タグ： 一色 カリヤ

家族について、まだ父親が生きていた頃は幸せだった記憶もあるが 父の死後、母が病んでからは仄暗い記憶しかない。 母は男がいないと生きていけない質で、家には常に知らない男がいた。 発育の良かったカリヤは性の対象とされ、家に安息はなく 縋るように母に告げた所、母からの暴力が始まった。 それは苛烈で幾度となく死を感じた事もある。 カリヤの悲鳴で幾度となく相談員が来たが、母に追い返され 暫く母からの暴力、男からの下卑た視線に肉体的、精神的な限界を迎えていた頃 母に顔に傷をつけられた事により、孤児院の一時保護が決まった。 弱者を無意味に虐げる者を心から嫌悪している。殺意を抱くほどに。 HO１に対して、崇拝、親愛などの執着心がありかなり過保護 無理をしている事はわかっているが、根本的な解決が出来ない事に歯がゆさを感じている。 崇高な力でこの世の膿を取り除いてほしい半面、一人のひととして自分のそばに居てほしいという独占欲を抱いている。 真面目でハキハキした性格 信者として相談者の前では清廉な素振りをしているが、普段は割とぶっきらぼうな口調をしている。 HO1の負担を減らす為に相談者の半分を請け負っている その際に行う”行為”に対する罪悪感はあまりない。 罪悪感はないが、「生物を殺める」という行為を行っている以上いつかその責が自分に降りかかるとも漠然と感じている。 それでも構わないと思うほど、自分を救い寄り添ってくれているHO１をあいしている。

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