タグ： ホルマリン漬けの心臓 多眼のO

誰かの特別になりたかった。 得意なことがなかった。勉強も特別できるわけではない。足も少し早いけど一番じゃないし。いっそのこと全くできない方が気に留めてもらえたのかもしれない。 特別になりたかった。オリンピック選手とかノーベル賞とかそういう特別な称号をとってみたかった。でも俺は一般人で、漫画の中のモブだ。なんて残酷な世界なのだろう。何もできないのに生きてゆけ、なんて。 俺は母子家庭だった。母は優しく、俺を愛してくれた。「私の大切な雅之」とよく言ってくれた。母も俺と同じなのだ。特別になることで生きる意味を見出していたのだ。 俺が高校を卒業する時、母は再婚した。知らない男といる母は幸せそうだった。そうか俺は母の特別ではなかったんだ。 家を出た。合格していた大学も蹴って、知り合いの探偵の家に転がり込んだ。母と一緒にはいられなかった。裏切られたと思ってしまった自分がひどく醜く思えた。 きっと俺はずっとずっとモブのままなんだろうな。 彼の行動指針は特別になること。人にやさしく接し、物腰は穏やか。自分に自信はなく、よく自分を卑下する。 なろう系とか好きなので漫画いっぱい持ってる。なろう系主人公になれなかった一般人モブです！ →だけど結局自分が大事！！！ 特徴表より 動物に好かれる　大抵の動物に好かれる シナリオでフレーバー程度に警察からの信頼度を決めたところ96ファンしました（大きいほど信頼がある）のでかなり警察からの信頼はあります。

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