タグ： 忘れじの理想郷 さなだ

[性格]他の人とは違う体格にコンプレックスを抱きがち。集団の輪から外れないよう自分を殺して他人に合わせようとしたり道化になろうとする時がある。 [信念] [特徴]182cmの高身長。スラっとと言うよりはヒョロっとした印象を受ける。小学生の頃から他の子供より抜きん出て高身長だった為、苗字の『巳』に絡めて『ヘビ絵』とあだ名がついていた。 羊田との思い出 羊田はクラスで浮いている女の子だった。孤立していると言うよりは、誰も彼も羊田に近寄り難かったのだと思う。私は、羊田という人間が羨ましかった。彼女のようになれたらといつも思っていた。彼女のように何にも捕らわれず自由に振る舞うことが出来たならばと、何度夢想したことか。私は、孤立することが恐ろしかった。望まない自分を演じる事で、私は級友たちに存在を許されていたのだ。級友たちが望まない私は、この世には存在してはいけないもののように扱われてしまう。小学四年生だった私にはそれが何よりの恐怖だったのだ。級友たちは、私を『ヘビ絵』と呼んでいた。蛇のようにヒョロヒョロと背ばかり大きくて、お誂え向きのような名も災いした。級友たちに悪気はなく、そのあだ名があるからこそ私に対して親しみを感じたと言う者もいた。

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