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[Tokugutsu Satsuki] 髪型　：長過ぎす短過ぎず、ところどころつんつんしている 血液型：AB 利き腕：左 星座　：不明(/) 誕生花：不明(花言葉：) 誕生石：不明(石言葉：) 【概略】 明日原巴の通う高校近辺にある中学校に通う14歳の少年。 3年ほど前にエピソード記憶のほぼすべてを失った状態で発見された。 現在は発見者の老夫婦に引き取られて一緒に暮らしている。 14歳という年齢の割には天真爛漫純真無垢で、初対面の相手にも億さず気さくに話しかける。 顔の造形も童顔のため、性格だけみればもう少し幼い印象を受ける。 が、彼の肉体は身長185cm、体重108kg、腕は丸太のように太く、脚は木製バットを容易く粉砕すると言った、およそ14歳には見えぬほど筋骨隆々としており、見る者に畏怖の感情を与えてしまう。 それを防ぐために、何故か覚えていた特殊な呼吸法と衣装の着こなしによりその屈強な筋肉を見事に隠し、12歳ほどのなよなよした体つきに見えるよう擬装している。 1年ほど前に川で泳ぎの練習をしていたところ、溺れていると勘違いされ助けに川に飛び込んだ巴と知り合う。 【人物像】 純粋無垢にして天真爛漫。 好奇心旺盛で初対面の人にも臆さず話しかけていく。 【生まれ、育ち】 明日原巴の通う高校近辺にある中学校に通う14歳の少年。 ただし14歳、と言うのは正確な彼の年齢ではない。 今から3年ほど前、近隣の森に全身傷だらけかつふんどし一丁の状態で倒れていた筋骨隆々の若者……それが彼、都傀さつきである。 彼は彼個人の記憶、いわゆるエピソード記憶をすべて失った状態だった。 名前すら覚えていなかった彼は、彼の第一発見者であった都傀夫婦に引き取られ、夫婦のすでに亡くなった子供であった名前を貰い受けることになったのである。 また身体検査の結果と彼の意味記憶の知識量から「信じられないがおそらく11～12歳程度であろう」とされ、まずは近隣の小学校に入学することになったのでった。 無双を誇る筋肉の鎧を、呼吸と変装でひた隠し、今日も彼は笑顔で学校へ向かう―― 【趣味嗜好】 柔らかいおっぱいと優しいおねいさんが大好き。 基本おねいさんは好きだが、堅そうな人はちょっとあれかもしれない。 【＊】 彼は、とある山脈地帯にある小さな集落で生まれた。 そこは集落全体が一つの組織であり、暗殺業を基本の生業とする一族であった。 そこでは、子供は生まれた瞬間から暗殺者へなるべく育てられる。 素手、素足を凶器とするための過酷な修行。 食事には常に毒が盛られ、嘔吐してもまだ食べさせられる。 そんな地獄とも思える暮らしが、そこでの日常だった。 心は無駄な物である、貴様らは兵器だ、生きた剣だ。 剣に自我などいらぬ、鉄になれ、心を殺せ。 過酷過ぎる修行の日々は、弱者をふるいにかけるだけでなく、子供らに自我を芽生えさせないためでもあった。 彼は「一等星」と呼ばれて育った。 この里はじまって以来の才能、そして肉体の完成度。 まさに、生物兵器と呼ぶにふさわしい、と―― しかし、その才能がゆえに、里の修練だけでは彼の自我を封殺しておくことは出来なかったのである。 きっかけは、ほんの小さなことだった。 彼がこっそりと飼っていた小鳥を里長が見つけてしまい、彼の目の前で殺したのだ。 目の前で小鳥を殺された瞬間、彼は理解した。 「あぁあぁ、これがきっと、愛しいという感情なのだ。何て甘く、切なく、苦く、そして狂おしい……何て、重たい物だろう」と。 皮肉にも大切な物を失うことで、彼はその自我を完全に確立させた。 愛しさ、悲しさ、そして怒りを知って…… ――暗殺者の秘境は、その日を持って壊滅した。

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