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【ぎこちない同居:NPC/ネタバレ注意】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 一人称：僕　二人称：～さん、先輩 誕生日：9月5日　血液型：AB型 家族構成：祖父母、父、母 ペット：猫【ソテツ/名前の由来⇒植物の蘇鉄】 好きな物：深海魚、植物、動物、うどん、冬瓜スープ、写真、ビーチコーミング、花言葉 好きな深海魚：ニジクラゲ 嫌い＆苦手な物：人、人混み、消毒液の臭い、大学時代の同級生 花言葉 梨⇒「和やかな愛情」「情愛」「なぐさめ」 榊⇒「神を尊ぶ」「控えめな美点」「揺るがない」 蘇鉄⇒「雄々しい」 猫の名前に関しては拾った際に子猫なのに貫禄のある姿からその名前を付けた ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 酷く人見知りで人の心を察するのが苦手。 嘘をつくのが下手な青年。 父親は代々続く華道の家の長男、祖父母がその道で名が知れている。 母親の家は一家揃って弁護士や医者などをしており資産家、末の娘として生まれたことから大層可愛がられ育った。 そんな両親が長いこと子宝に恵まれずにやっと生まれたのが梨久であり、とにかく愛されて育った。 愛されて育ったと言えば聞こえがいいが、幼少期は体が弱く何度も入退院を繰り返した結果か酷く過保護に育てられ何をするにも必ず両親の目の届く範囲、または祖父母の目の届く範囲でなければいけなかった。 友人が出来ても心配をされ、学校に通うにも1人で通学はさせられないと送り迎えがつき、高校になってからやっと一人で通学することを許された。 また本来であれば長男の息子という事で家を継ぐはずが、父親や祖父母が「梨久の体が心配」ということで家督は次男の息子に継がせるという話に既になっていた。 元々両親から「梨久は生きてるだけでいいの」と何度も言われ続け、自分で興味を持ち挑戦して失敗をするたびに「大丈夫、あなたに何が無くてもお父さんお母さんは梨久が一番好きよ」という言葉や過度に過保護な態度から「期待をされていない」という自己否定に陥る。 高校の際にそんな姿を見かねた教師が「榊がやりたいと思う事を一緒に探そう」と提案してくれ、放課後図書館で一緒にいろんな本を読み漁りその結果「深海の生き物」に興味が惹かれ海洋学を学べる大学に進学したいと強く思うようになる。 最初は両親に酷く心配されたが、必死に頼み込み無事大学へと進学。 これを機に家から離れたいと思い、一人暮らしを始め大学生活を謳歌する。 しかし在学中、人とうまく話せないうえに酷い人見知りのせいでうまく過ごせず友人らしい友人も結局できなかった。 研究発表の際にも同じグループの足を引っ張るなどして、誰かと何かをすること自体が無理だと気がつき始める。 自分が必死になればなるほどうまくいかず、時には酷い失敗をして周りを失望させることもあった。 好きなことを続けたいという気持ちと、しかし続けたいと思う自分が自分と他人を邪魔するという事実に少しだけ芽生えていた自信が完全に喪失。 将来はどこかに就職をしたいと思っていたが、教授からも「知識や才能があっても、お前には厳しい」と言われてしまう。 結局就職は叶わず親戚から教えてもらい暇つぶしで始めた投資のお金を元手に海辺に家を買い、現在に至る。 夢はかなわず深海の世界を知る為の研究も出来ず、海の見える家で日々を過ごしている。 自分が何かすればまた失敗する、自分がいること自体がそもそも迷惑なのかもしれないという自己否定と しかし、少しでも掴みかけた夢をやはり叶えたいという葛藤が続いている。 ■ 大学時代にたまたま知り合った先輩がいた。 顔やら服やら土まみれにして走り回る姿をたびたび見かけていたが、他の先輩の紹介で話す機会に恵まれた。 家のおかげもあるが、植物も好きだったおかげか話題に困ることはなかった。 何度か見かけては挨拶したり、植物の話をするだけの仲。 熱心に話す姿や、子供のように走り回ってきらきらした目で植物を語る姿が眩しかった。 結局大学生活が忙しく気がつけば、連絡先を交換せずに疎遠になった。 自宅の庭を弄りながら時折思い出す存在。 今もあの人は元気に土にまみれながら走り回っているだろうかと考えながら、気分転換に訪れた植物園で再会を果たすこととなる。 思いがけず自ら話しかけた瞬間は誰だというような顔されたが、必死に説明をするうちに思い出したようで久し振りに植物の話を交わした。 あのころと変わらない姿に安心すると同時に、少しずつ惹かれていく。 何度か植物園に通いやっとの思いで連絡先を聞き、更に回数を重ねて提案をしてみた。 「家に、庭があるんです」 「やっと本格的に手入れを始めたところで…」 「…、その先輩さえよければお暇な時に家に来て貰えませんか？」 「先輩と一緒に庭を育てたいんです」 そこから奇妙な関係がはじまった。 イメージソング：推し色

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