を重ねた結果。父は刑事として活躍する裏で、暴力団と繋がっており、不正な献金や犯罪に関わっていたと分かった。 ・今回の事件は暴力団とのトラブルが起きた結果、制裁または口封じの為に殺されたのだ。つまりある意味では、父の自業自得で因果応報の死に様だった。 ・それを知った命は、父が死んでいた時以上のショックを受けた。何せ、自分が愛していた父は、尊敬していた警察官は、唾棄すべき犯罪者だったのだ。 ・父の語った信念が、自分の信じてきた正義が、本当に正しいものか分からなくなった。今まで貰った愛情や幸福すら、犯罪の上に成り立っていた汚いものだと感じた。 ・またその事実を知った母も、命と同じように深く傷つき精神を病んでしまった。錯乱した母を宥める度に、こんなことになるくらいなら偽物の幸せなんて与えないで欲しかった、と思った。 ・犯罪者に育てられた自分には、警察官になる資格がないと考えた。果ては警察学校の退学……どころか、自殺すら検討していた。 ・そんな風に塞ぎ込んでいた頃。命は学生時代からの知り合いである”諏訪忍”という人物に相談を持ち掛けた。 ・諏訪は大人びた男性であり、命にとって対等な友人だった。彼は話をひとしきり聞いたあと、こう答えた。 ・「お前は父親とは違う存在なのだから、資格を判断するのはまだ早い。お前は自分だけの正義を探すべきで、そのために警察官になるべきだ」と。 ・父の受け売りではない、自分だけの正義を持つ。その言葉に命はひとまずの納得を得た。父が間違ったのなら、自分が正しい道を歩めばいい。それは母を安心させることにも繋がると思った。 ・それにより、命は自暴自棄からは立ち直り、以下のような考え方を持ち始めた。 ・まず、「警察官は市民の幸福を守るための存在だ」という父の考え方に反するように「警察官は犯罪者の悪行を裁くための存在だ」と。 ・そして、たとえ犯罪者であっても愛していた父親が殺された事実を受け入れるために、「悪人はどんな目に遭っても仕方がない、仮に死んだとしても自業自得だ」と。 ・以降、命はその二つの信念を過剰な程に貫くようになった。 ・だが、それは傍から見たら”自分だけの正義”ではない。所詮は父親に影響された、反抗期の子供の拙い考え方に近いものだ。 ・そのため、彼女の正義にはまだ迷いがあり、過剰な思い込みや自己矛盾を引き起こすことも多くなってしまった。 ・そして近頃。自暴自棄から救ってくれた友人、諏訪が、レゾンデートル症候群により亡くなった。 ・「生きる意味を探すんだ」……彼の言葉に、命は何も言えなかった。 ・自分の正義を持ち、警察官として職務を全うしているつもりでも、その中に芯は通っていなかったからだ。生きる意味を、彼女はまだ持っていなかった。 ・だが、彼の死を知らされた時、やっと理解した。この事件を終わらせるのが自分の役目であると。そして、諏訪の死の真相を知ることで、自分の正義は確固たるものになる予感がした。 ・彼女の生きる意味はただ一つ。レゾンデートル症候群を終わらせることだ。自分だけの正義を手に入れ、父を乗り越えるまで、命は絶対に死ぬ訳にはいかない。 ▽秘匿HO HO2『意思強き者』 貴方は自分の生きる意味を、存在理由を明確に持っている。 何故なら、貴方はつい最近、友人を『レゾンデートル症候群』で亡くしたのだ。 その時に言われた。いや、以前に相談されたはずだ。 『生きる意味を探すんだ』と。 その言葉に、貴方は足が出なかった、手が出なかった。その時に止められなかった。 後に貴方に知らされた友人の死。しかし、後悔はしていない。それによって、自分の生きる意味がはっきりとわかったからだ。 終わらせるのだ。この惨事を。 市民の為の警察官？ そんなことはもはやどうでもいい。亡くなった友人の為にも、早く終わらせるのだ。 だから、あなたは狂わない。 そんな病気に負けない。負けるわけがないのだ。生きる意味をしっかりと持っているのだ。 だから己の正義を貫くのだ。 ▽秘匿HOボーナス ・CON15固定 ・警察官の取れる戦闘系&行動系技能の初期値が、回避を含め全て30% ・ただし回避の技能上限は65%まで ・事務仕事があまり得意ではない。 探索系&知識系技能(法律を除く)の技能上限は50%まで ・AF<友人のネックレス> 友情の証として友人に買ってもらった品。 忘れない、忘れてはいけない。 任意のタイミングで一度だけ技能の失敗を成功に変える。 ▽NPCについて ・葛南 東(かつな あずま) 26歳 B型 気だるげな見た目と性格が印象的。 貴方が捜査二課にやってきた際の自己紹介で、同期だと知った。デスクが近いということもあり、事務仕事が苦手な貴方は、彼に頼ることが多々あった。 彼の少し気だるげな性格でありながら、しっかりとした判断をとれる彼を信頼し、 いい友人としてよく話す仲である。 ・渡刈 世那(とがり せな) 34 歳 AB型 ちゃらついた見た目と性格が印象的。 だが、見た目と反してかなり優秀な警察官であるらしい。貴方が捜査二課にやってくるまで、HO2の相棒であったが、 彼自らが貴方にその座を譲った。 貴方だけは知っている。そんな彼は「死神」と呼ばれていることを。 何故そう呼ばれているのかは知らない。 またこのことを貴方はHO2には言わずにいる。 ▽事前情報 ・黄昏時の悲劇(たそがれどきのひげき) 一人の男が警察への私怨を理由に人質をとり、立てこもり事件を起こした。 捜査一課がその事件を担当し現場に乗り込んだが、致命的な判断ミスを犯し、犯人が乱射した銃により人質、捜査班は壊滅。 唯一生き残った一人が犯人をその場で射殺し、事件は終息を迎えた。 時刻は17時を過ぎたころだったらしい。夕日が綺麗なたそがれ市にて起きた最大の事件ともいえる。 貴方はこの事件についてここまでの事しか知らない。またシナリオ中で調べようとしても、これ以上の情報は貴方の権限では得ることが出来ない。 ・死神について 貴方は耳にしたことがある。この警察署には死神が憑りついているという話を。 貴方はその噂をあまりよく思っていないかもしれない。

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