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〇人物 勤続年数:10年 職務態度:穏健派であり、拷問に当るようなことは上から指示されたとしても渋るだろう。自主的に行うことはまずない。 一人称:私　二人称:君 温厚で年上気質といった印象を受ける人物。仕事はしっかり行うが、自主的に囚人を痛めつけることはまずないだろう。 島に来るまでは病弱な母と弟と共に暮らしていた。そのため家族構成は母、連理、弟。弟とは歳が近く、今までは連理が主に母の面倒を見ていたのだが如何せん出ていく金はあるのに入ってくる金が少ないため、自身が働くことで家系の足しにしようと思ったのだ。幸いにも看守という仕事は高給で、自身は寒さにも強かったことから適職だったのではないかと感じている。 穏健派の立場をとる理由としては、自身にとって囚人とは罪を償わせる相手、というよりも話し相手であったり世話を焼く相手であるからだ。母の世話を長年焼いてきた身としては、凍てつく寒さの最深部というだけで辛いことは容易に想像がつくためせめてそれを和らげるように力になりたいと思っている。また、全ての人物が罪を犯した訳では無く地上に置いておくことで手に負えなかったから連れてこられた場合もあることを理解しており、尚のこと邪険に扱うべきではないと思っている。 「こんなとこまできて、君も災難だな。ここは寒いだろう？ほら、スープを一杯飲むと良い」 「寂しくは無いさ。ここに収容されるようなやつは以外にもそれなりに居る。きっと寂しいのは彼らの方なんじゃないのかね」 「君を見ていると……うん、なんだか弟を思い出すな」

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