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年収500万　財産2500万円 【特記：山岳救助隊】高所恐怖症でない限り、高所で恐怖を感じることはない。 【特徴表：俊敏】どんな時でも素早く状況を把握できる。<回避>の基本成功率は、DEX*5である。 【特徴表：強固な意志】何事にも動じない、強靭な精神の持ち主。現在正気度ポイントに+5。 【カエラズノケン-ハンドアウト１：生命への意志】 君は山岳救助に携わる者、あるいは山岳医だ。 二度にわたり屈強な登山家たちを飲み込んだ暴虐なる狂気山脈。 そこに、再び挑もうとする無謀な者たちがいるという。 もうこれ以上犠牲者を増やすわけにはいかない。 君は彼らの命を繋ぐザイルとして、登山隊に参加することにした。 【ミッション：第三次登山隊のメンバーを生還させる】 【その他】 あかつき そうすけ 一人称僕/あなた 顔に大きめの傷がある よく喋り愛想は良い方/一度決めたことに対してなかなか融通が利かない/頑固 【通過シナリオ】 カエラズノケン ～狂気山脈第三次登山隊の顛末～（生還）/これからも山岳医として、山へと登るでしょう 【背景】 元より医者の家系。 家は上の兄弟が継ぐため、それほど真面目には勉学には励んでこなかった。 趣味の方面で登山に駆り出し、医者を志すかたわら、登山家としても活動をしていた。 そんな最中、あるとき不運にか、慢心故のミスか、滑落をし大怪我を負う。 なんとか一命を取り留めたが、頭の中にはさまざまな考えが浮かんでは絡まって、塊になっていった。 遊びのようにひとつもふたつもとやっていては駄目だ。 一歩脚を踏み外すと簡単に命は落ちて潰されてしまうものなんだ。 病床でも、自然の中でもそれは同じじゃないか。 ……どうして僕はこんな大切なことに気が付かなかったんだろう。 そうして僕は山岳医となったわけです。 なんだか辛気臭い話をしてしまいましたね。ああ、はは。気にしないで。 皆さんのザイルとして、医者として全力でサポートさせて頂くので、よろしくお願いしますね。 ──────────────────── ……というのは本人の談 以下カエラズノケンHO１のネタバレ ──────────────────── 暁築 霜介（あかつき そうすけ）は医者の家系の二男として生まれる。 敷かれたレールの上を歩む人生の傍ら、趣味として登山をしていた。 ある時遭難の上滑落し頭部（顔）に大きな怪我を負い、死にかける。 その際に命を救って貰ったのが穂高梓である。 その後彼女と実際にやりとりをしたのは年に１、２度かのメールや、お礼の贈り物をさせてもらったり、たまに同じチームで登山をしたほど。 穂高梓が暁築のことをどれだけ覚えているか、親交があったのかを認識しているかは定かではない。 重要ではない。気にかけられない、という事が重要なのだ。 友達でも家族でも幼馴染でもなければ、ただの人間という同じ枠の中にいられただけの共通点だ。 彼女と出会えた山は好きだ 彼女が好きな山が好きだ 彼女を崇拝している 彼女のようになりたい 彼女に助けられた命なのだから、彼女のように在らねばならない 彼女は死んでしまったのだろう その死を以って、文字通りの手の届かないところへ行ってしまったんだろう せめてその遺体だけは、彼女の愛するだろう家族、家へ、山の近くへ帰してあげたい 暁築にとっては自分と彼女以外の人間は、自分を医者として確立するためだけの存在である。 自分が名医であるためのもの、自分が彼女のようになるためのもの。 そのため、患者に嫌われようがどう思われようが接する態度が変わることはない。 過去の自分と同じような無謀な登山をする者に対しては辛辣に当たることもあるが、これは自分の汚点を見せつけられているようで許せなくなってしまうためだ。 ひとまず、暁築が医者である限りはその役割を全うし、あなたたちを助けるだろう。 ──────────────────── 「山で死んじゃダメですよ。……山は素敵なところなんですからね」 ……まだ気持ちの整理がついていないのかもしれない。 素直になれないだけかもしれない。 それでも、医者として生きていく限り、この言葉をかけていく。 「貴方が助かったのは、貴方が諦めなかったからですよ。……よくがんばりましたね」

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