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4-5「不思議ちゃん(D)」　+60pt 　時折突拍子もない言動で周囲を騒がせることがある。別の世界から来た精神交換者か、妄想が生み出した人格がしばしば表面に出ているのかも知れない。 - - - - - 【共通HO】 貴方たちは、何故かよく事件や面倒事に巻き込まれる。 そして、貴方たちは何よりもお互いに負けたくないと思っている。 今日も今日とて、相手を屈服させたい。 HO2 落語家 貴方は人気者の落語家である。 故に話術に長けている。 今日も今日とてHO1を言い伏せたい。 - - - - - 【HO2 落語家】 「貴方に巣食うは、支配欲。 言いなりなんて満足いかない。お前を完膚無きまで屈伏させたい、と」 貴方は、HO1に興味がある。それはそれとして、腹が立つしムカつくが。 自身の得意とする言葉や会話で言い伏せて、いっそ可愛がってやろうと思う、地べたに這わせて足先で顎を持ち上げてやるが如く、貴方はHO1を極限まで屈伏させたい。それは一種の支配欲である。恋愛感情があるかどうかは自由にしてもらって構わないが、少なくとも方法はなんでもいいからめちゃくちゃにしてやりたいと思っていることだろう。拳を振るうことしか出来ないド低脳に一から教えてやろう、だなんて煽らずにはいられないだろう。 ところで最近、貴方は落語家として随分人気になってきたのだ。実力が認められたのか貴方の尊敬する師匠が推したのか、前座から二ツ目に昇級したのだ。随分人気になったこともあったからなのか、貴方は見ず知らずの異性に手を引かれて路地裏に連れていかれた。そこでキスをされたのだが、偶然にもHO1にそれを目撃されたのだ。 その時、貴方を見たHO1の顔は今まで見た事がないものだった。幻滅するなどではなく、まるで何か気に食わないというようなそんな視線だった。理解できないというような、そんな顔を見て貴方は思わず、HO1を見つめながら笑みを浮かべてしまったのだ。キスを見せつけるように。 腹の奥底で沸き立つこの感情はなんだろう。そんな事があり、貴方はあの時のHO1の顔を忘れられずにいる。 ところで、貴方と同じ弟子でもある十羅矢が一昨日から連絡が取れないのだ。シナリオ開始時の日は、大きな公演がある。師匠の櫃島も出る大事な公演だと言うのに。近頃、街でヤクザをよく見かける。何かに巻き込まれてい無ければいいのだが。 貴方の目的は、十羅矢を探して公演を成功させること。加えてHO1に対して自由に目標を設定する。(落とす、寝取る、惚れさせる、服従させる等々自由にしてもらって構わない) 《探索者作成ルール》 貴方は話術に長けている。 APP、INTを2d6+6で決定し、そのうちひとつを18にする。また、EDUは2d6+9で決めること。その代わり、STRが2D6+２固定となる。 また、芸術《落語》に+30ができる。 また、これは自由だが落語家の名前を決めておくのもいいかもしれない。 桃樂亭○○と言った具合に。 《NPC紹介》 十羅矢 椎/とらや しいな(HO2と同じ歳) ストイックで真面目な性格。早く一流になりたいと普段から言っておりとても努力家である。だが、それ以上に貴方の才能を非常に高く評価しており、尊敬している。よきライバルであり、よき理解者なのだ。だが、いじられキャラで、天然な一面も持つ。好きな物はわらび餅。 櫃島 菖蒲/ひつじま あやめ(65歳) 五代目桃樂亭(とうらくてい)春菊という落語家である。貴方はこの桃樂亭の門下の弟子なのだ。少し前まで前座(下から2つ目の階級)だったが、近頃の急速的な人気と彼のプッシュもあり二ツ目(上から2つ目の階級)になったのだ。非常に朗らかだが、時に厳しく指導をしてくれる自慢の師匠である。