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某県に所属していた刑事。階級は警部補。 口数は少なく寡黙に見えるが、人との関わりが嫌いというわけではなく、単純に真面目で口下手なだけ。頼まれたことは生来の気質故に断れない。 ハイライトを好んで吸っているが、未成年者や煙草を好まない人が近くにいれば吸わない気遣いができる人。 仕事では物事を冷静に捉えるように努めており、判断力の高さは仲間内でも頼りにされている。一方で正義感が強く、困っている人や悪事を見過ごせない性分で「堅苦しい」と言われる所以でもある。 一年前に、星名の妻（夏希）と小学生の娘（友枝）が旅行に行って以来行方不明となっている。そのため休暇を利用しては様々な場所を巡り、彼女達に関する情報や所在を探しているが消息は掴めていない。 彼ほど、失われているものが多い人はない。左足を失い、一度は死んだことで戸籍も職業を失い、行方不明だと思われていた妻と娘は失われており、自分に憧れた後輩（藤咲澪）を失った。 何もかも失ってしまった彼に残されたのは、かつて後輩が憧れてくれた、自分の「正義」に向けた直向きさと、誰も自分のような目に遭ってほしくないという強い想いだけだった。 故に、星名は決意する。 「今更俺が何をしようが勝手だろうが……二度目の命はあの馬鹿の『正義』が成した奇跡だ。誰かを助けるのに使って然るべきだろう。ただし、今の俺に正攻法なんて期待するなよ藤咲。何しろ一度死んでいる身でな」 何かが振り切れた彼は、藤咲の死後、彼の身辺整理にやって来た彼の家族に簡単な挨拶だけを済ませた後、昔のコネを駆使して都内某所に「星咲探偵事務所」を開く。 経歴（※KPCとして参加=▼） 妻と娘を探す過程で謎の研究所に閉じ込められ、ミ＝ゴに左足を文字通り切り飛ばされるが辛うじて生還を果たし、その後精神病院に入院する。三ヶ月後には退院するも、義足ということもあってデスクワークの多い部署に転属となる。（①「腕に刻まれる死」） ※石化のためSTR13から-1（期間限定）、義足のためDEX11→3（永続的）、精神病院に入院している上に義足のリハビリ込みで3ヶ月間は探索者として使用不可。 ※不定の狂気：執着症を発症。 行方不明の親戚の少女、葉月を探すためにS市の調査を行い、ウボ＝サラスの落とし子を目撃する。葉月を無事に助け出すことに成功するも、目の前で偶然にも通りかかった取材クルーを救えなかった。（②「とおりゃんせ」） ※不定の狂気：健忘症を発症。（妻と娘のことを7ヶ月忘れる） 税関で知り合った友人こと神崎と交通事故に巻き込まれ、咄嗟に彼を庇って車に轢かれ、即死する。（③「ヒガンのきみへ」） 自分の部下だった藤咲澪の願いによって復活を果たす。戸籍が消失しているため藤咲家に転がり込むことにした。（④「そして誰もいらなくなった」） 無性にハンバーガーが食べたくなった結果、藤咲と共にショゴス入りハンバーガーを美味しく食す。（⑤「ハンバーガーショップD） 終ぞ知ることのなかった妻子の行方を探すべく、旅館［秋月］を訪れ、蛇人間とイグに遭遇。行方不明の真実を知る。ショゴス入りラーメンを美味しく食す。（⑥「紅葉の館」▼） 同居人の藤咲の様子がおかしいことに気付き、彼の死期が迫っていることを悟る。立派な警察官として自分なりに「正義」を貫いた彼を看取る。（⑦「白の夢の果て」▼※後日談SS）

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