タグ： 剣術師範

くにみ ただよし 剣術流派の分家に生まれ、幼い頃から技を磨いてきた武人。 妻子あり。 息子と娘がひとりずつでどちらも独立している。 道場の跡取りはいないが、分家であることもありさほど気にしていない。 おおらかな性格で物腰も柔らかく、ひとに優しい好々爺。 しかし武に関することには自他共に厳しく、道場の門下生や指導を受けたことのある者からは畏敬の念を向けられる。 道場主として門下生に剣術の指導をするとともに、警察の外部指導員として定期的に剣道指南をしている。 本来は古流の流れを汲む流派であるため、得意とするのは道場剣術とは違う実戦技術だが、 門弟や生徒に教えているのは剣道や護身術に限っている。 護身術以外の技術はほとんどが殺人術。 「いかに効率よく人体を破壊するか」ということを数百年に渡り磨いてきたため、 修行と研究をするうちに医学、とりわけ解剖学に精通することとなった。 現代社会において物騒すぎるので後継者が現れない限りそれらを教える気は無い。 若い頃に比べると体力は落ちており、本人も「衰えた」と言っているが、むしろ技には磨きがかかってきている。 修める剣は家門相伝の『國御流』 戦国時代に端を発し、主君の懐刀として護国のために磨かれた技術。 しかし、分家の彼が受け継ぐのはその分流であり対を成す『國陰流』となっている。 本家に伝わるものが主君の剣術指南や果たし合い等で培われた剣術であるのに対し、分流である『國陰流』は主に合戦などの乱戦や暗殺といったことに使用されてきたという歴史がある。 そのため、剣対剣以外の状況も想定されており、柔術に近い徒手の技も存在している。

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