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名前を刻鴉 兎影（こくあ うかげ）。自分が世界で一番可愛いと信じて疑わないアラサー男。俺様気質で、機嫌を損ねるとめんどくさいタイプ。 仕事は親の意向で弁護士 ナイフを扱うのを得意としているが、生まれつきそこまで体は強くなく打たれ弱い。 医者と大学教授の両親の元生まれ束縛されて生きてきた反動から窃盗や、動物の殺害などに手を染めるようになる。そんな荒んでいた頃の彼は１０歳の頃、天津 義景という男に出会う。盗みの現場を見られ、怒られると思いきや彼はその狼の手際の方を指摘し「その年にしては上手い」と褒めたのだ。 「まるで狡猾な狼のような子供だな」「子供にそんなこと教えるなんてまるで悪魔だな」 そんな出会いからお「狼」と「悪魔」としての関係は始まった。 悪事を働く時は雰囲気づくりのためお互いをコードネームで呼び合い、それ以外の休日のお出かけなどは「兎影」「義兄（よしにい）」と呼びあっていた。 そこからは、いたずらな事も含むが、窃盗、詐欺などの悪事を二人で働いてきた。兎影は彼のことを信用しており兄の様に慕っていた。 六年前に「幽霊」「魔女」とマホロバ株式会社の件で出会った。この時、二人のコードネームは狼が命名した。（魔女も本名は知らない。狼、悪魔と教えてある） 一年の期間を得て作戦は成功、しかしその直後急に彼は姿を眩ました。ツテを使い、自らの知識を使い何日も探し続けたが無駄であった。その痕跡すらたどることができなかった。 裏切るはずがないとわかっていながら不安に駆られる日々を過ごすうちに兎影は「悪魔」という言葉を聞く度に疲弊していった。 魔女や幽霊には悪魔の失踪のことは話していないが彼の前で「悪魔」の話題は目に見えて機嫌が悪くなるためタブーになっている。 上記の事から「何かあったのでは」ぐらいは察されているだろう。 今でも兎影は彼の痕跡を探しており、仕事と同盟の時間以外は捜索に当てている。 彼は唯一の、兎影の拠り所だ。

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