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ふわふわの赤毛が特徴の女の子。髪はいま伸ばそうとしてるところらしい。「メイドってイメージしたとき、髪長いイメージがあるから」 小さい頃から体を動かすのが好きで常に走ってるような子だったのもあってか、仕事のときもパタパタと少し忙しないところがある。本人は一生懸命だが、傍からみればあっちにパタパタ、こっちにパタパタ、あっそこ落としそう危な…あぁ大丈夫だった……といった感じでヒヤヒヤさせてしまってることも時々ある。 元々捨て子で、物心ついたときからスラム街で暮らしていた。 親代わりの捨て子達に育てられ、彼らに見習い、盗みをはたらきながら食いつないでいた。 ある日民家に忍び込んで金目のものを盗もうとしたとき、その家の飼い犬に噛まれてしまう。逃げたとき幸い家主等には見つからず捕まることはなかったが噛まれた傷が結構深く、茂みに潜んで苦しんでいたところを、遊び回ってたまたま同じ場所に潜り込んだリアムに発見される。 リアムがそのまま家の者を呼び、迅速な治療を施されたおかげで感染症や大きな後遺症も残ることなく回復。リアムを始め、ヒューイット家に命を助けられたと感謝した。 療養中、自分はスラムで育った捨て子だと告白。こういう時、お返しをするものだと聞いた。でもなにも返せる物がない。だからせめて、働くことで返させてもらえないか、と頼み込む。 その希望にヒューイット家は、お礼というより居場所の確保といった面で了承、それ以来ヒューイット家の使用人室に住み込みで働いている。 走るのが好きでパタパタと忙しないのは、まだ盗人だったころの常に逃げ走り回り、逃げ終えた先にまだ今日を生きていると実感していたあの生活の名残が体に染みついているからかもしれない。 忙しなく、時には経験不足故の失敗はあれど仕事は着実に成そうと努力しており、この仕事とこの場で働くことに生き甲斐を感じている。 今度はこの場所で、パタパタと駆け回りながら今日を生きていることを実感している。 好奇心旺盛なリアムとは、年齢差はあるが少し友人のように馬があうとこがあるかもしれない。リアムがなにか悪戯をしても、「リアム様、またですか？」と言いつつ悪戯の内容に発想が素晴らしいなぁと感心するようなタイプ。 もしリアムが悪戯しつつ駆け回るようなことがあるのなら、引き留めに行ってるはずなのにちょっとそのおっかけっこを楽しんでしまうタイプだと思う。 子供心が残っている気がするなぁ。 いまはヒューイット家に住んで働いているが、もしいつか叶うなら、あのスラムで自分を育ててくれた"家族"も連れてこれないか、人数的にも連れてくるのがだめなら何か別の形で助けれないかと、主人や夫人に言い出せず心の中でずっと思っている。 ｰｰｰｰｰｰｰｰ 髪はもともとかなりの短髪だった。ただでさえ衛生環境のよくないスラムで生きていた頃、髪が長いと湿気など溜まって虫が湧きかねないからと、ボロボロのナイフで無造作に切っていた。 ヒューイット家にメイドとして働くことが決まり短かくも髪を整えたが、髪が長いものも多い周りのメイド達をみて同じように伸ばそうとしているところ。 足癖が少し悪いのはスラム時代の名残。どうしてもという時の防衛手段だった。(技能的に言えばキック) ナイフも同様。 普段は白タイツで隠れているが、右脚の太腿には未だに犬に噛まれた時の傷痕がかなり濃く残っている。 また、犬に噛まれた時のトラウマか、大型犬と犬の鳴き声が少し怖い。大型犬を見るとﾋﾟｬｯｯとなるし、鳴き声を聞くとﾋﾞｸｯとすることがちょくちょくある。 髪を束ねているリボンはスラムでの”母親”からもらったもの。 「綺麗な色の見つけた」「これは例えば、髪飾りにしたりすることもあるんだよ」ともらい宝物にしてたものを、髪を伸ばしてからは実際に髪飾りとしてつけている。お守りのようなもの。 今では口調は清楚な柔らかめだが、敵とみなしたものや殺意が沸いた相手にはふと荒々しい口調に戻ることもあるかもしれない。 名前はもともと「リリー」だけ。 物心ついたころに、育ててくれた子供たちにそう呼ばれていたため。髪色とよく似た色の花をみつけてそう名前をつけたらしい。 苗字はメイドとして働くことが決まったときに自分でつけたもの。 Lily→「ダイヤモンドリリー(ネリネ)」から Russel→「小さな赤毛」の意味を持つ言葉 ーー技能についてーー ベース→メイド・泥棒 補正値→「その他」にまとめてしまってるからわかりづらいけれど、〈鍵開け〉〈忍び歩き〉にDEX*5のぶん増やせる80を割り振り、 経験豊富という追加職業技能＋50の値のうち40を〈芸術掃除〉に追加、 登攀は初期値補正を揃えるために＋10しているところに、さっきの追加職Pで余っている10を足しているためこの表記になっている。 ーー得意分野ーー 〈鍵開け〉〈忍び歩き〉〈登攀〉→泥棒時代の生きる手段として習い育ったもの。 〈目星〉〈聞き耳〉→泥棒時代から周りの観察や気配察知のため研ぎ澄ましていたことに加え、メイドになってからも周囲の変化によく気づかなければならないと成長したもの。 〈芸術掃除〉→メイドになってから必死に覚えたもの。手際は悪くないため、今ではなかなかにテキパキとこなせるようになった。 〈信用〉→持って生まれた根の明るさと裏のない性格・これまでの人生経験から、相手に好印象は与えやすいほうだと思ったため。 ーートレーニングーー 〈芸術掃除〉〈信用〉〈目星〉〈登攀〉〈聞き耳〉〈鍵開け〉を成長 ーー三年後ーー 3年前の事件以来、いつ何が起こるかわからないという経験から、ポケットにすっぽり入るほどの小さなナイフだけは常に忍ばせている。 小さなナイフでは有事であまり力にならないかもしれないとは思っているし、メタ的にいえばナイフ技能も高くはないが、それでも少しは対応の幅が広がればと持つようになった。それ以外は特に雰囲気もあの頃と変わってない、変わらないように過ごそうとしている。

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