タグ： 梅の花(秘匿)

「アタシはただ、皆に幸せになって欲しいだけよ」 ▽ ➤技能値 ✽職業技能 《宗教家(2010)》より取得 〈オカルト〉／〈聞き耳〉／〈経理〉／〈心理学〉／〈説得〉／〈図書館〉／〈歴史〉／〈信用〉 ✽興味技能 〈回避〉／〈目星〉／〈製作(料理)〉／〈芸術(演技)〉 取得理由は以下の通り 面倒事が嫌いなので逃げたいが、そもそも逃げると言う行為自体も面倒なのでやや低めの〈回避〉。 信者達の事をよく見る為に、色々目を向けているので身に付いている〈目星〉。 まだ教祖になる前に、HO信者や真菰の為に作った事があるかもしれない〈製作(料理)〉。 自分の弱い所を見せたくない、見られたくないので取り繕う為の〈芸術(演技)〉。 ▽ ➤経歴 決して良い家庭の産まれではない。 母親も父親も若くして彼女を産んだのだが、名前を付けるだけ付けた後は、世話の大変さからか早々に興味を無くされてしまい、ろくにお世話される事はなかった。 食事もろくに与えられない環境下で、何度も死にかける体験をしながらそれでも生きてこられたのは、家の中にあるゴミでも何でも漁って、幼いながらに生きながらえようとしたからだろう。 「神様が居るなら、この境遇から助けてよ」 と、居るかどうかも分からない神に何度も願い、縋りついた。 好転しない日々に、心の中で神へ悪態を吐いた日もあるかもしれない。 それでも、死にそうになる度、心が折れてどうにかなってしまいそうになる度、彼女は神に祈り続けた。 祈る事で、縋る事で、何時か救われると信じていたのだから。 そんなある日の事、出掛けたはずの両親は帰らぬ人となった。 後で警察から聞いた話によると、通り魔事件に巻き込まれてしまい、搬送先の病院で息を引き取ったらしい。 犯人と両親に面識はなく、犯人が『誰でも良かった』と供述している事から、本当にただ不運にも巻き込まれてしまっただけの様だ。 そんな話をぼんやり聞いていたが、正直なところよく覚えていない。 瀕死の状態で室内から発見され、あれよあれよと言う間に保護、栄養失調が改善するまでは病院でぼんやり過ごしていたのだから。 その後、何とか栄養失調も回復し、身寄りの無かった彼女は孤児院に引き取られる事になる。 孤児院での生活は毎日が幸せで、真菰やHO2と出会えた事で直ぐに馴染む事が出来た。 ここでの生活が楽しくて、皆が優しくしてくれるこの空間を手放したくないとすら思った、思ってしまった。 HO2も自分と同じ境遇で生まれ育ち、一時的な保護が明けてしまえばまたHO2はあの地獄みたいな家に帰ってしまう。 そんな家に戻ってしまえば、今度こそHO2は命を落としてしまうのでは？とさえ考えてしまった。 それは嫌だった、HO2はとても大切な友達で、家族だったから。 だからHO2に提案した、「僕を助けてくれた神様に一緒に祈ろう」と。 彼女はHO2と一緒に祈った、自分を助けてくれた神様に祈って、また縋った。 その翌日、HO2の両親は行方不明になったらしい。 それが切っ掛けとなったのか、何時しか孤児院の子供達の間でちょっとした噂になってしまったらしい。 孤児院の子供達の事は大事だったので、悩み相談を聞きつつHO2の時と同じ様に神に祈り、子供達の悩みを解決に導いた。 彼女が成長するにつれてその噂は孤児院の外にまで広がっていき、少し困惑したのはここだけの話。 彼女の祈りは他人を救う。 然し、それと同時に［見知らぬ誰か］を消した。 原理は不明、神様の存在だっていまいち信じきれていない部分も多い。 最初は単なる偶然だと思っていた、でも悩み相談を受けて丁度10回目のお祈りの時、それが偶然ではなく必然だった事に気付いた。 更に、外部の人間とも一緒に祈っていた事もあり、それが噂を更に広げ、あれよあれよという間に信者も増えてしまい、気付けば［拝掌教］の教祖に担ぎ上げられていた。 「嗚呼、もう。後戻りなんて出来やしない」 もう後戻りなんて出来ない所まで来てしまった。 それでも、救いを求めてやって来る人間は日々増えていく。 彼女が救った信者達は、何時か地上に楽園を齎すと信じているらしい。 何より、彼女自身も周りに築かれたコミュニティを、家族を大事にしたいと思っている。 「ここはね、僕の大切な楽園なんだ。誰も失いたくない、誰も傷付けさせやしない。それが、教祖である僕の役目だから」 ▽ ➤人物像 教祖として信者の前に立つ時はとてもテンション高く振る舞い、喋り方はさっぱりした女口調。 見た目が中性的な事もあって、性別が迷子になる事も多いが彼女は特に気にしておらず、性別を聞かれたとしても「何方でも良いじゃない、アタシはアタシなんだから」としか答えない。 どう思われていようが気にしていないが、美しく見られるように、教祖としての立ち居振る舞いはきちんと意識しているらしく、所作は美しく綺麗に心掛けている。 