タグ： 刹夏

一人称は僕。夏が好きだという別人格をなっちゃんと呼ぶ。 雪丸家に常備されているジュースは、カルピスとなっちゃんオレンジ。 冬っぽい苗字と名前だが、スキーもスケートも苦手。そもそも運動が苦手。水泳は、なっちゃん(別人格)に息継ぎのコツを教えてもらってできるようになった。 小学校のころは運動ができないせいで弄られポジションにおり、学校があまり好きではなかった。 高校ではクラスの目立たないグループにいて、穏やかに過ごしている。孤独を貫いて教室に一人でいられるほど強くない。同じグループにいる人は、みんな何かしらのオタク。冬彦は天体(好きなこと)について、他の人も好きなことについてもそもそ語り、そこそこ耳を傾け合っている。それなりの青春ライフ。 思春期真っ盛りで、女の子と喋ろうとするとどもってしまう。なっちゃんは物心がついたときからずっと一緒にいた唯一無二の存在だが、自分から分裂して目の前に現れたら、やっぱり女の子として意識してしまいそう。自分と同じ見た目であってもなくても。なにせ思春期真っ盛りだから。 ７月７日生まれ。七夕。 職業ポイント＋10はその他で加算。 〈隠れる〉ギャルや陽キャの前で存在感を薄くする。 〈図書館〉宇宙についての本が好き。SFも。 〈目星〉お年玉で買った天体望遠鏡があり、天体観測が趣味。 〈水泳〉平泳ぎとクロールは特訓した。なっちゃん得意の背泳ぎも教わった。 〈ナビゲート〉流星群が見られる日は、いい観測スポットへ出かける。 〈オカルト〉宇宙人をちょっとだけ信じている。 〈コンピューター〉今どきの高校生なのでそれなりに扱える。 〈天文学〉将来の夢は天文台の研究者。 ※以下、秘匿HO情報が若干混じった独白。 　◇ 　小学校の頃の親友は、夏に転校してしまった。せっかく泳ぐ練習をしたのに、一緒にプールに行けなかった。 　大好きだったおばあちゃんは、中学３年の夏に熱中症で死んでしまった。葬儀の日もうだるような暑さで、熱気の残る焼骨を拾いながら、暑かったろうにと痛ましかった。 　悲しい出来事が偶然重なっているだけかもしれないが、夏になると大事な人がいなくなる気がして、少し怖い。 　そもそも、夏にいいことなんてない。汗をかくと髪がうねるし、星は冬ほど綺麗に見えないし、２泊３日も虫だらけの場所で寝泊まりしなきゃいけない林間学校もあるし、夏は嫌いだ。 　でも、なっちゃんといられる夏なら、好きになれそうな気がする。夏が好きなこの子のために、僕も同じように夏を好きになりたい気持ちはある。 　僕から分裂したなっちゃんとは、いつまで一緒にいられるのだろう。目の前にいるなっちゃんが消えたら、僕の中からもいなくなってしまうのではないだろうか。やっぱり、少し怖い。いなくならないでほしい。 ※以下「刹夏」のネタバレあり。 【成長判定】 ・ファンブル３つ分あったが、全部成長判定で成功したので、何も得ず！ ・初期SAN値55→生還で３回復→44に。 ・✦後遺症(AF)✦「二重人格」あなたたちは同じ体を共有する二重人格だ。精神的ロストを迎えたとしてももう片方がロストすることは無い。しかし、肉体的ロストを迎えた場合即座に両方がロストする。また、HO2 の能力値は INT,POW を除いた全てが HO1 と同値になる。 　

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