よく稼ぎの少ない貴方の生活を助けてくれる。 - - - - - 芸名：桃樂亭 雅楽(とうらくてい うた) 名前：狐ヶ崎　詩(こがさき うた) 職業ベース：タレント - - - - - 「来るもの拒まず、去る者追わず　だけど後ろ髪を引く素振りは忘れず」 「そこのお猿さん、そんなにめかしこんで人間になったおつもりで？　なぁんてなぁ嘘や嘘。そんな険しい顔せんといてよ」 黙っていれば穏やかなお兄さん。 口を開けば止まらない姦しいお兄さん。 女の子が好きだ。 やわっこくてもっちりした肌の触り心地もさながら、丁寧に梳かれた髪のうるやかさも、ほっそい指、迫られただけで上がる体温も全部愛らしい。 差し出されたその手を振り払うなんて勿体ない。 抱き寄せて、唇を合わせて、肌をゆっくりと重ねる。真実の愛だなんてあったもんじゃないが。 だがそれはお互い様。いざこざだなんて面倒なことを起こしたくないもんだから、特定の相手も作らない。 だから、路地裏に連れ込まれて口づけをされたからと言って手足をばたつかせて焦る訳でもない。 寧ろ積極的な女性もいたものだと関心して、さてこのあとはどうしたものかと思案していたくらいだ。 そんな時にあの阿呆が得も言えぬ顔で案山子のように突っ立っているものだから、愉快で吹き出してしまうところだった。 この大間抜け、何やら自分に言い様のない感情をひとつ抱えているなと。 しかしそれをただただ尋ねるだけでは面白くもない、そも自分もそれが何なのか分からないのもあるが。 だから輪郭を確かめるように外側から感情を揺さぶって、嬲って弄んでやろうと思う。 落語が好きだ。 自分の身ひとつで声も音も動作もやってのける。全てを己が内で完結させられる物語。 一挙一動でいらしてくれた観客の笑いを誘い、満足させる。 言葉の面白さを伝えられるこの娯楽は自分の出来る最大限のパフォーマンスであると、誇りに思っている。 下積み期間の長い業界だ。櫃島さんの下で働き始めて長くなるが、ここまで自分によくしてくれた櫃島さんに途方もない感謝をしている。 彼の落語は世界で一番だと尊敬している。 流水のようにつらつらと語り、岩のようにどっしりとした男口調と花も綻ぶような女の口調を使い分ける。 そしてさもそこにあるかのように指先を走らせて、椀を掴みツユを啜るような動作を万人にも分かる様に大仰にやってのける。 度胸と愛嬌が備わっているその席には外れがないのだ。 彼に憧れてこの業界に飛び込んだ。二ツ目になるまでは時間が掛かったが、櫃島さんの下で働けていて良かったと思っている。 また、椎にも助けられている。 どうしてもこの業界は身内や横繋がりでの蹴落としあいが多い。人気を取り合う仕事なのだから当たり前のことではあるが。 だからどうしてもいわゆる友人は出来ずらいものだ。 互いに高めあえる関係はそうそう巡り合えないが、椎は良きライバルであるものの理解をしあえる。彼が努力をしているのを知っているからだ。 真面目で努力家な彼に尊敬しつつもどうしても手出し口出し、ちょっかいを掛けてしまうがこの温度感が心地よいのは自分だけではないと思いたい。 だが、そんな彼が一昨日からとんと検討もつかない所に行ってしまったようで、姿を見ない。 椎に至って、勝手に公演をほっぽりだすような人間ではないことは分かっている。 何か巻き込まれたり、病に臥せっていないといいのだが…裏稼業の者の毒牙に掛かっていないことを願う一方だ。 - - - - - HO1に対して自由に目標を設定する➡服従させる - - - - - ❶ロトカ・ヴォルテラの愛堕討ち　 　END1　「甘さを控えた相打ち」 ❷結婚破棄RTAチャレンジ 　END1　

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