悩める人の話を聞き、それに合ったアドバイスをしたり、時に救済したりと、教祖としての仕事はきちんとこなしている様子。 但し、教祖としてではなく［雲乃井 都々］個人として振る舞う時は、全然別人になる。 割と我儘放題で、常にやる気はない怠惰な自堕落人間。 それでいて自分の顔の良さは自覚しているので、顔の良さを使ってHO2や真菰に我儘を言っている事も多い。 他の信者に対してこの様な振る舞いはしないものの、真菰やHO2とは付き合いが長い事もあって素の自分を晒しても良いと考えているのか、この様な振る舞いをしがち。 家庭環境が最悪だった所為か、実際結構貧弱でか弱い人間なのだが、その様に扱われると子供の様に拗ねてしまう。 身体ばかりが成長して大きく育っているものの、心はまだ育ちきっていないのか、子供らしい印象が目立つかもしれない。 「は？五月蝿い、馬鹿。僕が美しいのは当たり前、さっさと僕の代わりに動いて」 ◇ 余談ではあるが、彼女は決して強い人間では無い。 本当は誰よりも愛されたくて、他人に必要とされたくて、認められたいだけの、図体ばかり大きくなってしまった子供である。 教祖としての立ち居振る舞いも、彼女個人としての立ち居振る舞いも、表に見せる彼女の顔の多くは〝演じている〟節があるらしい。 ある時は溌剌としながらも他者に寄り添い全てを包み込む皆の理想である教祖を演じ、ある時は自堕落で何をするにしても他者を使い我儘放題言って周りを振り回す面倒臭い女を演じる、役者の様な人物。 本当は誰よりも甘えたがりで、親の愛を受けたかったと心から思っている愛に飢えている子供である。 そんな愛に飢えた子供の様な姿はHO2や真菰にも見せた事はなく、表に出す事はない。 「僕だって、誰かに愛されたかっただけなんだ」 ▽ ➤パーソナルデータ 名前￤雲乃井 都々( くものい とと ) 名前の由来￤蜘蛛の糸を文字った。地獄(現世)からの救済の糸口になれば良いな、と言う意味を込めて。 性別￤不詳( 生物学上は女 ) 年齢￤25歳 身長／体重￤188cm／平均よりも軽い 誕生日￤7月24日 誕生花￤百合( 純粋 )／芍薬( 威厳 )／睡蓮( 信仰 ) 家族構成￤父、母、自分( 現在は天涯孤独 ) 家族についての余談￤元々父親の実家が裕福だったので、両親がお金で困っていた思い出は無い。若くして両親は結婚した為、父親の実家が与えた広い家で二人きりの生活を楽しんでいたらしい。そこでの生活の中で都々が誕生。然し、度重なる夜泣きや育児の大変さに負けた両親は早々に育児放棄。家の中にあるゴミ箱等を置いた部屋にずっと依都は閉じ込められていたらしい。その部屋に日々捨てられる両親の残飯や生ゴミを漁りながら、何とか生きながらえていたところ、両親が通り魔に殺害され、家宅捜査に来た警察によって保護された。 好きな食べ物￤果物のゼリー、コーンスープ、甘い物全般( 特にお菓子類 )、ココア、マシュマロ 嫌いな食べ物￤固形物( 固いものは特に嫌い )、野菜全般、キノコ全般、苦い物、辛い物、匂いの強いもの 好きな物￤熱帯魚 嫌いな物￤虫全般 好きな事￤昼寝、日向ぼっこ、甘やかされる事 嫌いな事￤強制される事 性格￤教祖としては快活なオネェさん、私生活は自堕落ナルシスト。HO2や真菰に対しての口癖は「僕の顔、綺麗なんだけど」。演者根性が染み付いているので人前では常に演技をしているが、本当は甘え下手の甘えたがりな子供。但し、子供っぽいのは理解しているので表立って甘やかされるとツンとした態度をとったりする。 教祖としての一人称￤アタシ 教祖としての二人称￤アナタ、アンタ、名前+さん 個人としての一人称￤僕 個人としての二人称￤君、お前、名前呼び捨て イメージカラー￤クロッカス カラーコード￤# A5A0CF ▽ ➤台詞サンプル 「アタシ達拝掌教は、アナタを歓迎するわ。どうぞ悩みを話して頂戴、アタシが力になるわ」 「──他者に虐げられたアナタが、どうか救われます様に」 「大丈夫、このアタシに任せておきなさい。アタシはアンタの味方よ」 ◇ 「……何？僕、今忙しいんだけど」 「えぇ…？嫌だよ面倒くさい…。それは君の仕事だろう？美しい僕がやる仕事じゃない」 「もう今更、後戻りなんて出来るものか。僕はもう、後戻り出来ないところまで来てるんだから」 ▽ ➤イメージソング ※通過前のため、通過中･通過後で変更の可能性有り アイドル／YOASOBI 美しい彗星／YOASOBI 夢遊病者は此岸にて／キタニタツヤ セカイ再信仰特区／ろくろ ビターチョコデコレーション／syudou アダルトチルドレン／カンザキイオリ

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